シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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エンディングは過去の作品より良
作品のエンディングとしては、TV版、過去の劇場版と比較して良作と感じました。
唯、このロードショーシリーズ(序・破・Q含め)は、登場人物がTV版と同じ、別の作品として観るべきでしょう。
序盤のアクションシーンはリズミカルでそれなりに爽快ですが、エヴァらしくないとも言えるかも知れません。
また、人類補完計画は最後まで理解し切れない部分が残ります。
その他にも理解を超える箇所は有りましたが、大風呂敷を広げてしまっているので、落とし所が難しくなってしまった感は否めません。
それでも、成長して大人になったクラスメートとシンジのやり取り、綾波レイの村での暮らし振りは、非常に楽しく心地よいシーンです。
全体的には、どうストーリーを完結させるのか苦労しているのが見えてしまっている映画でした。
楽しい場面、爽快な場面、重苦しい場面、理解し切れない部分、良くも悪くも、とても盛り沢山な2時間半でした。
そういう事を含めても観るべきか否かと言ったら、やっぱりロードショーで観ておく映画でしょう。
最後のエヴァに相応しい
Qからの展開だと、まずまず。
アスカを迎えに行ったという解釈
ラストシーン、マリに手を引かれシンジが向かった先は何処なのか。
様々な解釈が出来る様になっています。
作中、頻繁に語られる大人と子供の関係を通してあからさまな迄に不遇なアスカの状況を観客に見せつける作りになってます(コレは旧劇から)。
物語終盤までシンジとアスカは「(完全に)大人になれていない」という点で一致しており、互いに恋人ではなく保護者(親)を求めています。シンジ=マリ、アスカ=ケンスケ
終盤で精神的に成長したシンジはアスカにかつての好意を伝えます。
赤面する大人になったアスカ。変わらぬシンジへの想いがあるのでしょう。
ラストシーン、向かいのホームには1人ベンチに座るアスカの姿が。
誰よりもアスカの救済を望んだマリに手を引かれ、シンジが向かった先は。。
こう解釈するとなんかしっくりくるのです。
話の流れとして、ホームでアスカのそばにケンスケが居てもなんら不自然ではないのですが、、敢えてそうしないのは、やはりシンジがアスカを迎え行く(救う)ラストを想起させる庵野さんの粋な計らいなんでしょう。
古くは旧劇からアスカの不遇を嘆く声がありましたが、旧劇、新劇含めてアスカの魂を救済ラストシーンにもなっていると思います。
エヴァとガンダムの流れ似てない?
双方テレビシリーズで突然大ブレーク、最初の映画化とゼータで病み始め、新映画化と逆襲、新ゼータで丸くなる。流れが似てるなぁと。
誰しも歳を取れば丸くなることもある。シン・ゴジラを撮り終えた後、庵野監督はこれで行こうと思ったのかもしれない。
アスカが惣流から式波に変更した時点で新エヴァ劇場版の流れは決まっていたんだろう。
破で突然マリが参入したのも今作の担い手としだろうし。
コアなオールドファンは前劇場版を引きずって、大円団は納得出来ないだろうが、シンエヴァは四部作の完結編である。式波になった時点で過去のエヴァを引きずる必要が無いし関係無いのだ。
はっきり言って、マリのエヴァでしたね。オープニングとラストの使徒との対決では前作までと打って変わって大活躍。
綾波レイの可愛さとアスカの勇ましくも美しい様はファンもあるていどは満足したのではないかな。
ラストのシンジは父ゲンドウより大人になっていた。結局ゲンドウが一番ガキだったってことだ。
見終わった後、いちマリファンとしては、綾波レイファンやアスカファンには申し訳ないと思いながら、密かに小さくガッツポーズをした。
わけがわからないのに興奮してしまった!
