シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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考察あり。ありがとう。お疲れ様です。
いくつか考察を読んで解釈するところもありましたが概ね個人的には納得のいく終わり方でした。
レイでもアスカでもなくマリエンドなのも納得です。
アスカは最終オリジナルではなくクローンの方が生き残ったと思っていいのかな?
カオルは自分の予想ではゲンドウのクローンで
元とは正反対の性格(社交的、シンジへの愛情あり)
として作られたのかな?と。
ピアノが趣味という共通点だけの考察ですが。
見た目は全然違うのが気になるけど笑
だから、ラストの場面ではユイのクローンのレイと一緒にいて結ばれたようにも見えるシーンになったのかと思いました。
最後のシーンはパラレルワールドなのか時間を巻き戻したのかがわからないですがエヴァをなかったことにせず的なことを言ってたので後者は可能性低い?
前者なら第3村の人たちや逃げたヴィレ隊員達はどうなったのだろと疑問点はやはりいくつか残ります。
すごく良かった!!
補完された作品としてのエヴァンゲリオン
全てが圧巻!
作品内での人類補完計画に関しては
当然理解出来てません。???の連続です。
しかし序、破、Qと観てきて、謎だったり
釈然としなかった部分の殆どが回収されます。
しかも旧エヴァ劇場版「Air/まごころを君に」の
衝撃ラストシーンまで…⁉︎
個人的には圧倒的な作画の素晴らしさに
激しく感動しましま。
本作で初めて耳にした大量の新しい謎(設定)は
最後のエヴァを一日でも長く楽しむための
庵野監督の贈り物だと思っています。
ありがとう。さようなら!
小学生のときにTVシリーズに出会い、夢中になり、旧劇場版で大きなトラウマを負いって幾年…今は劇中の加持さんより年上になってしまいました。
旧劇場版の衝撃もあって、新劇場版にはそこまでハマらないようにしていましたが、笑
このネット時代、ネタバレを目にする前に観なければと…2021年3月11日に観賞しました。
「大人になってしまったなぁ…」
中盤以降、そんな感情でいっぱいになりました。
主人公の成長だけでなく、旧友たちの成長、主人公を取り巻く大人たちの成長、
それぞれが自分に向き合い、他人に向き合い、前を向くための決断をし…
その選択に、力強い意志があり、正直さがありました。
その姿が、もう本当に美しくて…。
これこそが、シン・エヴァの真骨頂なんだと感じました。
旧劇場版を彷彿とさせる映像演出もあり、「現実を向けよ」というメッセージは、旧劇場版のときと同じなのかもしれません。
しかし、その伝え方が、今回は心底刺さりました。
刺さりまくりました。
旧劇のときは、突き放された気持ちでいっぱいでしたが、
今回は、やさしさや愛情を感じるものでした。
「震災」「コロナ」という社会の構造が変わるような出来事が起きている背景があってなおさらでしょうか。
ラストの主人公の選択には、「大人の自分」としてはとても温かく感じ、しかし、「あの時(TV版に熱中していたとき)の自分」としては寂しさもあり…上映後は見事エヴァロス状態に(笑)。
エヴァンゲリオンという作品が自分にとって結構大きな存在だったんだなぁと気づかされました。
ああ、大人になってしまったなぁ…
大人として生きていくんだなぁ…
まるで、「あの時の自分」から卒業するかのような作品だと感じました。
監督をはじめとするスタッフのみなさん、見事に完結してくださって、本当にありがとうございました。マジでしびれました。幸せです。ありがとう。さようなら!
次の作品を、楽しみにしています。今までの全てのエヴァに、感謝します。
5しか付けられないなあ。
とにかく終わった。
みんな救われた。
こんな未来もあったんだ。
妊娠中ということも相まって、家族とは命とは愛とは。何度も泣いてしまいました。
それぞれの幸せに辿り着けばいいんですよね。
道はたくさんある。
正解はないけど、自分が納得していればよし。
テレビでエヴァを観ていた小学生の自分。
怖くて見なくなって、中学生になって、見ていなかった回と劇場版をDVD(VHS?)で観た。
新劇場版は大学1年生の時。エヴァ好きの中学からの友達と、4部作だから最後の作品見る頃には社会人になってるね!なんて話してて。
それが終わりました。
私はもうすぐ母になります。
ありがとう、みんな
さようなら、エヴァンゲリオン
終わりました。さようなら!
かんたん批評っ☆ サービス、サービスゥ!
