シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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あの時の僕を迎えに行く
何年前か正確に思い出せない位の昔、小学生だった自分は映画館で流れるアニメの総集編みたいな前半が終わり休憩時間が開けた後半のその音楽と映像がトラウマになった、いや囚われたという表現のが近いのかもしれない。あの時のあの時点にエヴァが好きだった自分を置いてきたのだと思う。
学校で見た子なんて学年に片手もいなかったし、なによりお互いにあの作品を言語化が出来なかったから見終わった後の整理も出来なかった。
それから数年後、中学生になるとあのエヴァが流行りだした、やれ哲学だとかなんだとこねくりまわす友達やあれはこうだと考察する同級生をみて、彼らはあれを言語化出来るほどに分かったのかという衝撃と共に、ふと自分は碇シンジの年齢になったんだな~と痛感した。
高校の時か大学の時か、エヴァがリメイクされるらしいなんて話が出た、沸き立つ友人達とは対照的に醒めきった自分がいた。今さら何をするんだろうと、自分の中でのエヴァンゲリオンはあの時のあの映画館のあのスクリーンで終わっていたのだから。
始まった新劇場版シリーズ
見に行く気にもならず行かなかったが、見に行った友達から良かったという話を聞き、彼らの中では終わっていないエヴァが終わりに向かい走り出したという期待感や高揚感を感じた、ならば上映が終わる前にと足を運んだ。
始まりから終わりまで絶え間無い後悔しかなかった。これはエヴァじゃない、こんなのはエヴァじゃない。こんな大衆化した作品じゃない、自分が映画館で『気持ち悪い』とすら思ったエヴァンゲリオンはこんなロボットアニメでもない、庵野秀明はこんな作品が作りたかったのか。
序、破、Qの終わらない連鎖に、これは一体なんなんだとすら思った、映像は綺麗だし、ロボットアニメとしては面白くても、これが求められているエヴァンゲリオンなのかという疑問と裏切られたという一方的な悲しみだけが残った。
そして最後のエヴァンゲリオンが訪れた。
冒頭から1時間強、自分の中でのエヴァは別の意味で終わったんだなと思った。思い出の中のあの10歳にも満たない自分、あの時に全てを置いてこようと思った。
このままこんな感じで終わりに近づいていくんだろうなと思ったその時、アスカの口からシンジへのあの時の想いが語られた…その瞬間、自分の中で何かがはまった感覚があった、そこから最後まで自分が何を理解し何を受けとったのか全く解らないが、気づいたらあの時のあの映画館のあの思い出の中の自分と歳をとり青年ですらなくなった自分が重なっていた。
あぁ、これだったんだ。
あの時のあの自分を美化して、大人になれないまま無駄なプライドやエゴだけで新劇場版と向き合っていたんだ。作品とその歴史と向き合ってこなかったのは自分だったんだと。
あの時、あの映画館の自分をようやく迎えにいけた気がした。
ありがとうエヴァンゲリオン、ありがとう庵野秀明
さらば全てのエヴァンゲリオン。
待ち望んだエヴァの最終回ムービー
公開、初日に行けなかったのが残念。
エヴァの呪縛から、私も解き放たれた感じがしました。
今までのラストに比べるとわかりやすく。
これまでの登場人物がほぼ出演した事が嬉しかった。
エヴァファン向けの最終回だと感じました。
私も35歳
エヴァを見た当時からすると大人になったもので、
アスカとシンジのお互いが好きだった。私の方が先に大人になった。
中学生のころ、好きだったものどおしが、大人になり、
恋愛感情がなくなった時に似ている。
「破」のアクション大作としてのエヴァもすごい楽しかった。
今回のエヴァは、ヒューマンドラマを見ているような気分だった。
これまでも、人間ドラマは、いろんな部分で描かれてきたが
いろんな人やこれまで触れられなかった部分にも触れていて満足
ミサトと加地さん、そしてのその子供
ゲンドウの過去もより深く
アスカとケンスケ。シンジとマリ。カオル君とレイ
おのおのが別々の道に進みだしたラストの駅は、見てても泣けた。
過去最終回のラストシーンや、カオル君とシンジ君が話す海辺?
