ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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2014年アカデミー最多7部門受賞作品。ハラハラが止まらない…
久しぶりにNetflixで鑑賞。当時映画館で観た時の衝撃はすごかった…。何よりも映像の綺麗さと、音響のリアルさ。まるで本当に宇宙にいるかのような気分でした。
ほとんどサンドラブロック1人のシーンなのに派手なアクション映画よりも緊張感がすごいです。気づかないうちに自分も息を止めている時があるほど😅
90分と少し短めの映画ですが、説明があまりなくてもわかりやすい設定なのも👍
ハリウッドの壁
観たい映画が全然公開されないので、以前から書こう書こうと思いつつ敬遠してきたこの作品のレビューを、えっこらせと書きます。
もう7年も前の作品なのだなあ。
けどこの映画の前にも後にも、3D演出で思わず瞬きしてしまったのはこの作品だけだ。背景の美しい地球と臨場感のある音響効果が相俟って、まるで自分も同じ宇宙に居るかの様に錯覚してしまった。
IMAX3Dで2回観たが、この映画程3D上映の有る劇場で鑑賞しなければ魅力半減な作品は無いだろう。
で、そんな音と映像を愉しむだけのアトラクションムービーかと云うとそんな事は無い。この映画で描かれるテーマは「死と新生」なのだ。(あれ?何かと被った)
その事をセリフでは無く演出で分かり易く伝えるのは、この監督の上手さだろうなあ。テーマ的には前作「トゥモロー・ワールド」と同じかと思うが、全く違う映画なのだからその手腕には敬服します。
その「トゥモロー・ワールド」でも一体どうやって撮った?と思える長回しのシーンが有ったのだが、この映画ではその撮影技術が更に進化している。
最早どうやって撮ったのかと考えるのが馬鹿らしくなる程の撮影技術を、監督はこの映画で披露している。
レビューのタイトルはここで繋がります。
自分は映画のメイキング映像を観るのが好きで、気に入った映画はついお値段張っても映像特典付きのパッケージ版で購入してしまうのだが、この映画のメイキング映像はむしろ観たくないと思った。壁の高さに絶望感を感じるだけだと思ったのだ。
そうは言っても結局CGだろうと鑑賞済みの方は思うでしょう。現在のCGIならば俳優の顔を本人と区別出来ない程のクオリティで描ける訳で、自分もそう思っていました。
が、違った。
結局BD買ってしまい判ったのだが、勿論CGは映画全編で使われている様だが俳優が映るシーンはほぼ全て俳優本人が演じているのだ。例のハァハァの長回しのシーンでさえ。
あるシーンでは俳優は遊園地のアトラクションみたいな機械に固定され、グルングルン振り回されながら演技していたのだ。
映画のラストにあたるシーンでは重し付けられ必死に浮上する演技も勿論俳優本人が演じている。
この作品はアカデミー賞7部門授賞しているが、サンドラ・ブロックは役の為の身体作りといい大変な環境での演技といい、主演女優賞を貰わなかったのはおかしいよなあ。
技術だけで無くこういった俳優の頑張りも壁を感じる要因の1つです。(長澤まさみに「脚太くして」なんて誰が言える?)
