L.A. ギャング ストーリーのレビュー・感想・評価
全88件中、61~80件目を表示
L.A.ギャングストーリー
最初からとても引きつけられるストーリー展開で目が離せなかった。
人間として大事な、信念を貫き通す男達の心意気がとっても素敵で、あこがれ、共感した。
残虐なシーンも数か所あり、思わず目をそむけてしまうこともあったが、
家族愛による感動シーンもあり、たくさんの内容が詰まっていて、私的にはとっても満足した。
出演者も演技派の方達ばかりだったが、なかでもライアン・ゴズリングの演技はかっこよく、しびれた。
もう1回は必ず見たい映画だ。
深みのない映画
何か映画が見たかったので、最近ハマっている「実話を基にした映画」というのに惹かれて鑑賞。
見終わった感想は、「面白かった」の一言。
ただ残念な事にどのキャラクターも全く印象に残っていない。
『アメイジング・スパイダーマン』ではあんなに可愛かったエマ・ワトソンも精彩を欠いていた。
キャラクターで一番印象に残ったのはライアン・ゴズリング演じるジェリー・ウーターズ位かな。
彼は昔っぽい正装が実によく似合う。
『ブルーバレンタイン』では甲斐性のないダサい男を演じていて、その印象がとても強かったから余計魅力的に見えた。
今回はキャラクターも良かったし、また彼の出演する作品を見たいと思った。
内容に関しては全く信念が感じられなかった。
一体何を描きたかったのかとても疑問。
主人公の本来あったであろう葛藤とか、もっと見たかったなぁという物足りなさが残る。
アクション重視ならもっと違う結果になっただろうに・・・と思う。
正直、オープニングの少しグロいシーンで、私はこの映画がずっとこの調子だったら最後まで見られないかもと一瞬思った。
それは杞憂に終わったので良かったですが・・・
男臭さをもっと出すなら徹底的に、人情にもっとアピールしたいならもっと人物描写を多く、ガンアクションをカッコ良く見せたいならもっとシーンを多く・・といった調子でとにかく何から何まで
足りない映画でした。
個人的な希望として予定調和にいかない現代で、悪者を潰すならもっと徹底的に潰してくれる映画を創って貰った方がビューアーとしてはスッキリするかな。
めちゃくちゃ刺激的!
ガッカリ…
クルマとマシンガンが牛耳る世界
登場人物に魅力があり、ストーリーもおもしろい。
力ずくで裏社会を牛耳り、あらゆるシノギで稼ぎまくるギャングの大物ミッキー・コーエンは警察も政治家も抱き込んでやりたい放題だ。そのうえカリスマ性もある。
このコーエンの組織に立ち向かうオマラ巡査部長が賄賂を受け取らない堅物で、両者が戦後間もないロサンゼルスの暗黒街で火花を散らすという荒っぽさは、久しぶりにハードボイルドという言葉が似合う映画だ。
ショーン・ペンとジョシュ・ブローリンがコーエンとオマラになりきりぶつかり合うだけでもじゅうぶん見応えがある。
そこにニヒルなウーターズ(ライアン・ゴズリング)とコーエンの情婦グレイス(エマ・ストーン)による色恋を絡めてくる。ときには、この二人のほうが主役ではないかと思わせる構成だが、話の芯がブレるどころか裏切りと報復という危ない添加剤となって緊張の糸をぐいと引き締める。
オマラの暴走を心配する妻のコニー(ミレーユ・イーノス)がまたいい。平和な暮らしを望みながらも夫の片腕となる人選に目が利くあたりは只者ではない。なかなかオイシイ役どころだ。
「ターミネーター2」でT-1000だったロバート・パトリックもカッコいいオッサンになった。腕のいいガンマンで話を最後まで大いに盛り上げる。
ギャングにはギャングを・・・クルマとマシンガンが唸る荒療治の醍醐味を存分に楽しんだ。
綺羅びやかでエネルギッシュな時代を描いた映像と音楽も文句なし。
たった113分とは思えない、旨味がぎっしり詰まった濃厚な作品だ。
p.s. こういう作品を観ると、アメリカがそう簡単に銃を手放せない土壌の上に成り立っていることがわかるような気がする。銃による事件が映画の中だけになる日が来ることを祈りたい。
L.A. ギャングランド。
いきなりナンですが、「ゾンビランド」は面白かったなぁー。
未だに内容を覚えているなんて、記憶に残るユルさゆえか^^;
えー!でまたどうして今作の監督なの(マジで驚いたんですが)
