シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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これ観てから、Qが高評価となる
前作Qのエグい程のムチャな急展開に、庵野氏また血迷ったかと。しかしながら、この後どう完結させるかが楽しみだった。しかし待つのが長かった.....。待ちに待った本作、見事な落とし所というか充分満足な結末だった。さらにそれまでのヤバい評価だったQが大好きになった。
で、結局、エヴァって.....庵野監督の自虐たっぷり作品である事と、『こんなアニメ観てる奴らって気持ち悪いんだよ、皆で再度自覚しようよ。でもそれでも良いじゃん、俺もキモいんだよ。エヴァ観ちゃうだろ?ヤメられないだろ?完結なんだけど、落とし前の付け方も、やっぱ裏切りと多少の放り投げ感で。だから鑑賞後は、毎度の如く皆で語り合ってくれ。批判しても残念がっても狙い通りだ。な、エヴァって、俺って、お前らって、やっぱりキモいだろ』っていう、庵野監督のメッセージ作品だと感じたw
うん、俺はキモい、認める。エヴァが好きだ。だから星4つw
真希波・マリ・イラストリアス
2021年3月16日
映画 #シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
(2020年)鑑賞
テレビ版から約25年、劇場版の序からも10年以上経過している状況でこのシリーズを終わらせるのは難しったと想像できる
日常、自然、再生とかを散りばめ、親子愛や家族愛で締めくくるとは!
まさか大人になるとは思わなかった!
現実に負けたエヴァンゲリオン
アニメ映画としてはクォリティの高い作品です。求めていたエヴァというと。物語としては綺麗にまとめて文句が無いのでしょうが、だから評価も悪くない。でも、悪くないだけで、すごく良いわけでない。僕にとって。
主語が大きいとアレなので、小さな主語で。
僕が、当時感じたエヴァというのは、バブル不況にかっこよくない大人に世紀末に嫌な事件にオカルトブームの中の混沌とした現実の中で、子供だって生きづらさを感じ取っていました。それは人との摩擦のせいだよとも気付かせてくれ、共感できる主人公が、世界に翻弄されて行くのです。はてはこの世界はどうなってしまうんだ?(世紀末)を一緒に体験してくれる存在でした。
旧劇は、現実に帰れというメッセージ性ばかり言われますが、正直、良くわからんがみんなが一つになるよりは、辛くても割り切って生きてく方がマシじゃねえ。とシンプルに納得できるものでした。理解できないというよりは、まあそんなものだよね。という気持ちのほうが強かった。
そしてやっとシンのお話、サードインパクト後の世界では、人々はシンプルに達観してしまっています。世界が滅んだ世界なら、そりゃシンプルになりますよね。現実もはやく滅んでほしいものです。でも、現実は滅ぶことはないので、あの世界に生きる彼らは強く、今の僕らと一緒に悩み苦しんでくれる存在ではなくなってしまいました。
カオル君が言うようにシンジ君は立ち直ってしまいます。代わりに、僕らの共感者として名乗り出てくれたのがゲンドウ君。
気持ちは分かるけどさ、ぶっちゃけお前に共感できるメンタルの人いないって。愛しいの人のために世界を天秤にかけるってヒロイズムすぎる子供すぎるよ。シンジに大人になったとか言ってる場合じゃないよ。俺らの現実は、世界を壊す槍もないし、好きな人のために世界をまきこめるほどわがまま許されてないんだよ。日々フラストレーションためながら、マスクしてお行儀よく世界が終わらないこと祈って良い子してるんだよ、大人。
そして、子供もなんですよね。そう思ったとたんに、シンジ君は大人になってるように感じなくなります。周りの都合で大人を演じさせられてるだけです。涙を流せないなんて、子供しか言わないよ。大人は泣くんだよ。まるで、大人の都合でマスクをつけさせられ、満足に友達と遊ぶこともできず、不安や変わりゆく世界の中で、良い子を演じさせられてる子供にオーバーラッピングしちゃうのです。
いやいや、自分捨てて世界なんて救わんでくれ。世界なんてぶち壊しちゃえば良いんだよ!!シンジ君。こんな世界壊してほしかったよ!!子供たちが無理に大人になんてならなくて良い世界がはやく帰ってきてほしいものです。
少年から大人へ
それぞれが辿ってきた「序」からの14年という想いと感情を描き、碇シンジがその想いを受け止め、それをどの様に還すのかを描いた作品だと思います。
世界(社会)はそれほど悪いもんじゃないってことかな。
ただし「序」「破」「Q」を観ないと意味が分かりません。
一時代の終わり
ありがとう
新劇をきっかけにはまってから、たまたまですがはや、14年。
シンジくんじゃないけど、自分も大人になったな。と思いながら見た2時間半でした。
ここまでの映像美、ストーリー展開。伏線回収。
待たされたなという気持ちと、描ききるの大変だったろうなという思いと。
