シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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完結したから、評価上増しにしてる人が多いのでは
3日間で4部作を見た。
最初の2作は楽しめて、Qからはストレスの方が多くなり、このシンも、楽しめたとは言い難い。
専門用語、思わせぶりな描写が多すぎて、ストレスが溜まる。
鑑賞後に、解説・考察サイトや、動画を見て、ようやく、多少は腑に落ちるような、作品。
それは、作り手のオ〇ニーとも言える作品で、素直に楽しめた作品ではないので、この点数。
エヴァ素人でも面白かった
エヴァンゲリオンに関して自分は、
・アニメシリーズなど、観ていない回も多々
・今回の新作4本は一応すべて鑑賞済み
・ネットやYouTubeで解説を読んでざっくりとは理解している
といったレベルで、今作を鑑賞。
個人的にはこれまで観たエヴァ作品の中では1番面白く感じた。
面白いと思ったポイントは、
①前半の村生活シーンでの綾波(仮)の心の成長
②エヴァ以外(艦隊など)の戦闘シーンの見ごたえ
③終盤のメタ的シーンと様々な表現手法
①も②も、普遍的な映画の面白要素だと思う。だから今作はエヴァに詳しくなくてもワクワクしたり面白く感じたのかも…
1番驚いた&面白いと感じたのは③で、特にラストの実写映像にはびっくり。
ただその実写シーンは、今作を観終わった後、あの情報量とエヴァの最終章という余韻から現実に戻るための呼び水だな、と個人的には感じた。
普通に綾波かアスカとくっついてくれシンジ
思った以上に前向きな感じで、宇多田ヒカルの主題歌も相まってちょっと切なくもさわやかに終わったのがあまりにもエヴァンゲリオンらしくなくて驚いた。
シンジとゲンドウの親子関係が決着ついたのもよかったし、「親戚の集まりが嫌いだった」とかいう共感しかないセリフから始まるゲンドウのモノローグもよかった。
だが、しかし…シンジ×マリはないだろう?ほぼ接点ないじゃん…アスカ×ケンケンも……完全に脳が破壊された。
あと戦いで決着ではなく話し合いで和解するという結論はそれはそれで良いと思うけれど、やっぱり覚醒したシンジの初号機はかっこよく戦うとこは見たかった。
まあ、ちゃんと完結したので、監督頑張ったなと……
わかりやすい
4部作の最終章なのか・・・・。
何となくスタイリッシュで世の評判も良いので1,2作目は映画館で観賞。
で、ナンノコッチャ?という感想。
私とは感性が合わなかった。
で、3作目があったことはもはや記憶にもなく、
今作は「シン」と銘打っていたのでシンゴジラでの好感触に心は動いたが見送った。
故あって長期自宅療養となったので何となく観賞。
今更なので簡単に。
これまでの経緯は忘れているし3作目は飛んでいるが、
どうせナンノコッチャなのでモーマンタイ。
とにかくこれまでと比べてとてもわかりやすく、エモーショナル。
映像もさすがのクオリティでかなり満足度が高い。
とてもきれいに終わらせてくれたなと感じた。
映画館の迫力があったら、☆半分は増えていたことだろう。
わかりやすい番外編か実写版を神木君で作ってくれないかな。
普通のアニメになってしまった
リアルタイム世代ではない私にとってもエヴァは神格化された名作の中の名作だった。厨二病だったとも言えるが、10代の頃TSUTAYAで借りてブラウン管のテレビで見たエヴァは私に世界の真理やタブーを見せてくれた。解釈の余地があったことがその魅力の源泉だったと思うが、新劇場版で一つの答えが提示されたことで途端に現実味のない単なるアニメーションとして陳腐に感じてしまうようになった。さようなら全てのエヴァンゲリオン。世間が拡大解釈し過ぎていた面はあると思うし、今作は私が感じた感覚を抱かせることが監督の意図のようにも思う。喪失感と自分の老いが悲しい。ハッタリの効いたエヴァを楽しめるのは旧劇場版までだった。
さようならエヴァンゲリオン
超難関映画
旧から新への大きな変化は…
新も旧も 庵野氏の"極私的物語" だったのでしょうが、旧からの大きな変化は、そんな庵野氏に「伴侶」が出来た事ですよね。
それが、しっかり者の眼鏡っ娘で、繊細なコミュ障でも拒絶せず、時に寄り添い、時に助け、導いてくれる新からのキャラ「マリ」=「伴侶」
ここらへんは指摘している方多数いらっいますね。
それを踏まえての本作のクライマックス、庵野氏の脳内では、レイは理想の2次元キャラなので結ばれる事は無く、アスカは一方的に恋心を持ったが拒絶された恋愛トラウマの相手(なので旧作では絞殺…)、ミサトは初恋相手の憧れのお姉さん、そんな各自に決着を付け、結末がああなったのは大いに納得、何せ "極私的物語" なのだから!
ここからは画的な話ですが、やはりCGメカは嫌いです…、旧の12使徒vsアスカを越えるメカ画が新シリーズには無かったですね…
それと、気になったのがプラグスーツでのキワどいバックお股越しショットが多かったですが、総じてムッチリ感の無いキャラばかりなので個人的にはグッと来ませんでした…
登場人物たちの魂の浄化と新世紀創造
今まで(特にQ)と比べて、説明的な台詞が多く圧倒的に親切な作り、どうしちゃったの?
