シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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しっかりと「A.(アンサー)」してる大団円
しっかりとアンサー。『Q』ハマらなかった人にもオススメできる、むしろそういう人にこそ見てほしい大団円。最後の最後までエヴァはエヴァでしかなかった。尺はアニメ映画としては長いけど、その価値はある。長い長い旅路の終わりに相応しい。「おめでとう」に対する「ありがとう」、そしてさよなら。
エヴァってなに?そうね、庵野監督の作家性を決定づけたライフワークで日本国民を熱狂させるイベント"おまじない"。そんなの無理だよ、分かりっこないよ!前作同様冒頭からフルスロットルのアクションで見せてくれる。構図や大胆なカメラワーク撮影で、力入りまくり、凝りに凝っている。映像表現がすごい。また一貫した性の描き方、エロさエグさ。ところどころグロかった。結局のところ気持ちの問題か。
朝イチの回だったけど、おじさんを中心に沢山の人々がいた。正直、コロナ自粛期間始まってから初めてエヴァを見た人間として本作が「ありがとう!最高!!」と熱弁できるほどの知識も思い入れもないけど、恐らくではあるが、エヴァ大好きな多くの人々にとって、本作は満足のいく答えを与えてくれるものになっていると思う。
おはよう
こんにちは
ありがとう
さよなら
※以下、人によってはネタバレかもしれません※
『Q』の鬱映画的重苦しさ、その延長線上 = 赤い世界から始まる本作は、「おめでとう!」スピリットに満ちたエヴァ的 = 庵野節としか形容し難い独特な、非常に"らしい"内世界から外向きに開かれた僕たちの世界へのつながる結末フィナーレに帰結していく中で、数多くの再訪を経るエモーショナルさ。どのキャラクターにもしっかりもスポットが当たる瞬間が用意されている。宇多田ヒカルによるエンドロールまで(近くの人がめっちゃノッてた)。
終劇
永い永いエヴァの呪縛から解き放たれる集大成
マジで終わったのか・・・
終劇と救済
終わらない物語の終わり
遂に庵野秀明の描き(表現し)たかった「エヴァンゲリオン」が観れた気がする作品だった。
庵野秀明監督そしてスタジオカラーさらに「新世紀エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)」に関わった全てのスタッフにお疲れさまでした。
長い年月の中でも根強い作品で個人的にも中学二年(14歳)に『月間エース』の発刊と共に連載が始まった「新世紀エヴァンゲリオン」。
当時「とんでもないマンガが始まった」と直感的に思い単行本を集めた。
そして「アニメ化」が地域限定で放送され自分の地域では観ることが叶わずヤキモキした。
爆発的人気になり色々な媒体で「新世紀エヴァンゲリオン」は展開し、それでも個人的に納得のいく「終わり」にはならなかった。
しかし「劇場版ヱヴァンゲリヲン」として戻ってきて今回は世界的未曾有の「新型コロナ渦」の中「シン・エヴァンゲリオン」は完成したが公開の延期。
今日やっと「新世紀エヴァンゲリオン」の終わらない繰り返される物語に納得のいく「終わり(終劇)」を観ることができた。
本当に長い間、エヴァに関わってこられた関係者には感謝です。
そして作品を創るに至っては「それを必要と待っているファン」が多くいた事で出来上がった作品ともいえる。
「終わらない繰り返される物語の1つの終わり」が観れた事に感謝します。
※追記:観賞から1日経ちましたが思った事は「シン・エヴァンゲリオン」は劇場鑑賞で物語の良さが伝わる作品です。
家庭用のテレビでは作品が表現したい情報量が伝わらず陳腐化してしまうので是非、劇場鑑賞をオススメします。
生きる活力を貰いました
感無量
エヴァの呪縛からの解放
25年待ち続けた真の結末。
期待しちゃダメだ!×3と思い続けていたけど、ちゃんと幕引してました。
ちょっと明らかなCGが多すぎかなとは思いましたが、、映像美も含めて庵野さんのアニメ作品としての集大成だと感じました。
途中までは新劇はTVシリーズや旧劇からのループではなく完全に別物なのか?と思いましたが、ちゃんと繋がってました!