ありがとうさようなら
さようならはまたねのおまじない。
そんなことを言わずにこれで終わろう!見たい見たかったものを見たぞ!
この観念的な2時間半の映画に釘付けになり、ときには熱くなり、ときにはもう笑うしかないわとなり。
もうこの映画のいいたいことは、もう俺たちのナイーブな時間は終わり、生活が始まるということだ。
それを色んな角度からこれでもかと見せられる。
思ったのは、もうナイーブに悩むのはリアルじゃないってことだ。
それは時代遅れのシンクロゼロの状態だ。
90年代末のままの碇ゲンドウと貧しく物がなくても生活がありそれを愛しいと思えた碇シンジ君の差が眩しい。
綾波レイの物語が終わり、アスカ、そしてマリの物語になるのも必然だった。
アスカには幸せになって欲しいと心から思ったよ。
旧劇場版のラストと新劇場版Qを繋いでその後を描いてみせた。
旧劇場版のその後もきっとこんな世界があったんだろうな。
冒頭30分くらいの生活シーンはとても良かったな。
これだけ見ていたいくらいだった。
もうありがとう!お腹いっぱい!
エヴァ作品を封印するロンギヌスの槍
序盤のパリは緊張感みなぎる波乱の展開、これは流石。劇場版ではここまでのところ再現されなかったハッキングと実体の闘いが同時進行で描かれて緊迫感と迫力が素晴らしい。しかしその後は本当に何気ない日常ドラマが延々つづく。
ふさぎ込み顔を上げることすら出来ないシンジ。レイ、アスカそれぞれの気遣いは届かず、これでもかとばかり鬱の描写。これがQを制作した直後の監督、庵野氏の境遇そのものだと気付くまで、そう時間はかからない。
画面は美しい。今作までの間に新海誠監督のヒット作などもあったから影響はあったのかも知れないが目に鮮やかな絵作り。素晴らしい進化だった。これは終盤のアスカのアップなどでも驚かされる。写真以上に存在を感じさせる、息を飲むような瑞々しさ。
肝心のストーリーの方、これまでのエヴァとは異なる雰囲気に気付く。視聴者置き去りの序破Qとは打って変わった伏線回収の筋書き。何かおかしい。鈴原、ケンジ、委員長、加持、はてはペンペンにまでそれぞれの居場所が与えられて何か落ち着いている、おかしい。
遂にNelvが動き出しVilleがこれを追う。またも迫力の艦隊戦、多少ご都合的なところはあるが見応え充分、凄い迫力。ゲンドウ、冬月、赤木、ミサトの駆け引きと闘いは大人の側の勝利、結局アナザーインパクトは引き起こされてしまう。しかしVilleの側も諦めず、もう一つのインパクトと槍で対抗しようとする。使徒を13体倒して命の実と知恵の実、それぞれの魂。この辺りは分かる、こちらも少しは勉強したので。
しかし物語は予想を遥かに超えて大きく動き出していた。AAAヴンダーの建造経緯、加持の物語、葛城ミサトの本音、アスカの怒り、左目の秘密、そして式波の名前にまつわる出自の謎、渚カヲルの役割、そしてレイの死を乗り越え完全に覚醒したシンジと父ゲンドウの闘いの中、遂にゲンドウの真意が語られる、しかもこれまで全く語られることのなかったゲンドウ自身の内面が、赤裸々に。
ベールに包まれたかのような彼の内面こそがエヴァンゲリヲン作品の根幹にまつわる謎でもあったのだが長い独白が語られ、未成熟かつ孤独そのもの、であるが故にユイの存在感と喪失感は彼の存在意義そのものだったことが明かされる。ここまで明らかにされるとは。次回作とかどうするんだろう。
ここまで来てようやくハッと気がつく。待てまて、庵野監督は本気でエヴァを終わらせようとしている!
もう何一つ謎が残らないほど丁寧に、余すところなく伏線は回復されしかも新登場してきたエヴァもたちまち討ち果たされてのあのフレーズ、さよなら全てのエヴァ、である。
父との異次元空間での闘いの中、舞台は移り懐かしいあの場所やあの部屋が登場する、エヴァの全てに別れを告げようとするかのように!そして渚カヲルのループすら、もう必要ないことが語られる。あぁ庵野監督は徹底的だ。もうエヴァンゲリヲンという作品にはストーリーを構築するだけの余地はなく全ての謎は明かされ、全ての登場人物に居場所が与えられてしまった!
