「おいでよ へんたいの館」私が、生きる肌 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
おいでよ へんたいの館
観賞前から倒錯寄りの映画という情報は入ってました。
「亡き妻の再現をする為にどっかから他人さらって来て皮膚移植施す」って筋書き時点でマッドサイエンティスト臭漂ってる訳ですから、倒錯には倒錯なんでしょうけども。
なんでしょうけども。
中盤ですね。
いやいやいやいやちょっとちょっとちょっとちょっと、何でそうなりますか?何でそういう発想に?おかしいでしょ?
という、驚愕の事実を出してくる訳なんですけども、それがねぇ、こっからスタートしたのが何でそっちに着地するんですか?というマッド振り。
一見マトモに見えるバンデラス演じる形成外科医が完全に頭イッてるんですよ。常識人なのに頭イッてるからタチが悪い。
他人さらってきてあんな仕打ちして妻の似姿に仕上げ、挙句、彼女から愛して貰えると何で思ったんだろうか。何で思えたんだろうか。
その理由も、頭がイッてるからでしょうねぇ。
そしてあのラスト。そこで幕引きますか。うわー残酷だなあ。
と、まあそういう映画です。
描写的にはそこまでドギツイものは無いんですが、やってることがね、施した手術内容を聞いただけでも眩暈起こしそうでクラクラ来ます。
年齢制限のレイティングもR18+にしなかったのに驚いたくらい。大人でもキツいのに。
「寝てたらあんなことされるかもしれない!」てトラウマ一個植え付けられましたよ。
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