「悲劇的なラスト」シン・エヴァンゲリオン劇場版 ガレット2さんの映画レビュー(感想・評価)
悲劇的なラスト
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旧劇版の後、離れてましたが、序、破、Qを見てから完結編を見ました。まとめての感想です。
初号機が覚醒したら何故かサードインパクトが起きたり、Qからいきなり別アニメのようなシーンになってたり、シンジは何も悪くないのにクルーから酷い対応をされたり、加持がスーパーマンみたいな役割を生前に果たしてたりするのに違和感を感じましたが、とにかくサード、フォース、アナザー、アディショナルの各インパクトの条件が複雑で訳が分からない、各キャラも正体不明な人物ばかりだし、正直途中から理解しようとする気がなくなってしまった。シンジの成長が物語の本筋というのなら、その視点でもっと描くべきでは。Qと完結編の大部分でシンジは傍観者だった。各キャラの抱えるトラウマや精神の補完がすべて完了してシンジは大人になり、大団円でハッピーエンドという点で大満足な意見も多いのだとは思いますが、現実的には親の説得なんかうまくいかないことが多いものだし、主人公が実質48歳のバアサンを押し付けられるのでは、これはこの上ない悲劇的なバッドエンドだと思います。旧劇版のラストの方が美しかった。
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