「漢祭りだぜ、ヴァンダボ~~~~!!!」エクスペンダブルズ2 sigeさんの映画レビュー(感想・評価)
漢祭りだぜ、ヴァンダボ~~~~!!!
まず、本編の前に流れる「ゴーストライダー2」の予告に唖然。
本サイトのニュースにも掲載されていましたが、
サイモン・ウェスト監督の
“次回があるならニコラス・ケイジを・・・”というインタビュー記事を真に受けて
松竹が出演決定!!!みたいな宣伝をしていて
どんだけ悪ノリなんだかと呆れてしまいましたが・・・。
【全体の印象】
監督がサイモン・ウェストに変わり
俄然アクションシーンが一箇所を除き見やすくなりました。
前回は手ブレ感があって見にくいという感想があったようですが、
やはりアクション職人監督がやると安定感が出ますね。
ジェイソン・ステイサムのナイフ使いなんて
早業なんですが見やすいし、鮮やかに決まってました。
前作にある“決死のダイブ→死の飛行”のような
後々まで引きずる“これぞ”というシーンはありませんでしたが、
アクション映画としては文句なしでしょう。
【良かった点】
タイトルまでのアクションシークエンスは
“漢(中坊)”どもの悪ノリで楽しんでいる感が出ていて
思わずこちらもニンマリ。
前作でも思わぬ活躍ぶりだったドルフ・ラングレンが
今回もおいしい役回りです。
スタローンが本当にラングレンのことが好きなんだなというのが感じられます。
今回からの参戦組、チャック・ノリス!!!!!
これは、素晴らしい。
登場シーンがとにかく素晴らしい。
タランティーノが“ニンマリ”しそうなシーンと言えるでしょう。
また、前作のジェット・リーに続き、
しびれる撮り方してます。
今回の売りとなっている、おいしい台詞の数々。
見に行く直前にPodcastで
ウィークエンドSッフルの「人を殺して捨てゼリフ特集」を
聞いていったせいか、スタローンが80年代調の名言を吐きます。
そして、シュワ&ウィリスの漫才。
大爆笑です。笑いが止まりませんでした。
【良くなかった点】
ジェット・リーの活躍が少なかったこと。
最初に超絶アクションを繰り広げていて、
正直ここまでやるか?と開いた口がふさがらなかったのに・・・。
やはり、ヴァン・ダム。
もっと、もっと、もっとヴァンダミングアクション、見たかったです!!!
少々、悪役慣れしていないのか印象が薄い・・・。
でも、むやみやたらに意味もなく回し蹴りしてるの好きです★
【その他】
プルトニウムをあれ程ぞんざいに扱っている映画は見たことがない。
被災国民として、なかなかフラットに映画を見れなくなってしまいましたが
(「ダークナイト・ライジング」もそう)、
これはある意味、笑えるでしょう。