まさかL.A. ギャングランドじゃないよねぇ?なんて思いつつ。
色々やってみよう!っていう監督サイドの熱意は感じられるし、
今作も私はけっこう面白かったクチでして。
正統派ギャング映画、なるものが古くは40年代に遡るとゴロゴロ
あるけれど、今作は実話ベースでもかなり脚色されてますよねぇ。
アンタッチャブル、が近い方かなぁーと私的には思いましたが…
そもそもM・コーエンって、もっとずんぐりなオッサンで(ホントに)
S・ペンの方が、顔だけで100倍は怖い^^;
真の悪者ってどうも見た目は惑わす顔してますね、ギャングでも。
ベガスを有名にした「バグジー」は随分の色男でハリウッドも顔負け、
'91年の映画では同じく色男のW・ベイティが後の妻A・ベニングと
共演、この時のコーエン役はH・カイテルだった(この人も怖顔か^^;)
なのであんまりコーエンに対しては興味がなくて…(スイマセン)
しかしその後のロサンゼルスを牛耳ったのが彼だったことは有名。
(彼の逮捕後の血の抗争を描いたのが「L.A.コンフィデンシャル」)
政治も警察も総てが彼に買収されているような中で、どうやって
彼をしょっ引くか(汗)が、問題なんだけど、普通じゃムリよ!って
ことで、当時の市警本部長から密命が下される。それがいわゆる
「目には目を」作戦というか、もう警察バッジなんて外しちゃってさ、
ギャング顔負けの闘いを挑んでやっつけちゃってくれ!っていう、
あまりにご無体なご命令。それでも正義感の強い(これ正義なのか)
警察官(といってもはみ出し者ばかり)6人が集って抗争を仕掛ける…
という、聞いてるだけならとっても面白そうなお話。
でもこれ、自分の亭主に下された密命なら絶対にイヤですねぇ!
バッジを外しているから、殺されたって何の保証もないワケだし、
結局そういう仕事は名もない連中が担い、褒賞を受けちゃうのは
やっぱり上層部。っていう、分かり切った構図がのたまう世界。
どこの会社でも同じかもしれないけど、お父さん、どんだけのこと
を成し遂げたか(劇中でもあるけど)息子には教えてあげませんと。
それにしても…。
あちこちで繰り広げられる銃撃戦、けっこう迫力ありましたねぇ。
あれだけドンパチ☆して弾に当たらないってのもご愛嬌だけど^^;
主人公が死んじゃったら意味ないし、おそらくコイツは殺され
ちゃうんだろうなぁ…のところで、予想通り仲間が殺されていき。。
最後はヤツとの一騎打ち。とはいえ、コーエンって元ボクサーに
なり損ねた奴だから腕っぷしが強いのね。ムカつくのは、だったら
何であの時グレイスを逃がそうとしたジェリーの友人(名前忘れた)
に対して、銃弾を浴びせたんだ?私的にあの人が一番時代相応の
顔してたんで、良かったんだけどなぁ^^;'40年代の雰囲気だったし。
盗聴器仕掛けるのも、昔は大変だったのねー。でもあれでけっこう
音声がちゃんと拾えてたんだなーと(そういや昔のスパイ物がそうか)
色んな部分で古臭く、とはいえ話の流れや各キャラの佇まいは割と
現代風…という、ミックスだらけの不思議な味わいの物語。
主人公・オマラの妊娠中の婦人は大したもんでしたね。
血糊がべっとりついた廊下を見た時は…あぁ!!って思ったけど、
おぉ!そうきたか!!と、あの場面ではホントにホッとしましたわ。
リアルを追求したらこうはならなかった?ノリのいいドラマ。
ドキュメンタリー性を望むなら実録を観た方がいいけど、ギャング
映画にはこういうドラマ性が加わらないと、辛くて観てられないわ。
なので私的にはとっても面白かった作品。ラストもホッとするしね。
(しかし恐ろしい男がいたもんだわ。日本のどの悪党レベルかしら)
爽快!でもギャングこわい!
レディースデイだから何か映画をみよう、と思い観たのがこの映画でした。
予告も何も見ずに。
年齢制限あるだけあって、ギャングらしい(?)残虐で過激なシーンが前半にはたくさんあって、観ていて心地よさはありませんでした。観るの失敗したのかな、とも思いましたw
ですが、話がテンポよく進み、笑えるところもあり、だんだん楽しくなっていきました。
面長で始終カッコつけていたジェリー、良かったです。彼が殺気むき出しで敵に銃を向けるシーンは本当にカッコ良いです!
