「ギリシャ神話版三世代仁義なき戦い」タイタンの逆襲 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ギリシャ神話版三世代仁義なき戦い
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①ギリシャ神話の神々はとても人間臭い。親子・兄弟で嫉妬したり憎みあったり殺しあったり。この映画のストーリー自体は正当なギリシャ神話に沿ってはいないが、結局のところ祖父(ジジイ)世代を押さえ込んでいた親父(オヤジ)世代が確執から仲違いして孫世代を巻き込んで喧嘩(片方がジジイに跡目を戻そうと)しているうちに、ジジイが(惚けて?)暴走しだしたんで、「こりゃアカンわ」とオヤジたちが仲違いを止めて手を組み、孫の一人はジジイ派だったけど、他の二人の孫がジジイを施設に入れ直して、家族の揉め事に疲れたオヤジ達が「あとは頼むわ」と孫と曾孫に跡目を譲ったという話でしょ。②SFXは前作以上ですが話のユルさは前作とどっこいどっこいです。③「なんだ、結局アンドロメダと結ばれるんだ」というわけで、今回は前作よりビッグネームの『ゴーンガール』ロザムンド・パイクが21世紀バージョンらしく勇ましいアンドロメダ姫を演じております。④UKの二人の名優リーアム・ニースンとレイフ・ファインズとが、豪華共演というか無駄遣いというかですけど、最後に協力して戦う姿には思わず訳もなく感動すら覚えますけれども、よく考えてみれば、あなた方の兄弟喧嘩のせいで人間界大迷惑だと思い出すと「ええ加減にせいや」とも思えてきます。⑤売れる前のリリー・ジェイムズがチョイ役で出てますね。
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