まぁ、それでも理解できない部分は多々ありましたけど。
物語の根幹にある人類補完計画を遂行する碇ゲンドウの、本当の目的は私欲の為ってのが萎えます。
要約すると、
こじらせ厨二病親子が理解し合うまでを、ややこしくも壮大に描いた稀代のエンターテイメント。
そんな感じ?
シンジによって登場人物それぞれの魂が浄化され(なんとなくスッキリ)、新世紀が創造された、のかな?
その新世紀が、
エヴァ後の世界なのか、シンジとマリ以外はエヴァ世界の記憶の無いパラレルワールドなのか、
その辺は考察が楽しめそう。
マリが、ゲンドウとユイを引き合わせたような描写があったりとか、映画版のポッと出のくせに(失礼!)、なんだか重要なキーマン的な余韻を残してるんだよなぁ。
上映時間も長く途中で飽きたけど、
コアなファンでは無いけれどTV版からすべて付き合ってきたので、完結にはグッとくるものはありました。
公開終了間際、観てきました。
良かった。
構造的には旧作の造り替えなんだけど、
下手に旧作との物語としての直接的な関連はなくて新劇場版の世界としてちゃんと独立したストーリーになってたのが良かったです。
だから今作でのアスカはこういう設定なのね、と素直に納得できたし。旧作からのファンに強烈に時間の経過を感じさせていて、そこら辺が感慨深かった。
旧劇場版は最終的には自分と向き合いつつの母親との邂逅なんだけど、今回はそこのリフレインにならないように徹底的にシンジとゲンドウを向き合わせていました。結局今まではっきりとはやってこなかった部分だから長年の心のつっかえが取れました。
旧劇場版でのシンジの心理を開始40分で乗り越えさせて、同じハマり方をしているゲンドウとぶつけるのは良い変化。
実際エヴァに乗る乗らないみたいな部分に関して言えば破で終わらせているので、立ち直りが早かったのもある程度納得できます。
尺の都合で今回も一気に覚悟決まりすぎてる感はあるけど笑
14歳が一気に28歳に成長してましたね。
旧作だとTVも映画もゲンドウの思惑は最終的に一個も達成されていないのですが、今回は多大な温情がかかけられていました。
庵野さんも歳をとったんだな、と思います。もちろんいい意味でね。
むしろ丁寧すぎるぐらい一個一個の物事を説明と消化をしてて、庵野さんにしてはかなり商業的に作ってると感じました。思えば新劇4作は最初から明確にエンターテイメント性を強くしてましたね。
ちょっと残念だったのはエヴァの戦闘シーンが新劇場版で回を重ねるごとに3DCG感が出過ぎてて、ふと冷めちゃう瞬間があるところ。
終盤の背景をわざと特撮セットにしてエヴァ本体の動きのアニメ感の無さを薄めようとしてるんだけど、若干ゲームとかMMD作品見てるようなチープさを感じて笑ってしまいました。
裏宇宙で13号機が待機してる姿がカヲルくん初登場ポーズで、ゲンドウ≒カヲルを印象付ける遊びなんだろうけど、ゲンドウさんそんなポーズします?な部分も地味にツボ。
終盤の連続で槍にブッ刺さるシーンは多分わざと笑わせに来てる。
あと全編通して冬月先生が超人すぎますw
L結界の中で生身でギリギリまで耐えてたのもだし。
Qの時からずっとヴィレの人達が100人単位でなんとかやってる作業を全部一人でやってるよね。
振り返ってみると4作品通して綺麗にまとまってるいい作品でした。と同時に、旧劇場版があれで完璧に完成された作品だったと再認識。
新劇場版はなんとか同じにはしないように頑張った結果、清涼感のある作風になったのかも。
所々に散りばめた旧作っぽい構図は物語上の意味はそんなに無くて、単純にファンサービスなのかな。
なので最後の駅のシーンも漫画版のオマージュでありオマケなんだと思ってます。
マリのモデルは多分やっぱり庵野さんの奥さんなので、そこは自分にサービスしたのかな笑
想定の範囲内すぎて逆に想定外
期待してることが全てされてて、過不足なしでした。
迫力のバトルシーン、演出の奇抜さ、伏線回収、そして分かりにくさ。
全てが良くも悪くも想定の範囲内すぎて、逆に想定外というか。
あ、前半の綾波萌えだけは想定以上です。
こういう難解なアニメは得てして何らかのメタファーになってますが、細かい設定が分からなくても、アニメ業界やそれに関わる庵野監督と周辺の人々がテーマになっていると、しっかり受け止めれる作りになっています。
全ての主要キャラクターがしっかり幸せな方向(?)に昇華されていってて、「エヴァが終わった感」に溢れた、まさに卒業式。
特にゲンドウは思ってた以上のさらけ出しっぷりでした。SFモノの一つのテンプレである、「自分は本当はこういうやつなんだー」と相手と対話する心象場面をハッキリ書ききっていたのが一番の驚きでした。
ただあの辺はちょっと時期を逸した演出でしたね。
ビューティフルドリーマー、グリッドマン、実写でも松本人志の大日本人でやってたことで。
数年早かったら大爆発だったんですが。
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