ビトレイヤーのレビュー・感想・評価
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敵の敵は味方
邦題のビトレイヤー(Betrayer)は裏切り者とか売国奴のこと、ネタバレですね、原題はWelcome to the Punch、パンチは波止場の武器輸入のコンテナがある場所で事件の発端であり終結場所。
なんでロンドン警察の銃武装が事件の鍵なのかと思ったら、なんと平時は警官は銃を所持しない伝統だそうだ、銃規制の厳しい日本でも警官は携帯しているから摩訶不思議な気もする。
敵の敵は味方の故事のごとく巨悪を前に熱血刑事とクールな悪党が手を組むと言う奇抜なプロットだが陰謀ものは見飽きているので見どころは登場人物のキャラクターでしょう、ロートル達がいい味出していましたね。もっとも大物マーク・ストロングと殺し屋ジョニー・ハリスが似たような風貌なので序盤は紛らわしかった。
事件の繋がりが分かり難いがアクションと展開はテンポよく余計な色事も挟まないので見ていて飽きはしなかった、リドリー・スコットさんが絡んでいるからか、よくあるB級刑事ものとは出来が違いますね。
ジェームズ・マカヴォイの演技は現実味あって親近感的な感情が湧く 本当に現実でありそうな世界を作り出す
マカヴォイがずっと追ってきた相手マーク・ストロングと手を組むところは相棒感あってドキドキした
またキャストが私得で良かった
単なるアクション映画でなかった
視聴:1回目
推薦:意外と頭使う台詞回しがあるのでぼーっと見ないように
感想:リドリー・スコットが制作に入ってて
役者もそこそこ知名度ありですが、この映画自身知りませんでした。あまり期待せずに見始めましたが、いい拾い物だったと思います。銃へのこだわりが伝わりますし、登場人物少なめでストーリーはこじんまりしてるがシリアスに展開される言葉選びはなかなかでした。一番良かったのはばあちゃん囲むシーンでしたね。ラストは不満に思ってる人多いですが、私はそんなに気になりませんでした。
見せ方次第では秀作になり得た凡作
冒頭、大物犯罪者のスターンウッドが一仕事終え、近未来を思わせるひと気のないロンドンの街を逃走するシーンはスタイリッシュでゾクゾクする。
この作品、冒頭はこれから何が起きるのかワクワクする展開なのだが、徐々にペースダウンでしりすぼみ。
終わってみれば、どうにも物足りなさが残る。この物足りなさはどこから来るのかを考えてみる。
まず、大物犯罪者スターンウッドにマーク・ストロング、それを追う熱血刑事マックスにジェイムズ・マカヴォイというキャスティングには文句なし。スターンウッドの仲間ロイにピーター・ミュランというキャスティングも渋い。
明らかになった真相が想定内だったとしても、真相が明らかになる過程の見せ方によってはもっと空恐ろしさ、リアリティを感じせることが出来たんじゃないだろうか?
それには、まずイギリスでは、刑事は通常銃を携帯することが出来ないという社会背景をきちんと見せる(説明する)必要がある。
結局これが事件の黒幕の動機だったのだから。スターンウッドとマックスの因縁についてはもうちょっと描写があってもよかったかもしれない。
宿敵であると同時に命の恩人であるスターンウッドとマックスの対立の構図は悪くなかっただけに秀作になり損ねた惜しい凡作だった。
マーク・ストロング、いいですね〜。
裏切り者だらけ
ジェームズ・マカボイのアクションが観たかったのでTSUTAYAで借りてきました。
ストーリーはよくある陰謀ものなんですが、これがまたややこしい…。
自分の理解力が乏しいせいもあるんでしょうが、いまいち理解するのに苦しみました。
予想していたよりも銃撃戦のシーンが渋くてかっこよかったですね。『ベルリンファイル』と同じで、銃好きの人なら興奮するような銃撃戦になってました。
またヒゲ生えたジェームズ・マカボイが素敵でした。
『ウォンテッド』の頃は結構若々しかったのですが、本作では渋さがましてスゴく良かったです。
総評すると3.0
まぁ悪くない作品です
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