エヴァンゲリオン新劇場版の完結編。本編が始まる前に、前3作をダイジェストにして流してくれたのでかなり助かった。
前作「Q」でかなり不可解な展開になって終わっていたが、正直これで終わらせられるのか不安ではあった。理解できない単語や組織もたくさん出ていてかなり聞き流さないと引っかかってしまう。実は本作もそう。セリフの一つひとつを理解しようとしてはダメなんだろう。わからないまま流していかないとキツい。そして様々な謎の決着のつけ方も個人的にはよくわからないままだった。かなり広範囲に広げた風呂敷を強引にまとめて縛りあげた印象。細かいところで納得はできないのだが、これはこれでいいのかもしれない。主要キャラの話がちゃんと語られたのもよかった。
あと、映像はすごかった。冒頭と後半の戦闘シーンは圧倒されてしまった。キレイで、迫力があって、カッコいい。後半はTV版や「序」と「破」で観てきた背景で戦うシーンは、完結編らしい演出でコレコレ!っていう高揚感たっぷり。でも一方で、終わりを感じてしまいちょっと切なくなった。
あれだけわけがわかっていないのに、完結編として満足のいくものだった。不思議な映画だ。
本当に終わりなんだね。
アニメじゃない、アニメじゃない、最後はリアル
TV版の終わりあたりから見てきたのでエヴァンゲリオンが終わるのは感慨深い。
今から25年前の2月に第22話から見始めて、25話から最終話の衝撃を受けてはまった一人です。
当時のアニメサークル内の沸騰ぶりは外からも分かるくらいだった。
それが意外なことに外に飛び火しアニメを見ない大学生が「エヴァエヴァ」言い出して違和感を覚えたのが25年前。それからいつの間にか大学生がアニメを見るのは当たり前になり、社会人になっても見続けて、アニメ文化が一般化していき、また同時にコスプレなども当たり前になっていった。
そして、日本人の男女の未婚率はあがり、恋愛経験のない20代もどんどん増えていったのが2000年以降の流れ。
そんな25年間で、自分はエヴァとガンダムと甲殻機動隊とジブリ以外はすっかりとアニメから足を洗いってしまいました。
序、破と来て、Qはつまらなく30分で寝てしまい12年経って話もほとんど忘れて、
全く見る気持ちもなく、事前の期待していなかったが意外と評価が高いので見に来てしまった。
とりあえず、Qを知らないでも楽しめることはできた。
ただ、エヴァTV版、旧劇、新劇、いずれも全く見ていないならかなり辛い作品ではある。
だから☆4
庵野監督とスタッフはこの作品でエヴァ以降の25年のヲタク文化を総括して
「いつまでも子どもでいるな、働いて、自立した異性と出会い、結婚して、日常を生きろ」
と投げかけた。
それも旧劇みたいな投げ出す形ではなく相手を受け止めて理解しながら。
二次元萌え、セカイ系、東日本大震災、IT化社会などの25年間の社会の変化を受け止めて
そしてこうだよと提示した。
もうエヴァ制作陣は子どもじゃない、大人になったんだとしみじみと感じました。
そして自分も大人になったことを実感した。
ですが、もし、大人になりきれず恋愛もできないまま40を超えていたら
ラストは相当に堪えただろうけど。
感想は誰のものでもなく
物語重視か伏線回収重視か
観た感想は置いてきぼりにならないよう一生懸命観たので(前作がそうだったので)時間が経つのも早く楽しく見れました。 映画としてはとても楽しく観れました。今までの作品とテレビ版観てる人はですが。
シンジとゲンドウの伏線はある程度回収した印象でしたが、アスカとマリはさっぱりわからなかった。
マリは何であそこまでシンジに肩入れしたのか。アスカは前作から使徒化されていたが何が原因であのようになったのか。サブキャラ伏線回収が弱かったので後からで良いのでどんなキャラ設定でこういうシナリオになったのか教えてほしいです。それを想像して楽しむのがエヴァですと言われればそれまでですが。
個人的にはミサトさんの伏線は綺麗に回収されていたような気がしたので前作腑に落ちなかった点が解消された感じでした。
熱量の高さに圧倒された
一言で言うと良かったです。
4回目はIMAX
最終4点かな。
いろんなネタ入れてくれてて、楽しめた。
最後の方の戦闘シーンとかは、少し残念に思うところもあったかな。
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3回目は、4DX
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2回目行って、結論、とても良かった。
いろいろ考察を聞いたり、観に行って友人と話して、かなり補完されました。
アスカいましたね。ありゃわからんよ。
駅のシーンからは、エヴァのない、別の世界でリスタート!
