「☆☆☆★★★ 韓流フアンよ、これが日本の『愛の不時着』だ! …と、...」日本沈没(1973) 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ 韓流フアンよ、これが日本の『愛の不時着』だ! …と、...
☆☆☆★★★
韓流フアンよ、これが日本の『愛の不時着』だ!
…と、言い切ったところで。肝心の『愛の不時着』なる噂のドラマは未見。
多分だけど、全然違う中身なのだろうが。そんな事はこちとらお見通しだ〜( ̄^ ̄)
まあ、何ですな〜!後半のグダグダした恋愛描写や。「何回使い回すんだよ!」…と言った、爆発カット等を逆の意味で堪能しつつ。「あれ?昔観た時にこんな場面有ったっけ?」…等。
忘却の彼方に有る記憶の海馬と交信しながら、最後までそれなりに楽しんで観てしまったのだった。
当時は今ひとつと思っていた特撮場面は。年齢を重ねるに連れ、最早 〝 味 〟として楽しむ心の余裕を覚えつつ。それでも、実写部分での東京を襲う大火事の場面のスタントは。なかなかの出来だと、改めて観て思えた。
そして、俳優陣の中で1番演技に眼が行ったのは二谷英明。
日活時代の作品を数本しか観ていなかったので、こんなに演技が上手い俳優さんだったとは、、、
骨太作品を撮らせたら本領を発揮する森谷司郎監督。
映画の前半部分で、小林桂樹が狂気気味に演じるところは。このコンビによる『首』を事前に観ているかどうかで、その面白さのテンションは段違いとなる。
丹波哲郎演じる総理大臣を囲んでの、政権内部による会話場面を始めとして。この当時の俳優陣の演技合戦は、(当時の山本薩夫作品が特に)昨今の人気俳優達には無い重厚感に溢れており。最早、もう味わえないのかも知れない…と。ここ最近で人気のドラマによる軽薄な演技合戦(それでも大人気なんだからなあ〜)を見るにつれ、どうしても愚痴が口から出てしまう(ㆀ˘・з・˘)
ところで本作品。原作が発売された直後に映画化され公開。
少年チャンピオンには、さいとうたかおプロによるコミックも連載されていたので、今思えば元祖メディアミックスの1本だったのだろう。
初見 劇場鑑賞?(だったと思うのだけれど💧)
日時・劇場名不明。
2021年 8月11日 BS放送を録画したのを視聴