劇場公開日 2012年8月4日

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「現実を突き動かしたのは法廷シーンのリアルさだ」トガニ 幼き瞳の告発 わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)

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3.5現実を突き動かしたのは法廷シーンのリアルさだ

2020年8月17日
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とにもかくにも胸糞。聴覚障がいをもった児童が暮らす施設で繰り広げられる、性的虐待。もちろん演技なんでしょうが、思わず目を背けたくなるリアルさでした。本当に恐ろしい。

そして、その事実を隠蔽しようとする施設や世論。これも胸糞でしたね。1番不愉快なのは「当事者性」のなさでした。自分がもしその子の立場だったらということを考えず、性善説かのように施設やそれに関わる人間を崇めて行く感じ。不愉快でしたねー。つまりこの映画を楽しんだということです。

1番リアルだったと感じたのは法廷シーンでした。これがないと現実を突き動かして法改正へと繋がったのではないかと思います。それぞれの立場にたった丁寧なカット割りが施されていること、産婦人科医の嘘や校長の嘘を暴いていくシーン、そして不当な判決へと紡いでいく脚本が効いていること。非常に良かったと思います。

主人公の母親が心変わりした理由がいまいち分からなかったというか、他の登場人物が心変わりしなかったことによってちょっと不自然に見えてしまったところが難点。あと、共に裁判に戦う女性の現実離れした行動力だけ、それ以外はリアリティーがあるけどな…と思ったりもしました。でも、それだけ現実離れしたキャラクターじゃないとこの問題に立ち向かえなかったのかなと思うとより辛いですね。

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わたろー
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