ラストのホテルにのりこむシーン、敵がわさわさと出てきたのでゾンビゲームを思い出して笑っちゃいましたw
決着では、あえて生かして逮捕、というのも、もともとは警察ですし納得です。
観ている最中何となく、味方のうち誰か死んじゃうんだろうな、とは思っていましたが、このくだりは無くても良かったんじゃないかな、と思います。味方は全員無事で、超爽快な復讐劇を貫き通しても良かったんじゃないかな~。
前半の残虐なシーンの印象が強すぎたために、観終わった後はとっても疲れてました。でも全体的におもしろかったので4.0です!映画館で見て良かった!
それと、エマストーン美人でした!今まで何とも思わなかったのですが、劇中に彼女に魅了されました!!
シンプルな作品です。
ライアン最高!
えー?! よかったよーー!!
堅物達のギャング仕事
豪華キャストにしては重厚感はあまりなくて、時代がかった美しい映像の中、現代的でテンポ良くサラサラッと観れる作品でした。予告編とはちょっと違う印象でした。
L.A.を牛耳る狂暴なミッキー・コーエンに、警察官の身分を捨て迫ろうとする男達。混乱は死闘へと拡大していきます。
ミッキーのキレっぷりが凄い、ショーン・ペンが熱演でした。
警察切っての堅物達が、慣れないギャングの真似事をするわけで。いかにもぎこちなくて面白いです、命がけなんだけど。老ガンマンとオマラ巡査部長の奥さん、いい味出してました。
ライアン・ゴズリングはカッコ良かったけど、インパクト薄めでした。
ギャングの働き者のNo.2を演じたホルト・マッキャラニー、キレるミッキーをサポートする感じが良かったです。悪役にしてはいい人そうだなあと思います。
ノワールかと思ったらスパイアクションの変種だった
あの時代のロスを舞台にしたギャングと警察の抗争物、ということで、チャンドラー的というか、『チャイナタウン』や『L.A.コンフィデンシャル』みたいな作品を期待して行ったのですが、実際には『スパイ大作戦』や『ハングマン』みたいな秘密チーム物だった、という印象です。
まあ、チーム物と割り切ればそこそこ悪くないんですけどね。キャラはそれなりに立っていて、頑固なアイリッシュ警官のジョシュ・ブローリンがアカレンジャーだとすれば、ライアン・ゴズリングは斜に構えたアオレンジャーという、リーダー&サブリーダーの黄金パターンですし、他のメンバーも短いながらそれぞれに見せ場があってキャラの描き分けはできていました。
さらにチーム物として見たいシーン、
・メンバーのスカウトシーン
・男たちが横並びで歩くスローモーション(背景で爆発)
というようなお約束も一応やってくれます(クライマックスの前に武装シーンがあればなお良かった)。
キャラクターという面では、ミッキー・コーエンを演じたショーン・ペンは本職以上に本職ぽかったといえますし。
ただ。
あの時代のロスを舞台にするということは、文明の爛熟と退廃とでも言うような何かを描かないことには意味がないと思うんですが、そういう何かがこの作品にはありませんでした。
チーム物としてはそこそこ面白かったですけど、ノワールとしてはお約束が並べられているだけで、陰翳と深みが足りず、もっと後味が悪いのを観たかったですわ。脚本の問題(?)だと思うんですけど。
まずエンディングがハッピーすぎます。
メンバーで二人死人が出ていますが、そのほかにジョシュ・ブローリンの奥さんと、それからライアン・ゴズリングが死ぬべきキャラクター配置じゃないかな。
エマ・ストーンを匿ってサリバン・ステイプルトン演ずるジャックが殺されますが、キャラクターを整理して、ライアン・ゴズリングが殺されるようにしたほうがもっと盛り上がったはずです。エマ・ストーンの喪服姿も見られるし。
いちおう史実にインスパイアされた物語だそうですが、そのくらいの脚色は許されると思います。
それから、警察の腐敗と身内の裏切りという要素が足りないです。いちおう郡保安官が腐敗している設定ですが、ロス市警と組織が別なので身内に裏切られたというショックは特にないですし。
なによりボスがニック・ノルティで、悪徳腐敗警官を演じさせたら世界一のオーソリティというべき役者なのに(猫なで声で気持ち悪いし)、そのボスがとうとう正義の味方で終わるというのは納得いきません。いつ裏切るかと思って期待していたのに最後まで不発でした。
せめて「手柄を独り占めにしやがって」くらいの感じがあればまだ良かったのに、キャスティングを活かしきれず残念です。
それとヒロインのエマ・ストーンもファム・ファタールには物足りないです。まだ『ゾンビランド』で演じたようなラブコメ的小悪魔のレベルにとどまっていて、大人の女を演ずるには十年早かったという印象です。
以上、もろもろ物足りない面がありまして、悪くない面もそれなりにあっただけにもう一癖二癖欲しかったなあ、というところでした。
俺たちは天使じゃない
1949年。ロスアンゼルスの暗黒街を牛耳ろうと目論む
残忍なギャング、ミッキー・コーエンの“帝国”に
戦いを挑んだ名も無き警官たちを描くアクション作。
買収にも圧力にも屈しない。金も名誉も要らない。
正義を為し、親しい人々を守る為だけに命を懸ける
少数精鋭の極秘部隊が、巨大組織に戦いを挑む……。
この『アンタッチャブル』な設定だけで熱過ぎるぜッ!