伏線が完全回収された訳ではないけれど、Qでの謎やモヤモヤ感はある程度回収され、私的には納得です。
TVシリーズと旧劇がシンジ自身が内面に向き合い自分を解放していく主題だったとしたら、新劇はエヴァや人類補完計画に取りつかれたゲンドウや庵野さん自身、そして我々エヴァヲタを解放するための作品だったのかもしれないなと感じました。
旧劇では挿入された実写シーンしかり、ファンに現実を見ろよ!と突き放し否定する印象でしたが、庵野さんも私も大人になったからか、本作はもう少し柔らかに現実を生きていくための光を示してくれた感じがします。
アスカの扱いとか、思うところがないわけではないけれど、ひとまずは、感無量です。頭を整理して、あと何回か観たいと思いますが、とりあえず、、、
ありがとう、エヴァンゲリオン。
さようなら、エヴァンゲリオン。
あの頃、
めんどくさい大人はタチが悪い
IMAXでも上映しているけれど、所詮テレビアニメの延長だし、わざわざ混雑している劇場で見るのを躊躇って近場で済ませたけれど、想像以上の画質と音質で、もっと大画面で見ればよかったと思っている。
音とビジュアルをはじめ、これまでの国内アニメの中でも最高の質だったと思います。空間を感じる音響設定とか、劇中歌の鳴りも素晴らしかったし、何よりも、あらゆるアニメの手法を駆使した(さすがにクレイとかストップモーションとかはなかったけれど─)映像には楽しさしかありません。オリジナルもポスプロモ文句のつけようがないので、デカイ画面、音響設備が整った劇場で見ることをお勧めします。
冒頭にちょっとしたサマリーがあるので、おさらいはいらなかったと思ったけれど、予習の有無やエヴァの知識が皆無だとしても観賞には影響しないと思います。もちろん、知っていれば知っているほど楽しめると思ったし─。
テレビと劇場は別もののようにいわれているところもあるけれど、劇場の締めくくりを見て、全くかわらない内容だったと個人的な感想です。
ただ、テレビアニメの締めに感じたのは、ガキはめんどっちぃという感覚でしたが、この劇場の締めで感じたのは、ガキは面倒、でも希望がある、しかし面倒な大人はタチが悪いという感覚でしょうか。ユーミンが流れてきたとき、正直、すごーい違和感を持ったけれど、漠然とリンクする巨匠のアニメが頭をかすめて、ああ面倒だったのかな、けりをつけたかったのかな、なんて勝手な邪推をしたりして、なんだか笑えました。
終わり方も、外見がらしくなくて、ずーっと笑って見ていたら、ぱっと気持ち良く終わった印象です。
物議を醸した(?)あのテレビの締め方は、個人的にも不満だったし、創作的にも決して成功しているように見えなかったけれど、そのゆるぎない趣旨やコンセプトを全く変えることなく、むしろ見事に進化させた形で同じようなエンディングを再提示した作家魂(?)には恐れ入りました。頑固な大人はタチが悪いし、早いところ退場してほしいとこれなんですがねぇ。
凄いし素晴らしい作品でしたが、はっきり言って、あまりよく理解できません。だからまた後付けのようにたくさんの御託やご丁寧な解説などが色んなところで飛び交い、話題にもなって、また色々と楽しまれる小難しい作品になる気がしますが、この映画だけで十分に楽しめるかと…あ、でも、登場人物のことは少し知っていたほうがいいのかも─。
また、テレビアニメや過去の劇場作品でも見返してみたくなりました。
さよならジュピター
これが本当に終わり
3月8日、映画を観た直後に感想を書きます。心を落ち着けてから書いた方が文も、自分の気持ちも纏まるとは思うけれど、この瞬間の気持ちを記しておきたいです。
本当に、エヴァの最後の作品をこの目で観られてよかった。何よりも強くそう思います。シン・エヴァンゲリオンという作品の中で出会いも別れもありました。旧劇で望んでいた対話も、破の後に何があったのかも、今世界がどうなっているのかも全て細部に至るまで描き切った手腕に感激しかありません。
内容については触れません。ただ1人でも良いからこの作品を見る人が増えて欲しいです。断言します。この作品を観て後悔することは無いです。25年間の締めがこの作品です。アニメ版から観ていた人も、新劇から観た人も、誰かに誘われて今作から観た人も、何かが深く刺さるような作品だと思います。
この作品を世に出してくれてありがとう。
今はただ、誰かとエヴァのことを語り合いたいです。
今、私は世界で一番満ち足りた気分でいます。
本当にありがとう。
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