この作品の映像美に負けない生命の美しさを、サンドラ・ブロックは表現していると思う。
おそらく半世紀後には宇宙服なんてプラグスーツみたいになっててこの作品に古さを感じるかも知れないが、この作品の美しさは廃れる事は無いだろう。
あと最後に、よく云われるこの作品の邦題についてだが、自分は「ゼロ・グラヴィティ」で大正解だと思う。センス無い邦題溢れてるが、原題に「ゼロ」を加えるだけでポスタービジュアルを見ればどんな映画か分かり、かつラストの2度目のタイトルインで誰もが邦題との違いに気付き、原題の持つテーマについても考える事になる。
天才じゃないの。
自分がいま日頃の運動不足のせいでふくらはぎの筋肉痛を感じているのも、GRAVITY(命)あればこそだ。
3Dでも観ようと予定していたのに、2Dでさえこれだけ酔ってめまいがしたので、断念・・・
ストーンは宇宙体験が初めてのクルーであり、自ら作った危機をハッブル宇宙望遠鏡に取り付ける作業をしていた。このハッブル、全世界に今まで見えなかった遠い星雲や銀河の綺麗な映像を送り続けている貴重な存在。BSプレミアムで放映されている「コズミック・フロント」でその圧倒的映像に驚かされ、ハッブルを直してくれと祈るばかり・・・最初から感情移入してしまいました。一方のコワルスキーは宇宙遊泳の記録更新!などと遊んでいるばかりだが、宇宙経験の長い彼の存在によってストーンも危機を乗り切ることができたのだ。
登場人物もたった二人だけの珍しい作品でもあるが、何と言ってもド迫力の無重力映像に酔ってしまいそうになる作品だ。気圧も音も無い空間。しかし、90分で地球を一周するという猛スピードの世界でもあるのだ。破片が飛んできて機体を大破。他のクルーもあっけなく死んでしまう(また、その映像もすごい)。
酸素もわずか、コワルスキーのジェット燃料もわずか。2人は一本のロープで結ばれていただけ。それでも一方的な連絡をヒューストンに取り続ける。やがて国際宇宙ステーションを見つけ、そこへ乗り込むことを決意した2人だったが、簡単にはいかない。かろうじてそのISSにしがみついたストーン。しかし、コワルスキーは飛ばされてしまい、自分がいたら彼女が船内に入ることすらできないと判断して、自らロープを切り離すのだった・・・
酸欠状態のままISSに乗り込んだまでは良かったが、火災が発生。ソユーズに乗り込み、中国の宇宙船へと移動して単独で地球帰還にチャレンジすることになる。ロシア語ならOKなのか、なんとか中国船に乗り込んだが、爆破破片が90分するとまた同じ軌道でぶつかってくるのだ。早く逃げなきゃ・・・と思いつつも中国語のマニュアル見てもさっぱりわからないストーン。ソユーズとほぼ同じだ!と当てずっぽうでスイッチを押しまくるのだ。
前半部分でかなり気持ち悪くなったが、最後にはホッとして気持ち悪かったことすら忘れ、清涼感に包まれる。どこの海に着陸したのだろう?カエルが泳いでいたのが印象的。もひとつ忘れてならないのが、中国船内部で卓球ラケットが宙を舞っていたのも印象的(笑)。
【2014年1月映画館2Dにて】
宇宙に放り出される恐怖
正直分からないけど私の理解不足か?
3D、IMAXで酔いました。
映画館で宇宙に放り出されてこその映画
タイトルなし(ネタバレ)
宇宙で事故にあって地球帰還を目指すっていう思ったよりシンプルな内容で、わりと早い段階で1人になっちゃうからなんだか退屈だった。
良くまとまっていて素晴らしいシーンもありましたが、少々薄口です。
スペースシャトルの船外作業中に宇宙空間に放り出された、二人の宇宙飛行士のサバイバルの物語。
中々良い作品でした。設定もストーリーもしっかりとして無駄がなく、宇宙空間の映像も迫力がありました。
夭逝した娘を思い、生を諦め静かに死を受け入れる主人公。そして・・・名シーンでした。
ただ、映画全般を通して、もう一波乱があっても良かったかもしれません。或はISSの爆発シーンをもう少し引っ張るとか。あっと言う間の90分でしたが、少々あっさり感が残り評点が少々低くなりました。
ラストの