ジョシュ・ブローリンとライアン・ゴスリングは
クラシカルな街並みや服装とよく馴染んでいて◎。
いかにもハードボイルドな顔立ちだものね。
他のメンツも銃・盗聴・投げナイフの
エキスパートと、個性豊かでヒジョーに良い。
けどアダム・ビーチだけは明らかにキャラがあやふや。
彼のラストシーンはもっと盛り上がってもよかったのに。
あと、エマ・ストーンは好きだが、ファム・ファタールな
役はちょいと似合わないかなあ。セクシーというより
キュートだからね、彼女。低い声は良かったけれども。
ショーン・ペンもハイテンションで頑張ってはいるが、
デニーロパチーノニコルソンほどの怖さがない。
大物の割には言動に余裕がなくて重量感に欠ける。
それはせわしないストーリー展開のせいもあるとは思う。
そうそう、
久々に拝見できた大ベテラン、ニック・ノルティは良かった。
まさに老獪。なんか一番汚職してそうな顔なんすけど(爆)。
ジョシュ・ブローリンって若い頃のニック・ノルティ
みたいな風貌だったんだと、二人並んで初めて気付く。
なんか師と弟子みたいな雰囲気がグッド。
1940年代を再現した美術はきらびやかで良いし、
(チャイナタウンや最後のホテルなんて特に良い)
いかにもギャング映画なシチュエーションも一通り登場する。
派手なアクションや爆破シーンだって多くて面白い。
だから基本的には満足なのだが……
なんだろうか、この何かが足りない感じ。
ギャング映画の基本的な部分はそつなく押さえてあるのだけど、
インパクトのある画やテーマの掘り下げといった、
作り手の個性あるいは“遊び”の部分が足りない気がします。
正義の為と信じながら悪党まがいの行動を取るという、
この映画最大の白眉ともいえるジレンマまでもが
掘り下げ不足に仕上がってしまった点が非常に痛い。
言うなれば……ファミレスのメニューといったところ。
安全パイだし割と美味しいが、突出してはいないという。
しかしながらあの終盤のシーンにはワクワクした。
『アンタッチャブル』の名シーンを彷彿とさせる、
クリスマスツリーを挟んでのスローモー・マシンガンファイト。
そう、こういう映画的な“色気”のあるシーンがもっと欲しかった!
基礎はしっかりしてるのだから、もっと冒険しても良かったのに。
判定3.75といったところだけど、ちょいと厳しめに見て3.5判定。
いやいや観て損はないですよ。観るものに迷った時はドーゾ。
〈2013.5.11鑑賞〉
LAの夜の魅力と俳優それぞれの個性が夜空の星の様に光る作品
今から60年以上も前のLAに実際に君臨していたミッキー・コーエンと言う超大物ギャングと、彼の逮捕の為に立ち上がる巡査部長ジョン・オマラ率いる巡査部長達のディテクティブストーリー。
この映画は、あくまでも刑事ドラマの形式通りにオーソドックスな展開だ。特に真新しい展開形式など全く無いままに話しはゆっくりと進んでいく。
ある意味では安心して観る事が出来る定番の映画と言えばそう評価出来る作品だ。
無茶が無い分、先ずは料金を出した分は楽しめる。ハズレ無しの安心2重丸の作品だ。ではどこでこの映画を楽しめるのか?と言えば勿論俳優達の個性だ。
主人公のジョン・オマラ巡査部長を演じたジョシュ・ブローリンは直近では私の好きなウディ・アレン監督の「恋のロンドン狂騒曲」で売れない作家を演じていた。
このジョシュ親父さんは、見ての通りあんまり見かけが今風のイケメンタイプでないので逆にこの手の刑事物で、男臭い濃いキャラを演じると冴える。しかも芝居が巧い!
