シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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ありがとう。さようなら!
小学生のときにTVシリーズに出会い、夢中になり、旧劇場版で大きなトラウマを負いって幾年…今は劇中の加持さんより年上になってしまいました。
旧劇場版の衝撃もあって、新劇場版にはそこまでハマらないようにしていましたが、笑
このネット時代、ネタバレを目にする前に観なければと…2021年3月11日に観賞しました。
「大人になってしまったなぁ…」
中盤以降、そんな感情でいっぱいになりました。
主人公の成長だけでなく、旧友たちの成長、主人公を取り巻く大人たちの成長、
それぞれが自分に向き合い、他人に向き合い、前を向くための決断をし…
その選択に、力強い意志があり、正直さがありました。
その姿が、もう本当に美しくて…。
これこそが、シン・エヴァの真骨頂なんだと感じました。
旧劇場版を彷彿とさせる映像演出もあり、「現実を向けよ」というメッセージは、旧劇場版のときと同じなのかもしれません。
しかし、その伝え方が、今回は心底刺さりました。
刺さりまくりました。
旧劇のときは、突き放された気持ちでいっぱいでしたが、
今回は、やさしさや愛情を感じるものでした。
「震災」「コロナ」という社会の構造が変わるような出来事が起きている背景があってなおさらでしょうか。
ラストの主人公の選択には、「大人の自分」としてはとても温かく感じ、しかし、「あの時(TV版に熱中していたとき)の自分」としては寂しさもあり…上映後は見事エヴァロス状態に(笑)。
エヴァンゲリオンという作品が自分にとって結構大きな存在だったんだなぁと気づかされました。
ああ、大人になってしまったなぁ…
大人として生きていくんだなぁ…
まるで、「あの時の自分」から卒業するかのような作品だと感じました。
監督をはじめとするスタッフのみなさん、見事に完結してくださって、本当にありがとうございました。マジでしびれました。幸せです。ありがとう。さようなら!
次の作品を、楽しみにしています。今までの全てのエヴァに、感謝します。
心優し科学の子の遺伝子
作品そのものとは関係のない内容の事を書きますので宜しくお願い致します。
関係がないとは言っても、この作品を観て想起した内容なので、何処かで関連しているのでしょう。
で、今回は書きたいテーマが沢山あり、今パッと頭に思い浮かぶワードだけでも「中二病」「時代性」「創作者にとっての完結とは」「創作者と鑑賞者」などなどが飛び交っていて、取り留めのない話になってしまう予感がします(爆)
まず、「創作者にとっての完結とは」「創作者と鑑賞者」ってことについて
こいう映画を観て訳分からんという感想がよくありますが、そういう類の発言は全く無視して良いと思っています。
それって単なる創作家に対する想像力の欠如であり、そういう類の人は全てに於いて経験不足・勉強不足であるだけで、全く意味のない感想だし、経験も知識もある人なら自分の嗜好は理解していて、恐らく最初から観ないか観ても別の表現になる筈です。
多くの映画・小説・漫画等々(芸術作品も含む)を読んできた人なら、1度や2度考えたことがあると思うのですが「作品に完成(完結)って本当にあるのか?」という事柄です。特にその作家のライフワーク的作品などは、その作家の人生そのものでしょうから、本当はその作家が死ぬまでは完成しないでしょう。
完成とか完結っていう言葉はあくまでも商業的・大人の事情的・技術的・規格的・便宜的な意味に於いてであって、読者・鑑賞者に対しての作り手のギリギリの妥協点であり、作り手にとっての完成・完結では決してないのだろうなという思いが、私には様々な作品体験からあります。
なので、この作品の様な大ヒットしムーブメントにまでなった作品で、何十年も経ちいまだに継続している作品に完結なんてあり得ないし、完結という言葉よりも“ケジメ”という意味で受け止める方が、この作品に対し今まで関心を示して来た受け手側の真っ当な対応だと思います。