【宇宙サバイバル映画の傑作。アルフォンソ・キュアロン監督の”GRAVITY”の描き方に脱帽である。】
冒頭からカットなしのロングテイクで、一気に観ている自分も宇宙空間へ。
宇宙ゴミの飛来シーン。
国際宇宙ステーションへ向かうシーンでのマット(ジョージ・クルーニー)とライアン(サンドラ・ブロック)の会話。
ライアンの目線で描かれる猛スピードで回転し続ける映像。
自らを犠牲にして、宇宙空間に投げ出された筈のマットがライアンに語り掛ける姿。
ライアン自身の悲しい過去も挟み込まれつつ、”天宮””神舟”という、中国の実在の宇宙ステーション、宇宙船を頼りに地球生還を試みる極限状態でのライアンの姿。
そして、海岸の砂地を踏みしめるライアンの足のショット・・・。
<91分間の宇宙空間体験を堪能したとともに、アルフォンソ&ホナス・キュアロン親子の凄腕に平伏した作品>
<2013年12月14日 劇場にて鑑賞>
私達はいつも夜空を見上げては過去を見ている不思議
私、宇宙とか好きなんです。
宇宙には“きり”があるのか…考えてみたり。
私達のいる地球も太陽系の惑星の一つ。
その太陽系が存在するのは銀河であり、その様な銀河は宇宙空間に数千億個?あると言われ、とても想像できない程大きな空間。
その真っ暗な闇の中に取り残され、酸素も失われてしまったら、もう死ぬしかないだろうなと思った。
ただツッコミ所が多くて、折角 普通では味わえない宇宙空間をテーマにしているのに勿体無いなと思ってしまった。
所々 “????” ってなって…作品的にそうしないと話が進まないしな…と思いながら観た。
素朴に…あんな サンドラ・ブロックみたいな“ミッション・スペシャリスト” って居るのかな???って。あんな感じでも搭乗出来るなんて不思議だった。
宇宙に興味があって(専門家みたいに詳しくはない(笑))、前のめりで観始めただけに、娯楽作品として単純に楽しめなかった自分が悲しかった。
どう撮影しているの?宇宙空間のトラブルを描くヒューマン映画
~ポケモントレーナーみゆきは、80点の経験値をもらった!~
2013年に公開されたヒューマンサスペンス映画。
公開当初にその撮影方法が話題になりました。
一回観てみてください。
360度の宇宙遊泳をずっとしている感覚で観られるのですが、この状態をどう映像化しているのかが不思議です。
ストーリーは、宇宙空間でトラブルにあった数名の宇宙飛行士を描いたものです。
無重力で身動きの自由に取れない状態で孤独な生と死の境界に身を置かれたらどうするでしょうか。
パニック状態になりながらも生きるために冷静に対処しなければならない。
時に諦め、時に奮起する姿は応援したくなります。
自分が同じような状況に置かれたらとはできれば考えたくない過酷な環境です。
今、地球上で重力を感じながら生きられていることに感謝しながら、努力していこうと感じさせてもらった映画です。
★大好きなポケモンに例えると★
ゴースト
極限状態の中で極限の無とどう立ち向かっていくのか。
本タイトル GRAVITY
日本名はゼロだが、英語ではGRAVITY。
深いなと。
兼ねてから、名作という事をお聞きしていて、ゆっくりと休日に鑑賞。
ジョージクルーニーが主人公なのかなと思ってたら、途中リタイヤ。
そしてサンドラブロックの名演が節々で冴える。
冒頭の宇宙空間の虚無感。静けさ。
宇宙の広大さと静寂さを上手いこと表現していた。
その後、都度都度、その虚無の音を出して空間にぐっと引き込まれた。
終盤主人公が通信も途絶えたその時、死んだと思っていたクルーニーが登場。違和感が多々あった中、感動の再会と会話も粋。
だったのだが、やはりその違和感はそのままに幻想だったと分かった。しかし、心には帰還するという決意が生まれ、アドバイスそのままになんとか母なる大地へ向かった。
最終シーンの緊迫感は多々あり、手に汗握るのだが、なんとかパラシュートが開き、海に着水した時は、地球に生まれて良かったという気持ちも生まれた。
良い映画。
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