バレットのレビュー・感想・評価
全30件中、21~30件目を表示
安心安全のスタローン作品。
良かった。
何処かで聞いたような話。
かつてテレ東の午後ローでやっていたと言われたら、そんな気がする粗筋。
でも、シルベスター・スタローン主演で十分成立しています。
スタローン単独の力を改めて実感した作品でした。
脇を固める役者も堅実。
話の構成も冒頭の或るシーンを大事にしていて好感が持てました。
歴史に残る名作!!
…という訳ではないですが期待していたモノが期待通りに出てきます。
そういう意味では非常に信頼が置ける作品でした。
オススメです。
ずっと携帯いじってる奴とは友情育めねぇぜ!
ウォルター・ヒル久々の監督作で、得意のバディ・ムービーという事で期待したのだが、結論から言うと面白かったけど、スタローンが1匹狼のままでも問題無い作品でした。
「48時間」での刑事と囚人、「レッドブル」でのソ連の刑事とアメリカの刑事、両作とも最初は全く噛み合わないコンビが、いがみ合いながらも徐々にお互いを認めて、最後には友情を育むという熱さがあったんだけど、本作においては殺し屋と刑事のコンビが、噛み合ってんだか、合ってないんだか、最後まで煮え切らない関係でした。
2人のやり取りで唯一笑えたのはボノモの「でかしたぞオッドジョブ!」のセリフ。
オッドジョブとは「007 ゴールドフィンガー」に出てきた謎の東洋人殺し屋です。
そのセリフの前に、日本人と韓国人の区別がつかないセリフを吐いてたので、東洋人はどこの国の人間か区別がつかないようなネタをどんどん放り込んで、クォンがツッコミを入れるパターンを作れば、バディ・ムービーとしてもっと面白くなったかも。
法律クソくらえの殺し屋と携帯依存世代の真面目刑事というギャップが作品に活かされず、最後まで2人の関係がクールなまま終わってしまったのが残念でした。
片方が終始携帯いじってたら、友情も育めないわな(笑)
何かなあ…。
スタローン作品は割と好きで、あまり、外れがないと思ってたんだけどなあ。やはり、彼の作品の良さは、全て感情の迸りでは無かろうか。その彼が、感情の無い殺し屋役やったら、一番苦手なものに手を出したって感じでしょうか。ストーリーは割と良かったし、(描写はグロかったが)アクション、脇を固めるキャストも良かっただけに、スタローンが全てぶち壊した感が、ある。無理せずに愛嬌のある正義漢をヤレば良かったのに。なんか最後まで違和感を感じた作品でした。
「48時間」の逆バターンだね・・・
久々のウォルター・ヒルの作品なので期待して観たが、出来はいまいち。原作はフランスのグラフィック・ノベルだそうだが、自身の作品の練り直しぽかった。しかし、バディ・ムービーの傑作といってもいい「48時間」に比べると、かなり落ちる。ニック・ノルティに対して、シルベスター・スタローンはいいとして、サン・カンとエディ・マーフィを比べるとかなり差がある。エディ・マーフィの出世作だが、型破りで破天荒な彼の魅力が爆発していた。それに比べ、スマホおたくのまじめなデカじゃおもしろくないよ。スライは入れ墨入れて、老体に鞭打ってがんばってたけとね。残念でした。
古臭い、男臭い、まだやれる。
ついこないだ公開されていたシュワちゃんのラスト~を
楽しめた人々は、こっちも楽しめたんじゃないかしら^^;
と思えるほど、いい感じの肉弾戦。なんか懐かしかった~。
そうか、監督がW・ヒルだったか。やたら男臭いワケだわ。
御歳67歳であの裸^^;
いや~まぁどっかで作り込んだにせよ、素晴らしい肉体美。
最近じゃ、ジイさん引き連れた集団映画がメインだったから、
もう独りでこういうのはムリなのかしら?と思っていたけど
ゼンゼンそんなことなかったみたい。さすが負けてないわね。
シュワちゃんは知事でブランク長かったし、
ある意味枯れ具合を存分に出しつつ、まだ死にませんよ~!
というアピールを全面に出していたけど、
スタローンの場合、別に枯れてないし(絶対本人そう思ってる)
ずっとこの世界だし(だって政界ムリだし)、映画も作ってるし~
という本人の自負が、監督のやりまっせ!精神と相まって、
なかなか面白い(十分観るに耐える)作品を作ったなぁと思う。
いい意味で、裏切ってない。
しかし相棒は誰なのかと思ったら、あらまぁワイルド・スピード!