エヴァンゲリヲン、の後の音符記号、まだまだリピートし、これからも続編やスピンオフが作られるものとばかり思っていたのに突然の、この完全集結の展開に打ちのめされつつ、画面には碇ユイの姿までもが登場し、エンディングを迎えてしまう。終わってしまった、何もかも。
思えば我々ファンはもう25年もこの作品に魅了され追いかけ続けてきた。しかし時にそれが制作サイド、取り分け庵野監督の重圧となり彼の素晴らしい才能を縛り付けてきた面はあったに違いない。大先輩、宮崎駿氏が監督としての人生を堀越二郎に託して引退作を制作したように、庵野秀明監督は、自らのエヴァ人生を碇シンジに、時に碇ゲンドウに投影し、本作でエヴァを完結したのだ。
エヴァの喪失は受け入れがたいものではあるが碇シンジは新しい伴侶を得、もう走り去ってしまった。ループはもうない。一人のファンとして彼らの門出を祝うしかないではないか。そしてひとり静かに感謝を述べたいと思う。長い間本当にお疲れさま、そして時に私に生活の原動力を与えてくれた素晴らしい作品。キャラ、メカ、ストーリー、シーン、音楽、全てが一級品だった。
ありがとう、さよなら!!
さらば
自分はつい2年ほど前に初めて序を観て、そこからとりあえず新劇場版だけ観た程度のにわかファンだが、改めてまあ本当に物凄いシリーズに首を突っ込んでいたんだなと。このバケモノシリーズの終劇を劇場で体験できたのは、本当に幸運であったと感じる。
終盤の演出が、エヴァンゲリオンとして、またアニメ映画としてのパワーを全開にしたような感じで、本当に圧倒的だった。今までに観た新劇場版シリーズやその他ちらちら見かけるTVシリーズなどの情報でなんとなく知っていたエヴァンゲリオン、それをギュッと握って塊にして、捏ねて人の形にしてポケットにねじ込む感じ。理解は追いつかなかったが、ああこれがエヴァ、ああもうすぐ終わるのかという感覚は強くあった。
映画館と、Amazonプライムビデオでみた、それぞれの感想
――― 映画館視聴 2021.3.11 ———
ちゃんと終劇しててびっくり笑
(一部わざとだろうけどw)
庵野さん、頑張って結末まで作ってた!笑
――― 追加 アマプラ視聴 2021.8.14———
アマプラで、シンエヴァンゲリオン2回目みた(1回目は映画館)
何回見ても素晴らしい、特に後半どうしても泣いてしまう
キャラクターももちろんそうだけど、
ストーリーも
見てる方も
庵野監督も
制作も
関わった人たちも
みんなそれぞれの立場でで救われたんだなあって
「さよなら、すべてのエヴァンゲリオン」
みんな・すべての「エヴァの呪縛」からの解放であり、卒業なんだと思う
自分に透過してみると
ゲンドウとシンジに自分を重ねて、
助け上げてくれる誰かを待ってる自分がいるのを、
それだけじゃダメなのを分かっているのにできない自分を感じてる
心のどこかでマリを探してて、待ってるんだな
そして、そんな甘えたこと言ってんじゃねえ、って尻を叩いてくれる人、を待ってる ・・・ かな
できれば、旧テレビ、旧劇、新劇とみて、シンは エンドロール終劇がでるまで見てほしい、
本当に見続けてよかったと、万感迫るものを感じてほしいです
0点のアニメ
中学生の時に見たエヴァQ
訳が分からないしこんがらがって終わったあと何も喋れなかった。
それでも、エヴァの世界観が好きでアニメも映画も漫画も何回も繰り返して見たし読んだ。
急に2020年6月に最終話が公開と聞いて終わっちゃうのか〜くらいに思っていた。
それがコロナで延期になり、1月、さらに延期で3月。
延期になる度、終わって欲しい気持ちと終わって欲しくない気持ちがせめぎ合っていた。
いざ席に座ると、ドキドキが止まらない。
幕が上がるとワクワクが止まらない。
終わったあとはQと同じく喋ることすら立ち上がることすらできない。でもこれは9年前とは違った喪失感よりは達成感?満足感?今まで味わったことの無い気持ちだった。
Qを見終わったあと歩きながら中学校の友人と次も一緒に見に行こうなと言った。
でも、大学の友人と見にいった
今は連絡も取らない中学の友人
それぞれが大人になったということなのかな
大人になるってなんだろう
親になるってどういうことなんだろう
子供ができるってなんだろう
友達、仲間ってなんだろう