とにかく、最後に言えるのはやっぱり。
ありがとうすべてのエヴァンゲリオン。
エヴァの呪縛が終わり、そして救われた…
この物語は救われた…
というのが見終わった最初の感想
単体の作品としての細かいクオリティはこの際どうでもいいでしょう
今思えば エヴァンゲリオン というシリーズは、始まったその時からずっと 救われること を必要としていたような気がする。
それは シンジやミサト、ゲンドウ、レイ、アスカなどの、登場人物達の物語についてに止まらず、 エヴァンゲリオン という創作物そのものが 救われる ことを必要としていたんだ ということがこの映画を見るとよくわかる。
庵野秀明は恐らく エヴァ と言う物語を生み出してしまった事を後悔していた時期もあったんじゃなかろうか。この巨大な物語を制御できず、心を病み、それでも立ち向かい続け今日までやって来た。そして今作でようやく、エヴァが始まった事、そして終わることを受け入れて、ケリをつけることが出来たんだと思う。
(実際のところは知らんが自分は ようやく綺麗に折り合いをつけたんだな と感じた)
というか庵野秀明がエヴァンゲリオンという物語を通して抱えていたこの葛藤、これそのまんま 他者との関わりの中で傷つきながらそれでも全てを受け入れていく という シンジくんが歩む道そのまんまと言っても良いんじゃなかろうか。
だからこそシンジくん、つまり作り手が最後に下した結末はこう言う形だったんだと思うと納得がいく。
話の次元が急速にメタ領域に移行していくクライマックスは旧劇の作風の踏襲とも言えるが、最後は物語上の領域に話が戻ったのに対して今作は完全に こちら側 つまり エヴァンゲリオン という物語を外から見守る我々側の領域で着地する。
エヴァンゲリオンという物語もエヴァンゲリオンという物語を現実で見守って来た我々の物語も、ようやく今作で救われる。
というか、本当の意味で全てを救えるのはもはや観客だけなのかも…
とにかく、エヴァンゲリオン という巨大な物語そのものに お疲れ様でした… と声をかけたくなる一本なのは間違いない。
もしこれでもまだ またエヴァやりましょうよ! みたいな企画を立ち上げる奴がいたら俺が説教してやる笑
やれば儲かるかもしれないけど、もう勘弁してあげましょう
あとは、ニアサードインパクトを ニアサー って略すのはなんか面白かった。
お疲れ様でした!
おめでとう
ちゃんと完結してよかったし、完結を見届けられてよかったというおまけの+0.5を加点。
とは言え、新作知り合いだけでなく約四半世紀の完結なのだから良くまとまっていたと思う。
ストーリー全て理解!とは至らなかったが、かつての観客そっちのけの???状態よりかはだいぶ優しく解説付きの展開でありがたかった。
元はゲンドウから始まったわけだから、そこが丁寧に描かれてたのがスッキリの一番の要因かもしれない。
なによりシンジの成長が素直に嬉しかった。
他人の優しさをちゃんと受けられる自分を認めて、自分のしたことにちゃんと向き合えるようになったのね。
幸せになってね。
と、もう気分は母=ユイでありミサトである。
現実の世界もこの10年で変わって、今も生きづらさや閉塞感に覆われてるわけだが、人にも自分にも優しく、前向きに生きようね。
受け取り方は人それぞれだが自分はそんなメッセージを感じた。
TVシリーズ26話のラスト、あの「おめでとう」だが、
本作を見たファンからシンジに向けてだけでなく、庵野監督への贈る言葉に繋がった気がする。
そして同時に「ありがとう」。
葛城艦長がカッコ良いい
良い点
葛城艦長がカッコ良くて素敵。
単身で突っ込む時も
シンジを庇った時も、
もう一度信じて決戦に送り出す時も
ミサトさんはめちゃカッコ良かった。てか泣いた。
今回はあくまでも
サブキャラクターが主軸の内容でしたね。
そのために主人公達をあの場所に
連れて来たのはなんとなく理解できた。
ペンペン大量発生アイツのツガイどっから来たんだ?。
悪い点挙げるとしたら
結構さらっとキャラクターに世界観
喋らせているので聞き漏らし厳禁。
まあアニメは基本キャラクターに
世界観やキーワード喋らせてなんぼですが…
ご都合主義なのかな?
なんかあの槍とか後付けで
思い付いたんかな?とか思いました。
入場者特典が製作陣の宿題?
ただ左上から右下に行く流れで
ワードについての話が出てくる
笑えたところはやはり
演劇みたいなもの的な
セットでビールちゃぶ台返しするところ
マリちゃんのエヴァに向けたときの
感謝の台詞でお前らにもいうんかいって思ったときと
絵コンテの宜しくお願いしますのサイン。
最後のユーフォテーブル。
あとリアル綾波さんのモデルはなんとなく
コスプレイヤーのえなこさんだと思っている。
あとなんかあのドリル
カリフラワーのロマネスコみたいだなぁと思いました。
あと碇ゲンドウの気持ちはなんか解る。
しっかりと見届けました。でも・・・
長い歴史に幕が。。
終わらなくて良かったのに
そして大人になる
最後ということで、少し寂しくも感じつつ、全くぶれない世界観、演出、...