それでも、話題作というだけでなぜ観たのか分からない様な一見さんが「1本の作品として世に出し意味不明では欠陥品」などと、勉強不足を棚に上げ偉そうに宣うのが情けないですね。
私の経験しただけでも、完結しなかった作品など数え切れないほどあり(例えば漫画だと『カムイ伝』などは代表例で、小説だと私の贔屓の夢枕獏なども何十年書き続けて未完の作品が多々あり)完結してくれただけでも本当に有難く、個人的にはその完結が望むものと違っていても、これだけ長い作品を完結させる労苦に対して「ご苦労様でした」としか言葉が見つかりません。
そして「中二病」「時代性」について
本作が“中二病”というワードを現した代表的な作品と捉えられている風潮ですが、確かに本作主人公の思春期真っ只中キャラはその後の、多くのアニメに多大な影響を与えていて、ちょっと調べてみると“中二病”という言葉が世間で使われ出したのが1999年で、本作のTVアニメは1995年からでこちらの方が少し早く、当時の社会現象的な風潮に敏感に捉えた作品であり、それらの影響から出来た言葉の様な気がします。
そういう作品群がブームとなる要素が社会自体にあり、個人というよりも社会そのものが“中二病”であったから発生したのかも知れません。だから他者に対して“中二病”と揶揄すること自体が的外れであり、世界全体が中二病化しているとして認識し取り扱うべき言葉なのでしょうね。
その予兆として、その一世代前の1980年代にブームとなった『機動戦士ガンダム』アムロ(ニュータイプ)のキャラは本作の『エヴァ』のシンジに通じ、本作を観ると結局はシンジの父親の碇ゲンドウからの流れが感じられ、『ガンダム』世代から社会が“中二病”になりつつあったのだと分かりましたよ。
で、碇ゲンドウ=シンジは庵野秀明自身の投影であり、だからこそ今まで完結出来なかったのだろうということが本作を観て納得出来ました。
で、庵野秀明(私より5歳下)というのは、我々の時代(科学の子)を生きて来た同胞であり代弁者あるからこそ、ずっと気になってしまう存在であったのでしょう。
終わりました。さようなら!
テレビ版があり、漫画があり、そして、シン版が終了。面白かったというよりも、やっと終わった。という気持ちが一番最初に浮かびました。しかし、気になった事ひとつだけあります。なんだあの上映時間。年寄りは上映中2回もトイレに行ったぞ。
かんたん批評っ☆ サービス、サービスゥ!
セカイ系アニメという枠組みで、子供から大人へと成長する精神(理性と情動の割合の変化)の変化する過程を描き、手段としてキリスト教的象徴を用いた作品。
明治初期に即席で取り入れた西洋的価値観で構成される社会から生まれた精神への認識 と 独自の文化であるセカイ系アニメ という極めて日本的な要素が融合した賜物である。
自称映画マニアが端的に言うと
(惑星大戦争)+(さよならジュピター)×宇部新川駅
これに尽きる気がする。
内容は、これでよかったと思う。中の人、製作者、視聴者全てを「エヴァの呪縛」から解放したんだからね。
ありがとう
さよなら
これでもエヴァファンは考察するのか
一応テレビシリーズから一通り見てきたが、
破の歓喜からQから失望、待たされまくってあまり興味も無くなったはずなのに、やっぱり見ちゃうエヴァンゲリオン最終章。
久しぶりの大画面と迫力の音響に、映画館で観るのっていいなぁと思うところまで。
本編が始まると過度な期待なせずに観賞したエヴァはその期待を裏切らず、袋小路のように広げすぎた大風呂敷を
見た目派手で且つ必要性の無い戦闘シーンと、
やたらセリフで補完される場面展開と、
絵コンテやキャプチャCG、実写などツギハギだらけの絵作り(これまた必要性なし)と、
新シリーズとは言え荒唐無稽なストーリーで、
無理矢理終わらせてしまいました。
庵野監督、お疲れ様でした。
もうエヴァは作らなくていいんです。
北上ミドリが吐き捨てていたセリフが全てではないかと。
コアなエヴァファンの為のアンチテーゼ、私にはそう思えました。
これでもコアファンは両手をあげて拍手喝采し、全てのシーンにあーだこーだと考察をして楽しむんでしょうが。
さらばすべてのエヴァンゲリオン
TVシリーズから全部見た私としては、見れて良かったです。一応は色々なことに決着がつきました。徹頭徹尾「個人」「願い」という概念にこだわった内容だと強く思います。