そんなことを教えてくれる僕の人生の1ページにエヴァがあって良かった。ありがとう。さよなら。
5点満点しか付けられないこのレビューだけど
0点にしよう
0がいちばん無限に近いから…
純粋にエヴァファンとして最高の結末でした
2回鑑賞した。最高の結末だった。
でも感想としては批判も含んでしまうのでご注意を。
1996年生まれの私は、13歳の頃に序を見てからTV版、旧劇、貞本エヴァ、破、Q、貞本エヴァ完結を経て、シンを迎えた。ファン歴12年だ。
旧劇、Qから、どう頑張ってもシンもカオスになるだろうし、いろいろ匂わせて終わるのだろうと予測し覚悟していた。
案の定、後半はエヴァの世界観の理のもとでSF展開がされていく。都合の良いやつめ。
しかし、これまでと違い、「縁」「けじめ」というワードを軸に、繰り返していた並行世界、エヴァというコンテンツの終わりがしっかり描かれていた。
正確には覚えていないが、トウジの「力不足で救えなかった人の気持ちも受け止める。それが落とし前をつけるということ」というセリフは、今回の各登場人物にとっての「責任を果たす」というテーマを表していたように思う。
ミサトは最後までシンジの保護責任者として、父の計画を終わらせるため、艦長として戦う。
リツコはヴィレのため、旧劇と違いゲンドウに躊躇なく発砲する。
加持は愛する人たちを守るために立ち向かっていた。
アスカはシンジを見守り補完計画が発動しないよう全力を尽くす。
レイはシンジがエヴァに乗らない幸せを作ろうとする。
マリはシンジを連れ戻すことを何度も誓う。
シンジはゲンドウとの関係にけじめをつけるためにエヴァに乗る。
最後にマリが迎えに来て、冗談混じりの会話とともに、声変わりしたシンジと階段を登っていくエンディングは、清々しすぎて別のアニメかと思ってしまった。だが、それが良かった。スッキリした。
脚本としては、シンジがエヴァに乗れば解決するという何でもアリな展開は仕方ないと思ったけど、もっとシンジの覚醒に盛り上がりポイントが欲しかった。アスカの覚醒は面白いけどビーストモードと同じで決着つけられないのはすぐわかったし見てて辛かった。説明も多いし専門用語を並べすぎて相変わらずだった。
初見は驚きすぎて混乱で理解と感情が追いつかなかったが、2度目は落ち着いて鑑賞できたため、より面白かった。
以下は、単純な、感じるままの感想。
作画が綺麗。人物が可愛い。CG技術すごい。
農村パートが非常に好き。
綾波そっくりさんが可愛い。「ツバメ、もっと抱っこしたかった」は、かなり辛くて泣いてしまった。
鈴原と委員長の結婚。幸せを築く人々。
家出後のシンジをつめるアスカに対して「うん」と答えるシンジの受け流しスキルに感動した。逆ギレして首締めないか心配してしまった。
シリアスな笑いを狙っているつもりはなかったと思うけどちょこちょこ笑えるシーンがあった。エヴァの親子喧嘩とかね。冬月のボス感とか。
補完計画発動時のVoyager日付のない墓標は、初めて聞いたけれど歌詞がユイの思いそのままで、とても合っていて素敵。
まとまりがなくなってしまったが、色々ツッコミどころはあるけれど、きれいに終わらせてくれたのがとても良かったので、ファンとして最高の結末。星5。
終わらない夏が終わる
正直、終わらせる気はないと思っていました
何だかんだで続編を作れる余白を残す そう考えていました
なにせ日本最大最強のコンテンツ 終わらせれば仕事も売り上げも消えるのだから
でもビジネス関係なしに終わらせた 続編を作れる余白も消した
あえて言えば空白の14年間をアニメ化してほしいとこだけど結末の後で盛り上げるのは難しいかもしれない
あの世界は劇だったのか ゲームの中だったのか 意図的に考えさせる小道具(プレステコントローラ 背景の書割 使徒型の着ぐるみ)はあったが当事者のシンジやミサトから見れば現実なのだから関係のない話かもしれない
我々が住んでる世界がゲームの中としても知覚できなければ関係ないのと同じ
またマイナス宇宙=現実なのか アディショナルインパクト後の作られた世界があの実写の宇部新川駅なのかはよくわからない ただ神殺しの船の神は視聴者の事なのだろうと