私この人(サン・カン)ってワイスピでしか、観たことがない^^;
もんだから、あ!ハンじゃないの!って車に目が行っちゃった。
さすがに高校生には見えなかったけど^^;刑事役ならいいかも。
米国出身だから英語も流暢だし、演技もけっこう巧い方なので、
悪くはなかったかな。決して肉体派ではないから、そっち方面の
肉弾戦は、悪役のJ・モモア選手にお任せすればいいんだしね。
それから懐かしいところでは、C・スレイターが!太った??
今まで何やってたんだろ(服役期間を除いて)と思っていたけど、
けっこう未公開作品などには出ていたご様子。久々に観られたv
内容も古いけど、出てくる人間まで古いとなんか嬉しくなっちゃう。
凝った脚本じゃないところも(ゴメンね)分かり易くていい感じ。
70年代後半~80年代って、こういう単調なのが多かったもんねぇ。
あ、誉めてます!
男臭さと対称に、女臭いところもきちんと描かれていて、
娘役のS・シャヒもなかなか良かった(この人、柔道黒帯だって!)
おそらくこの娘が人質になるんだろうし、
そしたらボノモがもちろん助けに向かうんだろうし、
ついでにテイラーもしっかり現場にいるだろうし、
もうこうなったら最後は…って、ボノモとキーガンの一騎打ち!を
誰もが期待するところなんですが…^^;
あー!撃っちゃったよ。オイ…。
(あとでブツブツ、ボノモが文句を言うのが面白い)
どこにも意外性がない(組織の黒幕とかだいたい見当つくし)から
本当にゆったり構えてアクションを楽しめるし、
そうはいってもなかなか男気溢れる台詞回しも聞けちゃうし、
私的に一番ウケたのは、逮捕歴26回、有罪2回を誇る、ボノモの
証拠写真、スタローンの(よく見た)過去の素材のオンパレード!
あーロッキーの頃だ、こっちはランボーだな、…と楽しめる。
昔の写真の方が、いまよりダブダブしている感じよね(若いけど)
台詞回しは相変らずボソボソ、でもそこがスタローンらしい!!
変わってないな…頑張ってるな…監督共々、何よりそこが嬉しい。
(まだまだ枯れるワケないわね。この男っぷり。イタリアの種馬さ)
奇跡の作品
睡眠不足で見たせいで、ウトウトしてしまったのだが、スタローンにしてはピンチと悲しみが足りなかった。コンビの韓国人は永井大に似ていて、なんでも携帯で苦も無く調べるのでとんとん拍子で謎が解けて行って、非常にあっさりしていてもうちょっとじらしてほしかった。ラスボスっぽい黒幕みたいな政治家は簡単に殺されてしまうし、その殺した男は冒頭から出ていて、ラスボスは「こいつかよ!」と思った。もうちょっとハラハラドキドキしたかった。
全体的に見せ場は地味だったのだが、そういうのはもしかしたらリアリズムで描こうという意図だったのかもしれない。40年も殺し屋家業で生きて来て、毎回深刻なピンチに陥っていたら、生きてこられるわけがない。斧でのタイマンも、2回目は死ぬかもしれない。毎回家を爆破していたら破産してしまう。リアリズムだとしたら、これでも充分すぎるほど派手ではないだろうか。お金がもらえたか分からないのに車をフェラーリに買い換えていた。イタリア系だからかな。
2013年にウォルターヒル監督の新作がスタローン主演で見れるなんて奇跡なので、ウトウトした分もう一度見に行ってちゃんと確かめたい。このままガッカリした気分でいるのは嫌だ。
スタローンの娘が彫師で、エクスペンダブルズではミッキーロークが彫師だったけど、スタローンは最近タトゥーが好きなのかな。
(追記)
コンディションを整えて2回目見てきたところ、非常に丁寧に練られたシナリオであることがわかった。でかい傭兵の男がスタローンに敵意を抱く理由なども丁寧に語られていた。しかしコンディションを整えたにも関わらず、前回ほどではないにしてもかなり眠くなってしまった。オレにはこの映画が眠いのかもしれない。
80年代なバイオレントアクションが好きな方なら
シルベスター・スタローン主演、ウォルター・ヒル監督
という古参2人がタッグを組んだハードアクション。
なんかスタローンとウォルター・ヒル監督って
3作品くらいで一緒に仕事してるかと思い込んでたが、
意外や今回が初タッグだそうで。
僕は昭和末期の生まれなのでウォルター・ヒル全盛期を