しかし、すべてを明確に説明してくれるのかというと、そういうものではない。きちんとした論理的な説明の欲しい方は見てもガッカリでしょう。完全に説明しないから、やはりもやもやが残りますね。庵野秀明監督もこれを終わらせるのは大変だっただろうなあ。
アスカ、いっきまーす
今までエヴァはパチンコでしかみたことなく、この前金曜ロードショーにて前作がやっていたので、たまたまみて、エヴァって面白いなと思い、予習をして今作をみにいったが……にわかエヴァファンには到底難しすぎる内容でした。エヴァがめっちゃ好きな人の映画だと思います。わからない事だらけで終始わけがわかりませんでした。なので星をつけれませんでした。
ただ1つだけ、アスカエロいっす
庵野氏は8年間なにをやってたんでしょう
脚本の書いた難解なオナニー設定をハイテンションなBGMとバトルシーンと厨二病的な臭いセリフをふんだんに織り込んだノリで無理やりゴリゴリに押して行ってもう何が何やらチンプンカンプンでした。
彼のキャリアの代表作ともいえるこの映画のラストがこんな風になってしまったことがすごく残念に感じます。難解な設定はパンフレットに任せてもっとキャラごとの心理描写を細かく描くとか、それができないのならもう1作追加で映画作るとかしてほしかったです。
本当に残念です。
感想は誰のものでもなく
歴史と認知のある作品なので、それぞれの見解があって賛否があるんだと思う。コロナ禍でも鮨詰めの映画館で、周りのマナーもよく鑑賞できた事だけをまずは素直に喜びたい。
見ることができてよかったとだけ、忘備録として残す。
映画館と、Amazonプライムビデオでみた、それぞれの感想
――― 映画館視聴 2021.3.11 ———
ちゃんと終劇しててびっくり笑
(一部わざとだろうけどw)
庵野さん、頑張って結末まで作ってた!笑
――― 追加 アマプラ視聴 2021.8.14———
アマプラで、シンエヴァンゲリオン2回目みた(1回目は映画館)
何回見ても素晴らしい、特に後半どうしても泣いてしまう
キャラクターももちろんそうだけど、
ストーリーも
見てる方も
庵野監督も
制作も
関わった人たちも
みんなそれぞれの立場でで救われたんだなあって
「さよなら、すべてのエヴァンゲリオン」
みんな・すべての「エヴァの呪縛」からの解放であり、卒業なんだと思う
自分に透過してみると
ゲンドウとシンジに自分を重ねて、
助け上げてくれる誰かを待ってる自分がいるのを、
それだけじゃダメなのを分かっているのにできない自分を感じてる
心のどこかでマリを探してて、待ってるんだな
そして、そんな甘えたこと言ってんじゃねえ、って尻を叩いてくれる人、を待ってる ・・・ かな
できれば、旧テレビ、旧劇、新劇とみて、シンは エンドロール終劇がでるまで見てほしい、
本当に見続けてよかったと、万感迫るものを感じてほしいです
0点のアニメ
中学生の時に見たエヴァQ
訳が分からないしこんがらがって終わったあと何も喋れなかった。
それでも、エヴァの世界観が好きでアニメも映画も漫画も何回も繰り返して見たし読んだ。
急に2020年6月に最終話が公開と聞いて終わっちゃうのか〜くらいに思っていた。
それがコロナで延期になり、1月、さらに延期で3月。
延期になる度、終わって欲しい気持ちと終わって欲しくない気持ちがせめぎ合っていた。
いざ席に座ると、ドキドキが止まらない。
幕が上がるとワクワクが止まらない。
終わったあとはQと同じく喋ることすら立ち上がることすらできない。でもこれは9年前とは違った喪失感よりは達成感?満足感?今まで味わったことの無い気持ちだった。
Qを見終わったあと歩きながら中学校の友人と次も一緒に見に行こうなと言った。
でも、大学の友人と見にいった
今は連絡も取らない中学の友人
それぞれが大人になったということなのかな
大人になるってなんだろう
親になるってどういうことなんだろう
子供ができるってなんだろう
友達、仲間ってなんだろう
そんなことを教えてくれる僕の人生の1ページにエヴァがあって良かった。ありがとう。さよなら。
5点満点しか付けられないこのレビューだけど
0点にしよう
0がいちばん無限に近いから…
奥深い
エヴァンゲリオンは年明け?