旧劇場で、アスカとシンジが最後にいた海辺。数々のシーンが登場
きになっていた加地さんのラストも描かれていてこれまでの謎に触れてくれた。
エヴァに乗らない事を選んだシンジ君の未来がよいものになると本当にいいな。
ミサトさんが、最後に帽子をとり、今までのエヴァスタイルとなり決戦に挑み
シンジ君が制服をきて、エントリープラグ姿で現れるシーンは、
本当、ファンサービスだと感じました。
これまで、エヴァのテレビ版、旧劇場、新劇場とシリーズとともに成長してきた人こそ、
楽しめるそんなエヴァ映画だった。
最高の到着地点(6月15日追記)
エヴァだけに変な終わり方やったらどうしよとか思ってたけど
最高の終わり方やったんちゃうかな?
今までの伏線とかほとんど回収できたと思う
難しさはなくそのまま受け入れるのが大切で正解です
エヴァ熱がまた来たので序から見直してもう一度映画館に行きます
追記(6月15日)
3回観ました
2回目は4DXです
ネオンジェネシス
インフレーションによって作られた別の宇宙
エヴァの存在しない現実の世界(だから実写)
最後に行ったマイナス宇宙は量子力学の世界でイベントホライゾンにも似た場所
空間は移動できないが時間は移動できる
宇宙が誕生した場所にゴルゴダオブジェクトがあるんやろう
ガフの扉はそこへ通じる
全てのエヴァを消したのは別の宇宙にもエヴァが存在する可能性があるから
イベントホライゾンで過去からエヴァを消し去ったって感じ
繰り返しではなく(ループ物ではなく)最初から宇宙を作り直した感じかな
シンジとマリに記憶があるのはゴルゴダオブジェクトにマリがシンジを助けに行った時に2人の記憶だけが過去に飛ばされネオンジェネシスの世界の2人に上書き?されたから
チョーカーに関しては分かりませんw
物質が過去に送られるとは思えないし
でもあれは物質ではなく形を成す記憶なのかも
最後にマリがチョーカーをポケットに入れたけどポケットはふくらんでなかったしね
3回目を観てこんな感じに思いました
1回目は感情だけが残り
2回目は4DXだったのでアトラクションとして楽しみ
3回目でしっかり内容を観た
次見るのはBlu-ray買ってからかなぁ
また劇場行くタイミングあればいいけど
追記
4回目観に行きました❗️
アスカってそういう事やったんや…
ありがとう
急に現実を叩きつけられた気がする
リアルタイム中学生からみてました。
同年代のシンジ君に感情移入できてたからすごい共感できた作品。難しい設定は置いといてアニメーションや音響、BGM昔から作品をみてなくても楽しめる作品。
第三村のシーンの綾波がかわいすぎるし、好きだった事を伝えるアスカもかわいいと思ったが最終ただのオッパイ好きかと思ってしまった。
急に大人になるシンジ君。大人になった今でも14歳のシンジくんの心情に共感していたが急にリアルを叩きつけられる。
正直現実と向き合わずにもう少し夢を見ていたかった。シンジ君も成長してるんだまわりに置いていかれるという不安な気持ちになった反面、前に進もうという気持ちにもなれた。
ただラストはしっくりこない。
これは一つのパラレルワールドの話にしても。
ありがとう全てのエヴァンゲリオン
ああいう終わり方もair まごころを君にがあったからこその 庵野監督なりの1つの裏切りだったのかな
エヴァンゲリオンに出会えて本当に良かったと心の底から思える作品でした
裏切り!