いちばん描写でありがたかったのは前半の日常風景の温かさ プラグスーツで田植えをするアヤナミレイ みんなが笑顔で毎日の幸せな日常を過ごすさまは「覚悟」していたものとは違うやさしさだった もちろんその後の悲しみも予感はさせていたけど
オリジナルの綾波レイに成長がフィードバックされつばめちゃんの人形を抱いているのが救いになった
成長したケンスケとトウジ シンジはそれどころではなかったけど見てる側は同窓会なので結婚や子育てで置いて行かれて複雑な気持ちになったことを思い出しシンジの気持ちにシンクロしたんではなかろうか 短い期間で大きく成長したアヤナミレイ 変わらない意地を通すアスカは対照的だ
駄文連ねたけど終わらせてくれてありがとう これ以上の続編外伝は望みません
最高の作品を最高の終わらせ方で終わるって素晴らしいことだから
今日14歳の僕は死んで、もう2度と会えない
エヴァを25年間追い続けていた僕の中二病の心は、今日卒業の日を迎える。
そして考察というエヴァの呪いから解放され、考察の無い世界が訪れる。
子供だった僕は大人になり、シンジくんの様に、これからは歳を重ねていくのだろう。
センセイ!今日、僕たち私たちは、25年のエヴァの呪いから、卒業します!
ありがとう。さようなら。
本当に、良いENDだった。
エヴァよ、アスカよ、ありがとう
公開2日目に見に行きました。
率直な意見としては「ありがとう」が素直に感情に湧き上がる最後でした。
※アスカが好きなのでアスカメインでの考察です。(長々ですが)
○アスカとの出会い
小学生は10代なるかぐらいに、エヴァと出会い、幼いながらにアスカが好きになり、こんなに夢中になるキャラは初めてでした。
「気持ち悪い」をリアルタイムで劇場で聞いた時は、訳が分からなかったけど、歳を重ね、20数年経った今、そんな言葉も色々な意味で捉える事が出来る様になりました。
○新劇になり・・・
そして、新劇を迎え、アスカも使徒に侵食され(その後、再度立ち上がってホッとしましたが・・・)、「惣流」とは別の路線に行きつつあり、自分の中にあったアスカとイメージが少しずれていたことに寂しさを感じていました。
(ここからネタバレになりますが)
○まさかのあの人と・・・
そして、まさかのケンスケと親密な(?)感じになっていて、主な流れではアスカの心の支えの様に描写されていてさらにショック・・・。
やっぱり心にあるのはシンジであって欲しいというのが長年の想いでした。
○旧劇の続き
しかし、もう感動たるや、まさかの終盤には旧劇の続きでしかない、浜辺でのシンジとの再会。シンジからの言葉に浮かべる表情に(そして大人になった姿に)、アスカのファンとしてはやっと呪縛が解け、救われた気がしました。
○ラストの描写・マリの存在
ラストはアスカやメインキャラを対面のホームに、マリとシンジが共に歩んでいく形でした。
(ここは色々な解釈があると思いますが)
マリとシンジが結ばれたような見えますが、どうにもそう思えないんですよね(思いたく無い!ってのが一番ですが(笑))
アスカやレイとは色々な想いが描写されて来た中で、いきなり出てきたマリとはほとんど接点も無く(本作でもやっと中盤に自己紹介するくらいですから)、シンジが心のよりどころにしたかったとは思いますが、結果的にそうしたのかなというのが考えです。
それは長年、アスカとレイという人気のキャラがいて、沢山のファンがいる中で最終的に誰と繋げるか?という流れをどうしても意識する必要がありますが、どうしてもそれが出来なかった(どっちのファンも裏切らない形を目指した)からなのかなと思います。
だからマリという存在を新しく作って、うまく中和する事でみんなが納得いく形とした、最後の駅のホームの描写は、シンジ(マリ)とそれ以外という構図で、存在するけど言葉などは発さず、解釈はそれぞれ見る側に委ねる形にした、というのが私の考察です。(もっともマリファンには純粋に嬉しい限りでしょうが(笑))
○自分の中のアスカの完結
映画を見て色々な想いが交錯する中で、アスカの存在ですが、自分の中では最後は「元の」アスカに戻ってくれたというのが率直な想いです。
それは、最後の決戦でアスカのオリジナルが別にいたこと、そして先述の浜辺でのシンジとのやり取りで感じた、今までに無かった優しい表情のアスカを感じたからです(完全に贔屓目ですね(笑)。もう涙が止まりませんでした(涙)。