知らない訳だが、『48時間』の1,2 や『レッドブル』
くらいなら小さい頃に地上波で観た事がある。
かなりバイオレントな上、裸のお姉さんも大勢登場するので
子ども心になんか気まずい感じを覚えつつ観てた気が(笑)。
それでもっての本作の感想な訳だが、
観ながら常に考えていたのは『うっわー、
いかにも80'sって感じだなあ』という感想。
ぶっきらぼうで武骨な主人公。
それに振り回される相棒とのやり取り。
爪の先までキレイな人間なんてのも一切登場しない。
正義云々よりも暴力がものを言うという、
なんというかこう、猥雑な感じの世界観。
ストーリー展開も
1. 手掛かりになりそうな悪党を発見
2. 悪党から手掛かりを聞き出す
3. ぶっ殺す
4. 手順1~3を繰り返す
というキューピー3分間クッキング級の簡単レシピ。
アクションのバリエーションが多ければ飽きないが、
基本的には拳での殴り合い、合間にちょっとだけ銃、
という感じでわりかし単調な展開が続く。
シナリオにも映像演出にもトリッキーな部分は無いので、
昨晩寝たのが遅かったせいもあってか、
中盤以降はちょっとウトウトしてしまった。
あと本作、一応はバディアクションのハズなのだが、
スタローンとタッグを組むクォン刑事のキャラが
圧倒的に薄いのが困りもの。
『ケータイばっか使って捜査する、今ドキの青二才』
という位置付けだったのかもしれないが、
青二才キャラをやるには見た目が濃すぎて
フレッシュさが全くない(苦笑)。
気の利いたジョークを飛ばすわけでもないし、
文句は多い割に大した働きも見せないし、
(ぶっちゃけ電話の向こうにいる
オペレーターさんの方が役立ってるぢゃん)
バディアクションの醍醐味である主人公コンビの
チグハグなやりとりやコンビネーション
といった面白さはあんまり無い。
ま、スタローン単独主演だと割り切れば気にならんけど。
けどクライマックスの◯◯ファイトは迫力があったし、
肉弾戦の音もずしりと重い。肉の重みや痛みが
しっかり伝わるアクションだったので、そこは最近多い
軽くてリアリティのないアクション映画よりはグッド!
あと、全編に流れる音楽も個人的には好み。
音楽には疎いのだけど、こういった音楽って
何てジャンルに分類されるのかしら。
単なるロックじゃないしカントリーでもないよね。
他の作品に登場した曲で言うなら『コラテラル』の
『rollin´ crumblin』みたいな感じでクール。
以上!
ウォルター・ヒル+スタローンだったら
こんな映画になるのかなあという予想を
良くも悪くも裏切らない映画。
彼らの過去作のようなノリの映画を
スクリーンで観たい、という方にはオススメかな。
〈2013.6.1鑑賞〉
これは素晴らしい★
スタローンの主演作品という事で、観てきたのだが。
ウォルター・ヒル監督作品というのは、あまり気にせずに観てきたけれど。
これすごくイイし、自分の肌に良く合っている。
ウォルター・ヒル作品(監督or脚本or両方)は、
ストリートファイターと
ストリートオブファイヤーを鑑賞した。
どちらも、大好きな作品で・・。
時間も99分と、アクション映画として、本当に丁度良い長さだなと。
何と言うか、80〜90年代アクション臭さがあり、ストーリー展開
やアクションが自分には程よい。
アクションは派手さは少ないので、そういうのを
期待しているのならば、物足りなさが目立つかも。
この映画は、テイラー刑事の成長が軸にあるように考える。
そして、主演のジミーはその成長をサポートするような役回り。
スタローンは年齢的にこういう役が、似合ってきたような。
ラストスタンドのシュワルツェネッガーもそうだが、
往年のスターが新境地を開拓してそれが上手くいっているのでは。
最初は、ジミーに携帯デカだと小馬鹿にされるのだが・・・
刑事として法律を守るという頑さと頼りなさ、
(なんとなくヘタレに見えてたのだが・・・)
殺る時はちゃんとやれますよ、といったラストの活躍での、
ギャップに、かなりのめり込んだ。
この役者を起用は、成功なのでは。
80〜90年代のアクションが好きならば、必見の一本ではないかと。
全30件中、21~30件目を表示