「大作。見てよかった」シン・エヴァンゲリオン劇場版 55dawnさんの映画レビュー(感想・評価)
大作。見てよかった
良い評判を聞かなかったが、全然良かった
いい評判を聞いてなかったので、公開から時間があるときに見ようと思っていたらこんな時期に
期待もせず、せっかく前の映画まで見てきたから見ようと思ってみたら、すごかったやっぱり
戦闘シーンも葛城さんの元の髪型が見れたことも、げんどうさんも悩んでたことも
ただTV放送を見てただけだと、ここまでよかったと思わなかったと思う
オリラジあっちゃんの説明動画やら、エヴァのクイズ番組の動画、都市伝説でのシンジ役の収録エピソードだったり、
いろんなファンのひとの解説や情熱にここまで連れてきてもらった感じがする。
感謝さえしています
展開の早い戦闘シーンも、覚醒シーンも、それだけで胸をアツくさせて、気持ちを湧き踊らせるが、
それだけでなく、日々なんとなく抱えていた、誰にも言えない不安みたいなものを代わりに言ってくれて、誰もが持ってる感情なんだと気づかせてくれ、
「この世界は美しい」ということを、ストーリーやら脚本やら製図の緻密さで、ほんとにそうなのかもしれない?と思わせてくれる
虚構対現実
どれだけ庵野さんが意図したことを汲み取れているかわからないが、凝縮されたエネルギーの塊をもらった感じ
2時間半強、長いとも思ったけど、この時間でこんな気持ちになれるんだったら短いのかもしれないと思った
発案から何年もかけて、生命を賭してる感じも、説得力を持たせるというか、
こんなに長い時間をかけて、この間にも恐らく想像もできない努力や労力、充実も、色んなものを置いていってくれた感じがする
加持さんやミサトさん、ゆいげんどうさんじゃないけど
1800円も高くなかった気がする
映画館で見てなかったら後悔はしてたと思う
また見たいかと言われたら見たいが、体力的に、一人で寝っ転がって、休憩はさみながら観たい
あとは、相変わらずのわけわかんないところも、気持ち悪いのも良かった。
いつか理解したい
☆4.8くらいをつけたいです
あとは、宇多田ヒカル
今でもよく宇多田ヒカルのアルバムを聞くが、Beautiful Worldは映画と相まって、聞いていて神秘的な感じがして、日常生活においても聞き始めると気持ちが持っていかれる
ゲーム『キングダムハーツ』中の『光』もそうだったが
劇中では、現実の駅みたいなところから曲が始まり、エンドロールが終わるまで、作品の終わりの寂しさを、ネガティブなものから「この世界は美しい」っていう勇気をもらう
ほのかに力強く
最後の最後、監督の名前でエンドロールが終わるところで、ここまで、すご、と思わせられる映画は少ない気がする