「最高のスタッフから送り出された無」シン・エヴァンゲリオン劇場版 エヴァ好きでしたさんの映画レビュー(感想・評価)
最高のスタッフから送り出された無
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映像は素晴らしいし、劇中歌が流れる中での戦闘はほんとうに良かった!声優さんの演技も以前と変わりなく素晴らしかった!関わったスタッフの努力の結晶だと思います。
ただ、致命的に脚本が良くなかった。
私にとっては他すべての100点の要素を無に返すレベルでした。
今まで見てきた全ての創作物の中で1番悪かった。素人の書いた俺つえー系のハーレム物のなろうといい勝負です。
エヴァという伝説になった作品の最後が、神になったシンジくんは全員が自分の想像する幸せな状態にしました。この小学生が4秒で考えたような結末を書くのに12年かかったって信じられないです。
私はエヴァとは成長の物語だと思ってました。TV版で自分を認める事が出来るようになり、旧劇で他者を欲するが他者故に恐れ。ハリネズミのジレンマに苦しめられ、傷つけ合いながらもお互いが成長していくしかない。成長とは他者から与えられるものでは無く、自ら努力しなければならない。
そして新劇で神になって各々の意思など関係なく過去作品含めて魂をこの新劇の舞台に統合する。訳分からんわ(笑)
1番かわいそうなのはマリとケンスケでしょうね。この二人に何か言おうものなら、シンジorアスカがようやく幸せになったのにそれを邪魔するお前らおかしいと言えるバリアを張ったうえで舞台装置として完璧超人に描かれている。
感じ方は人各々でしょうが、エヴァファン歴が長い方やキャラに思い入れが強い方はオススメ出来ません。ハリウッド版ドラゴンボールみたいな物です。
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