にテレビで放送された三部作を8割弱見たのが、
初めてで見るまで綾波レイしか顔と名前は
一致しておらず主人公かと思ってました。
(^◇^;)
パチンコでリーチ来ると
流れるメロディーが使徒襲来と言う事と
テレビを見て初めて
シンジが主人公と知りましたが、
俄かで映画観に行き
アスカ
マリ
の名前を認知
映画は何となく
ザックリとはエヴァは理解出来ました。
やはり、人の魂(想い)は永遠♾
と言う事かな…。
原作やテレビを見てきた人達が
納得するかは分かりませんが、
やはり、映画はエヴァの世界観を
覚えてからの方が楽しめそうですね映画は。
ただ、私みたいな初心者でも
ザックリなら分かりましたけど
結局は使徒って?
最後は結局どうなったの?
と言う感じです。
プログラム買って勉強しようとしたけど
買おうしたら売り切れてました。
公開4日目の朝一だったけど…。
多分、エンディングはハッピー
だったと思いますが、
ちょっと予想外の展開で
私の頭では追いつけなかったです。
(><)
評価は世界観がまだ理解し切れてないから
3.5ですが、
分かる方なら4.0以上かな?
また、映画を1作目から見直してから
本作は見直したいですね。
熱量の高さに圧倒された
他の皆さんの素晴らしいレビューを読んでいると
にわかファンの自分の言葉など
全然的外れなので、恥ずかしい限りですが、
庵野監督のイメージする世界観を
実際に可視化した、スタッフさんの仕事の熱量の高さに
圧倒されました。
目の前で展開されるストーリー、
作り出された世界、風景、人々、
声優を通して語られるセリフ、
キャラクター、
何もかもが、気になる存在、言葉、心象風景となって
記憶と心に染み込んで離れない。
一回観ただけじゃ、正直わからなかったし、
観たりない。
本当に、良いENDだった。
2015年ぐらいでエヴァを知って、遅いですけれども6年目になった。過去のTVバージョンのENDの残念、好きなキャラクターが良い結末を得るの願い、長年の願いが叶いましたの感じ。ありがとう、監督さんとすべてのスタッフさん達。さよなら、すべてのエヴァンゲリオン。
終盤の雰囲気に心打たれる
自身の行動で多くのものを失い失意に暮れるシンジ。一方、ゲンドウは計画を最終段階へと移行させていた…。
新劇場版完結篇。やや物語の補完の意味合いの強いシーンが多く感じたが、思い入れが深くなくとも終盤を感じさせる雰囲気に強制的に心打たれました。
新しくも、最後のエヴァ
展開は、終始今までのエヴァンゲリオンのようでそうじゃない。
セリフや描写が、今までのエヴァンゲリオンを周到しつつも、決別して次々と新しいものに変わっていく感覚が伝わってくる。
ここまでエヴァンゲリオンを追いかけてきて、本当に良かったと思える作品であった。
また、庵野監督自身の新しいことを始めるための挑戦のような場面も垣間見えた。
最後が実写のようになっていたのはシンシリーズに繋がっていると言うメッセージなのだろうか、それとも神話のように、我々の生きる世界は彼らの物語の続きだということなのだろうか…?
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