「容疑者Xの過去」捜査官X 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
容疑者Xの過去
中国の山奥の小さな村。両替商に手配中の凶悪犯二人が押し入り、製紙工場勤めのリュウが正当防衛の末、二人を死に至らしめる。しかし、捜査にやって来たシュウは、平凡な男の筈のリュウが何故撃退出来たか疑問を抱く。調査を進めていく内、リュウの知られざる過去が明らかになる…。
ピーター・チャン監督、ドニー・イェン&金城武共演のミステリー・アクション。
前半はミステリームード。
人里離れた山奥の村で起きた殺人事件…なんて、横溝正史好きの自分にとっては堪らない。
金城武のユーモラスな捜査官ぶりもなかなか。事件現場の検証はダウニーJr版「シャーロック・ホームズ」風。
平凡な男の知られざる過去…は、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を思わせる。
後半はミステリームードから一転、アクションに。
ドニー・イェンが配されてる時点で、彼の素性も何となく察してしまうが、現代最高のカンフースターである彼の本領発揮。
前半のおどおどした表情から、キレのあるアクションを見せてくれる。
追ってきた刺客との生身の屋根上アクションは必見!
また、リュウとある関係にある敵のボスに扮するは、往年のカンフースター、ジミー・ウォング!
新旧カンフースターのバトルは見逃し厳禁!
邦題には違和感あるし、ミステリーなのかアクションなのか強引な部分もあるが、ドラマとして見てもそう悪くない。
罪や過去を背負った男。
が、忘れ去りたい過去が再び現れる。
平穏な生活を望む事は不可能なのか。
最後の妻の言葉に救われる。
近大さん、こんばんは。
レビューがありましたので多分、私の
レビューも見ていただいたのではないかと
思いコメントさせていただきます。
相変わらずの素晴らしいレビューですね。
近大さんのレビューの後はなかなか難しい。
でもなかなかいい作品でしたよね。
リアルなカンフーアクションが感じられて
大興奮、良かったです。
でもカンフー、ミステリー、家族愛と
ちょっとテーマが多すぎましたかね。
邦題は相変わらず怒りモードです。