やっと終わったんだな、と感じました
エヴァンゲリオンに関しては、TVシリーズ、旧劇場版、新劇場版を見てきました。漫画版は未読です。
今作を見るにあたって、再度、新劇場版の3作を見て映画館に行きました。
見終わった後、率直に言うと消化不良感がありました。
自分の解釈が正しければ、今作は人類補完計画を阻止し、あの世界の人物みんなが笑顔であるハッピーエンドになったのだと思います。
レイが第三村で普通のヒトの生活を体験する、であったり、シンジが立ち直り、父であるゲンドウとしっかりと話し、しかもゲンドウが自身の気持ちを吐露する。(この辺りはシンジ君がまっとうな主人公をしているな、と感じました。)
こういった比較的ポジティブなシーンが描かれ、最後のシーンでは、エヴァらしく実写で終了する。
(この終わり方は、あくまでアニメなんだよ、というメッセージを再度示されたんだろうな、と思いました。)
旧劇場版の時のような気持ち悪さもなく、意味が分からない終わり方ではない。キャラクターたちが前を向き、成長した彼らが描かれ実写で終了する。
結局、自分が感じた消化不良感を考えると、旧劇場版を見た際に感じた、人が持つ気持ち悪さ(シンジのウジウジ感とか結構好きなんです(笑))、絶望感だったり、バッドエンドを今回のエヴァンゲリオンには感じなかった、ということなんだろう、と思いました。
また「シンジがそんな簡単に立ち直るはずがない」という固定観念がどうしても払拭できませんでした。(旧劇場版を見ていなければ、もっと違ったのかもしれません。)
このような理由から、点数を4点にさせていただきました。
また何回か見直すと評価が変わってくるのかもしれません。
庵野監督はもうエヴァを作る気ないんだろうな、と見終わった後自分はなんとなく感じ、エヴァがとうとう終わったな、と感じました。
このラストシークエンスに感謝します
はじめは星3で投稿しましたが星5に近い星4にします。
クライマックスの展開が無理でかつ凡庸と思ったのですが、時間が経つと私は最初から最後まで退屈せず、次は何が観れるのかとスクリーンに食い入っていた事に気がつきました。全編、構図やタッチや動きが素晴らしかったからです。素晴らしい上に驚きがいくつも有りました。もう一度大画面で見たくなりました。
私が評価しないった点は、クライマックスでのロボットアニメ然とした展開や見せ方です。正に、これこそ監督が描こうとされたことではないですか?正面から若い世代に向けてロボットアニメの4話目、完結編を作られたと思い感動しました。目の前に提示された構図や動きや物自体を、監督は創りたいのだと思います。
決戦から解決までは、特撮愛あふれる画面の大量提示が続きスクリーンを堪能しました。
最終話ありがとうございます。Qで崩れたのでどの様に終わらせるのか心配でしたが、綺麗に結末を迎えて安堵しました。アバンの後に庵野さんのクレジットが表示された所も、力の入れ方と責任の所在が示されて好感を持ちました。
このシリーズは可愛い女の子がロボットを操縦するのと、デストピアでのヘタレ男子の救われないハーレムがテーマと思っているのですが、そう言った観点でも楽しいです。
私は新劇場版のみ観ているのですが、パイロットのキャラクターに思い入れがある(皆んな酷い目にあって可哀想。酷い目にあっているヒロイン達が浮かばれない。ヒーロも可愛いそうだけど男の子だから乗り越えてね。)ので、この終わり方にして頂き感謝しています。ラストシークエンスでアスカとレイの何方かが泣く事にならなかったので安堵しました。
Qから感じていた「ゲンドウが人ならざるものであったとしても、ネルフは二人でどうやって活動しているのだ?」という違和感はさらに増大しました。(笑)
出来の悪いと評価していたQですが、無駄と考えていたシークエンスには狙いが有ったのだと気が付きました。有難うございました。
こんなにベタでスタイリッシュで素晴らしい体験をしたのは初めてです。
長い長い、エヴァと共にした旅の終わり。
初めてエヴァンゲリオンを観た時から、そのカッコ良さに興奮したり、内容の難しさを友と語り合ってるうちに、気が付いたら長い時間が経っていて、私も大人になっていました。
いつになったら終わるんだよ!ちゃんと話しを回収しろよ!などと息巻いていた自分も、いざそれらの全てが終わり「終劇」の二文字を観て映画館を後にすると、なんだか置いていかれたような、どこか遠くへ行ってしまったような、言い知れぬ寂しさを感じました。
それでも私は、エヴァンゲリオンを観て良かった。ずっとずっと、難しくて何言ってるか分からなかったけど、面白かった。カッコ良かった。
ありがとう、庵野監督やスタッフの皆さん。
そして私はエヴァンゲリオンを好きな人達が、何か好きでした。
全1014件中、661~680件目を表示