「宇宙そして地球を感じさせてくれる映画です」ゼロ・グラビティ ソラリスの海さんの映画レビュー(感想・評価)
宇宙そして地球を感じさせてくれる映画です
地球軌道上、そこは人工衛星で満ちている。ゴミも含めてである。
我が国の若田さんも、そこでミッションを行ったりしている。
そうした見慣れた光景が、一瞬にしてパニック状態に変わる。
誰もが絶望してしまう状況、不可能からの生還の物語である。
映像的には、宇宙からの地球の美しさを追体験できる。
そして、多くの海や山での遭難の事例において、生死を分けたのはその人の生へのこだわり(希望)である。宇宙では、酸素残量が0になれば即死を意味する(「サンクタム」でも同じか)。
主人公のサンドラ・ブロックが、ジョージ・クルーニーに教わった「必ず方法はある」を思い起こし、実践する話である。
「永遠の0」で主人公宮部久蔵(岡田准一)が部下たちに、安易に死に急いではいけないこと、生き残る可能性に賭けることを諭していたことと共通すると実感した。
宇宙空間での飛び移りシーンでは、何度もはらはらした。
観賞後の気分がよい作品である。
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