そして相棒のジェリー役はライアン・ゴズリング。そう言えば彼が出演していた昨年の映画「ドライヴ」では、現代のLAの夜を不気味に、そして妖しい魅力を放った魔界の都市LAとでも呼びたくなる街全体のカラーが非常に巧く出ていた。
この作品も同様に、夜のLAの街並のシーンも多数描かれて、街そのものがとても魅力的に描かれていたのが、セット撮影であっても印象的だった。
そのライアンは、あの甘いマスクと個性的な声でムードメーカーな巡査の魅力を演じていて、こう言う映画のアクションシーンとセットで必ず登場する女性との絡みのシーンでも嫌味が無くさらっとしたキャラで憎めないし、実に配役がこの映画は巧いよね。
そして、ギャングの大将のミッキーをショーン・ペーンが演じているし、多数演技派の競演と言うところでも見逃せない作品だ。
そして、金に決して屈する事なく正義を貫く警察本部長にはニック・ノルティーが当たっている。彼が随分と丸い身体になって老けていたのに驚いたが、彼ももう70才を過ぎていると言うので更に驚いた。ニックと言えば「48時間」と言う面白い映画もあったし、70年代に人気を博していたバート・レイノルズと共に刑事アクションや、時にはラブストーリーでも出ていたのを記憶している。
そしてこの作品の監督をしているのはルーベン・フライシャーだと言うが、私は彼の作品を観るのは今回が初めてだ。
前作はあのヒット作「ソーシャルネットワーク」で主演を務めていたジェシー・アイゼンバーグを主演で起用したコメディー映画「ピッザ・ボーイ」と言うから、何となく彼のテイストが解るような気がした。
この映画も、血も涙も無い、残忍なミッキー・コーエンの追跡ドラマであるにも関わらずシリアスドラマタッチではなく、どこか可笑しさがあるのは、この監督の味なのだろう。
レトロでムーディな音楽と共に昔のLAにこの映画で、旅するのも楽しみな時間だよ!
出演者もいいし、構成も悪くないのに
ある意味、あの時代のファッションや暮らしぶりはよく表現できているけど
実話が元なのに、本当にあんなにちゃめちゃ計画で、行き当たりばったりに
ギャングを倒せたの〜?って疑いたくなってしまう内容。
ジュシュ・ブローリンの硬派ぶりもとってもかっこいいし
ライアン・ゴスリングもあの甘いマスクと役柄がとってもあってるのに。。。
期待して観ただけに、ストーリーが、残念。イタすぎます。。。
楽しそうだった
工夫された一本道
面白い!
これはほんとに面白かった。
アメリカンギャングの1時代を牛耳った実在の「ミッキー・コーエン」と悪名高かったロス市警を題材にした映画。
あまり好きではなかった俳優ショーン・ペンが武闘派コーエンなの???と思ってたが、さすがはアカデミー常連俳優。狂気なまでの凶悪な表情などはいつの間にか本当のコーエンと思い込んでしまう演技は素晴らしかった。
あと写真にも掲載したライアン・ゴズリングは「スーパーチューズデー」ではそうは思わなかったけどこの役はほんとにカッコいい。今、注目のハリウッドイケメンスターというのがよくわかる、クールなタフガイぶりは輝いてた。
役者全てがはまり役の映画を観た時は心地いい。お勧めです。
毒を以て毒を制す
ギャングのボスを捕まえるというのは「アンタッチャブル」と同じシチュエーションですかね。
「十三人の刺客」や古くは「七人の侍」がそうですが、それぞれキャラのたったメンツを一人一人仲間に引き入れていく過程は、これから起こることなどを考え合わせたりしてホントにワクワクします。
本作でも個性的なキャラクターがジョシュ・ブローリン演じるジョン・オマラ巡査部長の元に集まって来るのですが、やっぱりワクワクしてしまいました。
そしてまた配役が良いですね。
ライアン・ゴズリングは上手いしカッコイイ!!
エマ・ストーンも綺麗ですよね。
ショーン・ペンはやっぱりさすがな演技でした。
他の配役も完璧だと思います。
個人的にギャング映画は好物なので楽しく観れました。
ラストシーンに関しては感想が分かれるところだと思いますか、私は良かったように思います。
最近のハリウッド映画のトレンドとして、中国がらみと西部劇チックというがあるように思っていて、本作のラストも西部劇っぽいと言えなくもない作りです。
西部劇っぽいのって、やっぱり面白いですからね。
全88件中、61~80件目を表示