「切なくておもろくて泣けた」黄金を抱いて翔べ イチゴバンビさんの映画レビュー(感想・評価)
切なくておもろくて泣けた
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イケメンキャストを目当てに観に行ったのが申し訳なくなるくらい、俳優陣の意気込みを感じた作品だった。
暴力シーンが結構あったが、6人の男達の行き場のない気持ち、憤り、絶望感、それでいて もてあましている内に秘めたパワーを表現するには必要なシーンだと思った。
どうみても、かないそうにない相手にやられても血みどろになりながらもやり返すシーンにそれを感じて、後半の計画実行のシーンのころには、この作戦を成功させてあげたいという気持ちになっていた。
ボロボロになりながらも黄金へと向かう幸田(妻夫木)の姿にはせつなくなり涙がとまらなかった。
後半はかなり緊迫したシーンもおおいが、舞台は大阪。
余計なおせっかいをやく大阪のおばちゃん、べたなギャグをいう端役や主役達。
「こんな場面でそれかいな?」とつい吹き出してしまうシーンや台詞に救われもした。
キャスティングは皆はまり役だったと思う。
幸田(妻夫木)北川(浅野)野田(桐谷)はさすがの存在感。
爽やか系イケメンのイメージが強かった溝端(春樹)チャンミン(モモ)には良い意味での意外性を感じた。
よくをいえば原作をよんでいないと彼らの背景にあるものがわかりづらい部分があったのが少し残念だった。
試写会は女性ばかりだったので男性の感想をききたいと思った。
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