庵野監督は、シンジたちを現実世界に溶け込ませる演出したかったし、監督自身もこれから(次は!)は実写で行くんだと思いました。ラストのセットの裏とか、得意の絵コンテからの実写のシーンですね。
クレジットが最初にもあり、エンドクレジットも過去の作品と変わったこともその現れではないかと思いました!
シン・ウルトラマンに期待です。
多分、ウルトラマンも怪獣と話がしたいになるよ!これは!笑
委員長の〜のおまじない。レイとのこのやり取りが、改めて良い映画にしてくれた。脚本の素晴らしさです。
これだけ、自分の好きなものを並べて、たくさんの人に考察させることができるってすごいなと思います。
本当につまらなかったら、誰も観にいかないですよ。
モヤモヤした方もいたと思うんですが、私は2回目で解放された気がします。笑
テレビ版からのファンとしては、ラストシーンでシンジとマリってと思ったりもしましたが、これは、レイとアスカのどちらに花持たせても納得しないだろうなと思うので、こうなったかなと。
しかし、駅のシーンでは、もうちょっとレイ、アスカ、カヲルのカットか、台詞あってもよかったのかなと思いました。
スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
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良かったんですが、結局よくわからないことが多かったです。要するに、解答求めてもらっても困るという感じかなと思いました。
最後にもうちょっとスッキリするのかなと思いましたが、、、。
でも、頑張って伏線回収したなあと思いました。
ユーミンの歌はよかったな。
ナツメロ入れてくるのも素敵でした。
あと、冒頭のクレジットのところで、アランドロンの太陽がいっぱいぽい音楽って、監督があの映画好きだからだったのかな?笑
もしかして、あれもオマージュかも?笑
アスカ、どうなったんだろう?
最後、駅に居たのは、ただの似た人?
終盤の雰囲気に心打たれる
良かった、、、(の意味は本文で)
良かった、、、本当に良かった。
緊張感ある吊り下げ戦闘シーン(このアイデア、面白い!)から一転して、ジブリ回帰のような牧歌的な暮らしの中でのシンジ回復という分かりやすい演出を見せてくれた後、無双と化したエヴァバトルを経ての、父VS息子。
物語への好き嫌いは二分されるだろうけど、随所に伏線回収のやさしさと丁寧さが垣間見えて、「なるほどね」と「やっぱりそうだったのか」がはっきり分かる説明過多が意外だった。個人的には槍の理屈が知識が無いのでそのままの展開を受け入れたけど、わかりすぎるのはエヴァらしくないのかも、とちょっと辛口(わがまま?)にも思ってしまった。
TVシリーズ最終回2話の放送後、「僕たちが作りたかったのはこれなんです」というインタビューを読んだことがあり「いや、絶対言い訳してるって」と思った記憶があったけど、それは本当だったんだとこれも納得できた。素直にこんな演出が好きなんですね、庵野さん。
「Q」まで、どうしてマリさんを新しく創作したのか謎だったけど、そうか、アスカもレイもシンジの恋人にはなれないんだ、と言う人間関係と、戦いの構図にどうしても後一人必要だったんだ、という理由で納得できた。
最初から大人で知的で、強くて優しい。
勝手な想像だけど、マリさんを登場させることでシン・エヴァンゲリオンを作れる(完成させられる)と庵野さんは走り出せたんじゃないだろうか。
だから、マリさんが好き。
ラストシーンに向けて、派手な見どころがないのは残念だったけど(ちょっと最後に大きなバトルを期待していたのでそこは物足りない)みんなが幸せに、満足な表情で終わっていく流れの中で、「ああ、終わったなぁ。完結したなぁ。こんな物語だったんだぁ」と余韻に浸っている自分がいた。
エヴァンゲリオンでそんな風に終わりを迎えられるなんて、なんだかんだで見続けてきて良かった、、、。本当に良かった!
もう一回、観に行こう。
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