「一つの伝説の終わり」シン・エヴァンゲリオン劇場版 かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
一つの伝説の終わり
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まずは庵野監督に、本当にありがとうと伝えたいです。
新世紀エヴァンゲリオンから劇場版2作、そこから長い間隔が空いてのシン・エヴァシリーズ、そのグランドフィナーレを見事に締めくくってくれました。
新劇のアンサーとしての破のように、そして過剰に無機質で説明不足な前作Qは、生々しい生命感あふれる今作の対比としての存在でした。
エヴァという長いサガの中で、シンジが最も伝えなければならない一言を、ついに相手に伝えたラストの戦い。
これはシンジが大人になる物語であり、作中でもっとも子供だった碇ゲンドウ、そして多分庵野監督自身が大人になるための物語でもあったのでしょう。
優れた映像と演出技法のオンパレードで、自らの心をさらけ出してくれた庵野秀明という一人の表現者に、心から感謝と賛辞を送りたいです。
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