○まとめ
自身の人生に影響を与えてくれたエヴァはやっぱり偉大だなと実感させられた映画でした。そしてこんなにも夢中にさせてくれたキャラクター、アスカ。
本当に、
「エヴァよ、アスカよ、ありがとう」
そして
「さようなら」(おまじない)
最後に
・・・やっぱり、裸を平気で見せられて、ケンスケ好きな訳は無いよね!(笑)
ありがとう。 そしてさようなら。 すべてのエヴァンゲリオン
これまで様々な考察を色々な人達が考えられていましたが、庵野監督は見事にそれを上回ってくれました。
つぎはぎだらけの感想ですが、まず、完結したのを観て私が思ったのは、これはTVシリーズ、旧劇、コミック版のEXTRA STAGE「夏色のエデン」を観ておくべきということです。
新劇だけを観て全て理解するのは無理です。
断言できます。
初めて子と父が本音で戦う(話し合う)のは、25年目にしてようやくだと思いました。
TVシリーズや旧劇を観た当時からすると、これを一番見たかったんだと改めて気づかされました。
今までと違って本当にスッキリしたハッピーエンドになってよかったです。
私は、最後のシンジとマリのカップリングにはすごく嬉しかったです。
これからもお幸せにと心の中で言いましたww
戦闘で一番驚いたのが、アスカの左目にまさか第9の使従(旧のバルディエル)が封印されていたことですね。
元々好きな使従ではあったので、なんか嬉しかったです。
TVシリーズや旧劇の映像も使ってくれて、うれしい演出をしてくれました。
しいて言うなら、たくさんのエヴァが出るなら、旧劇の量産機も出してほしかったなぁ~と淡い期待もしてしまっていた自分がいました。
本編中気付きませんでしたが、コーラスの中に高橋洋子さんが入っていたのは気付きませんでした。
最後のエンディングテロップで発覚して驚きました。
後、大人シンジを演じた神木隆之介さんの存在も。
段落的な感想になってしまいましたが、想像を超えるストーリ展開でTVシリーズから始まったエヴァンゲリオンを見事に完結してくれました。
ありがとう。 そしてさようなら。
すべてのエヴァンゲリオン
往年のファンの期待と疑問に答えてくれた
人類補完計画とは何か、サードインパクトとは何か、そんな考察されていても明確に示されなかった長年の疑問に全て答えてくれました
なのでちゃんと予習して見れば、そういう事かと謎が解ける爽快感を一挙怒涛に味わう事が出来ます
そもそもエヴァは考察して、深読みしてナンボの作品なので
予備知識なしで楽しめるかは人によると思います
なので最低限旧劇のラストと、新劇全作の予習は必要だと思います
以下重要ネタバレ含みます
本作のテーマを一言で表すなら「通過儀礼」だと思います
エヴァは子供にしか乗れないし
エヴァを見ていた子供達も、10年以上の月日を経て大人になっています
そんな人々の心の中にある「エヴァ」という概念を
人類補完計画にある相互補正という作用になぞらえて
また会うためのおまじないとして「さよなら」するのがこの作品のテーマだったんだと思います
視聴者の分身でガキだったシンジが
長い時間の中で成長し、一つの答えにたどり着いたこと
視聴者の分身であるシンジが観劇の世界を終わらせて現実を再構築した事
その成長の答えがエヴァというイマジナリーの放棄という答えに辿り着いたんだと僕は思いました
ラストがああいう結末になった事に、庵野監督から僕達へこれからの世界に対する関わり方へのメッセージ性が込められているのだと思います
これはひとつの物語としての「エヴァ」の終劇という庵野監督のけじめの物語なんだと深く理解させられました
考察の余地が尽きないのもファンとしては逆に嬉しい
マリの正体やニコイチ新弐号機の片割れの正体など、
シンエヴァで明かされなかった謎も多く残っています
完結してもなお、まだまだ深掘り出来るエヴァという作品にこれ以上無い感動と尊敬を感じます
これから先、エヴァは沢山の考察がされる事でしょう
そういった楽しみを残してくれたという点でも
他の作品には無いエンタメ性がエヴァにはあります
だからエヴァは古今東西他に並ぶもののない最高の作品だと僕は思います
全人類、エヴァを見て、そして僕と考察を思う存分語り合いましょう
全1014件中、221~240件目を表示