最もエヴァらしくないエヴァ作品
新劇場版の最終作である本編。
映像については今まで通り2D+3Dをうまく組み合わされており、書き込みやエフェクトなどもかなり多用されていてワンシーンごとでかなりリッチな映像になっています。おそらく現行のアニメ作品ではトップクラスの出来かと。
シナリオについては、タイトル通り「最もエヴァらしくないエヴァ」だと感じました。というのも、”オチなしで次回作に続く、下手したら最初からループ”が今までのエヴァ作品の前提なのでオチがちゃんとあることにどうしても違和感を感じてしまいました。ただ各キャラごとで有耶無耶だった”それぞれの行動の動機”についてもちゃんと焦点が当たっていたので、オチとしては無難と言われればそれまでですが、十分ありな結末だったのかと思います。
音楽については、やはり宇多田ヒカル氏の楽曲がEDで流れるだけで作品が締まります。また若干のネタバレになりますが)新曲+あの曲がアレンジで流れたときに、「ああ両曲とも歌詞は碇ゲンドウの人類補完計画を進めようと思った動機のこと書いてるんだな」と腑に落ちました。(憶測かもしれませんが・・・)
総評して、区切りがつくまで長いこと時間が作品ではありましたが、ちゃんと完結されて最後が見れたのは良かったと思います。やはり各キャラクターも空想の世界の中とはいえ、ずっと同じ場所をループしてるより、前に進まなきゃね。
よかった
粗はあります。「このCGはちょっとどうなんだ」とか「これでもまだ尺足りてないんじゃないか」とか言いたいこともあります。だから一応-0.5。
それでもエヴァシリーズのラストとして、見たいものを見せてくれた映画だと思います。
派手な戦闘シーンと考察しがいのある(悪く言えば意味不明な)設定群、人間関係の機微という「エヴァらしさ」、長年のファンが見たかったであろう結末、そして随所に散りばめられたセルフオマージュによるファンサービス。
ファンサービスですよ!?あの庵野監督が!エヴァオタクを皮肉るでもバカにするでもなく!
それを見た今なら、度々庵野監督が言おうとしているらしい「お前らオタク共はいい加減エヴァを卒業しろ」という呼びかけに対して素直に「はい」と言えます。
いや寂しいんですよ。もう二度と(少なくとも庵野監督作品としての)エヴァが作られないと思うと。でも「もっと作ってくれ!」とは口が裂けても言えない。「はい終わり」って放り投げられたわけでもなく、優しく「これでおしまいだよ」と着地させてくれたし、これ以上続きやら外伝やらを作ると確実に蛇足になるとわかるくらい良い結末だったから。
カップリングを気にする人が怒るのもわかるけれど、シンジくんもアスカも皆大人になったんだから、きっと視聴者には見えないところで自分なりの未来を掴んだんですよ。
だからこれでおしまいでいいんだと思います。
喪失感と幸福感の詰まった、最高の卒業式でした。
タイトルなし(ネタバレ)
確かに今までのTVシリーズ 劇場版の内容は全部補完しましたが、結果は正直納得できないですね。まるでセーラームーン昔のTVシリーズの終わりみたいに。シンジ君ガ新たの世界作ったことで、すべでの人生き返せました、ただ各キャラクター1カード程度で、幻が現実がも曖昧な感じ。シンジとマリが確かに過去の記憶が残ってますが、一瞬出たの綾波とカヲルはどうだろう。ただの似でるの他人なら残念ですね。
まぁいいところと考えると、新作った世界のことで綾波とカヲル存在でも話し的に通れるから、綾波派の俺として、少なくでも、綾波まで生きでる。旧劇場版よりましですね。
ファンだけに向いた作品と言われるかもしれませんが…
長文、駄文になりますm(_ _)m
放送当時シンジ達と同じ14才でした。そりゃもう、ドップリはまりました。殆どの作品を初日に観ていまして、今回もレイトショーにて初日に観ることができました。
さて今回の作品ですが、エヴァ信者の様な僕からすれば最初から100点なのです。加点方式でそこから増えていくことはあってもエヴァを観られたらそれだけで満足なんです。減点はありません。
やはり、今までのエヴァと同じように心が踊りました、震えました。
しかし、作品自体のクオリティやセンスで言うとどうなのかなぁと思っちゃいました。庵野監督のわざと外した演出は今回も健在でしたが、それが客観的に見て高く評価されるものなのかは疑問です…
しかし僕にとってリアルタイムで映画館で初日に、エヴァを観る時間は青春の続きです、熱病のフラッシュバックなのですわ。
今回、作品のクオリティとしては評価されないかもしれません、しかし映像体験としてのエヴァはやっぱりエヴァでした、唯一無二です。
数多くある名作とは違うかもしれませんが、1人でも多くの人にこの唯一無二の映像体験に溺れて欲しいと切に願います。
なんだかよく分かんね
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