ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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宇宙がファンタジーでは無くなる。
この作品は今までの宇宙をモチーフとした映画とは一線を画する。それは宇宙の未知な部分を一切描いてないからだ。宇宙というものは未知であり、そこにロマンを抱くというものがこれまでの宇宙映画の定説だったが、この映画には宇宙人や未確認飛行物体、未確認生物などは全く出てこない。徹底して今、その時、その場所で起こっている出来事をドキュメンタリー調で坦々と描いていくのだ。
しかし、なぜそういったエンターテイメントとはかけ離れているような作風がこれほど世界各地でバカ売れし、アカデミー賞最有力とまで言われているのか?この理由の一つとして忠実で繊細な宇宙描写があげられるだろう。3Dの立体感と奥行き、映画館の暗闇も相まって観客はまさしく“ゼロ・グラビティ”を体感しているような状態に陥り、その状態で次々と襲ってくる「出来事」を目の当たりにすることで、もう我々は興奮せざるを得ないのである。また、それと同時に宇宙で人間はあまりに無力である事を思い知らされ、逆説的に宇宙は未知である事を感じるのである。
評判が大き過ぎるのは否めないが宇宙映画の新たなジャンルを確立したのは間違いないだろう。
SF映画はこう作れ
美しい!
VFXは凄いけど
VFXは凄い。サスペンスとしても上質。でも、苦労して地球に帰還できた展開に、感動が無い。役者の年齢も高すぎる。サンドラ・ブロックは50歳。ョージ・クルーニーは53歳。せめて主演女優はもっと若いないと。
映画館(3D)でこそ楽しめる極上の宇宙体験
圧倒的な映像美と臨場感。
それをさらに現実感たっぷりに近付ける、
素晴らしい音響。
この作品には小休止こそあれど、基本的にずっと最高速で下り続けるジェットコースターのようなもの。最後まで休みはまったくありません。手に力入りっぱなし。
まさに映画館でこそ観るべき映画。
視聴の際はお高いですが3Dで。
IMAX劇場があれば是非ともそちらへ。
後悔はしません、たぶん。
疲労感はものすごい残ると思いますが…。
個人的には前半にちょくちょく入るサンドラ視点のシーンが一番凄かったです。
まさにそこにいる感覚そのもの。
また、道中、クルーニーが帰ってきた時はすっかり安心して喜んでしまいました。
まぁその後にオチがあるのですが…。
だからこそ、その後のシーンが活きるのだと思います。
重力と戦った女性
よかった
とても面白い作品でした。
全体のシーンを通しても無駄がなくみやすかったとおもいます。印象としては少しホラーのような感じじゃないでしょうか。現実で起こるのではないかという恐怖感です。
無重力という空間のなかでどのようにして地球に帰還するのかワクワクしてました。ISSが宇宙ゴミによってバラバラにされるシーンでは鳥肌が立ちました。宇宙では人間はなすすべがなくバラバラにされて行く。
実際の宇宙空間でもあんなことが起こると考えると怖かったです。
主人公をみているとどうしてもリプリーを思い出してしまいました。理由はリプリーのように勇敢な姿が後半では描かれていたからです。なんとしてでも生き延びて地球に生還する。この姿が似ているなと思いました。
宇宙空間綱渡り
「今すぐ観て下さい!早く体験して下さい!」と激しくオススメ致します。
ずっと、ただただ、ひたすらに、クライマックス。
一切の一息付く暇なし。
やっと束の間、やっと少し、やっとほんの一寸、やっと憩えたと思いきや、次の瞬間もやっぱりクライマックス。
無音状態、酸素も足りない、誰の助けもない極限状態で気が狂いそうなサンドラ・ブロックに対し、我々観客は無責任に手に汗を握り、息を詰まらせるだけという、果てしない彼女との温度差。
まだこちらとすれば、サントラも流れて無音じゃない分、劇場に居るという認識は出来る訳です。
それなのに、でもやっぱりなんですよ。
気付けば我々も無重力空間に放り込まれているという。
こんな経験なかなか出来ない。映画館でありながら、そこはもう宇宙空間です。
いや、紛れもない宇宙です。無重力です。空気は足りてるけども。
非常に素晴らしい体験でした。過酷で、恐怖で、壮絶だけど。
で、じゃあサンドラ・ブロックだけの出演で良かったんじゃん?となるんだけども、実はジョージ・クルーニーの存在がとても大きいんですよね。
彼が演じるマット・コワルスキーがサンドラ・ブロック演じるライアン博士にとって、サバイバルする上での背骨になっている。
彼が居なかったら、彼女はとっくに諦めて宇宙の塵芥になっていた。
ここに、何というか、ドラマがあるし、彼の存在に観客すらも救われているというか。
映像体験だけじゃないんですよ。ヒューマンドラマが軸にしっかりと組まれている。人間愛、人生賛歌の類が根底にちゃんと流れている。
いやね、もうね、本当、素晴らしい。
これだから映画はやめられないッス。
宇宙にブッ飛ぶ感覚
脚本を重視する人は観ない方がいい
この映像はすごい。もう宇宙でロケしたんじゃねーかっていうぐらいリアルでした。
上下左右の感覚がない無限の空間の怖さがひしひしと伝わってきて、宇宙に行きたくなくなること間違いなしです。
やはりここまで絶賛されているのは演出の力でしょう。
長回しを多用することによって緊迫感を持続させ、まるで主人公と同じ空間にいるような気分にさせる。
これはうまいですね。
宇宙服もCGっていうことですが、どこまでが実写なのか全然わからなかったです。ほんとCGは進化しましたね。
タイトルにも書きましたが、映画はストーリーが大事だと思っている人は期待しない方がいいです。
そういう方々が予想しうる以上の展開ははっきり言って起こりません。
しかし映画は演出が要だと思っている自分にとってはとても素晴らしい作品だと思えました。
人それぞれの見方によって賛否両論はっきりと分かれる映画だと思います。たまにはこういう作品がアカデミー賞取っても面白いかもしれませんね。
ぜひ!
映像は最高点
映像は本当に最高でした!
しかし内容はお粗末すぎて先が読めてしまう感じでした。
冒頭で主役の方の酸素が無くなりつつあるのにべらべら話しかけて
無駄に酸素を消耗させてるし、中盤ソミューズ2(地球着陸艇)に
デブリがしこたま降ってきているのに損傷は右のソーラーパネルだ
けっておかしいやん。
着陸艇より頑丈なISSが粉々に砕け散ってその破片もぶつかってるの
に平然と動くソミューズ2.
終盤中国のISSの着陸艇にデブリがぶつかって外壁破損してるのに平
然と着陸成功!
いやいや待ってくれよ。
低重力下でぶつかったデブリの衝撃でクルクル回転して成功するは
ずないやん。
最後に言いたいことは主役の女性ぐだぐだしすぎて話がながい。
命の危機が迫ってるのに結構のんびり屋さん。
はよ急げよと何度突っ込んだことか…。
奇跡の宇宙漂流記
もはやアトラクション
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