「ありがとう。」シン・エヴァンゲリオン劇場版 こだまんさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとう。
エヴァTV放送が映らなかった当時、
友人から借りたVHSをテレビデオに
かじりついて観ていた僕も、子どもから、
”Q”わけわからん、カヲルってなにものなん?
と問われる立場になりました。
一人で”シン”を観に行って、
勝手に納得していたので、ニヤニヤしていると、
気持ち悪いと最大の拒絶の言葉を頂き、
落ち込んでいます。
すみません。僕にもわかりません。
わかりませんが、好きって気持ちがあれば、
理解と納得は可能だと信じています。
以下、25年を振り返って、
自分で勝手に解釈して、
ありがとうと納得した”新世紀エヴァンゲリオン”です。
庵野監督、スタッフの皆さん。
楽しい時間を有難うございました。
”シン”によって運命は定められている。
そして”この宇宙”に存在する限り、繰り返される。
”それは定まっている理(ことわり)=円環”。
理=使徒(アダム:力:物質:生命の実)側が
制するのか(せいめいのみ)、
ヒト(リリス:知恵:魂:知恵の実)
側が制するのか(ちえのみ)。
1つの宇宙では
”どちらか一方しか選ばれることはない”=定理。
理の外に出る方法=イマジナリーインパクト
=”シン”による新しい新世界(宇宙)の創造(想像)。
シンジくん
(=わんこくん=DOGこくん=GOD子くん
=神子くん=神児くん=申し子)が、
アイ(アイデンティティ:愛:相:哀:会:I:
eye:逢い:遇い:藍)をシる(オトナになる)ことで、
”シン”になる。
”シン”はその”モロ手”ですべてを掬う
(アイのカタチ=ハート)。
ヒトを滅ぼしたくない矛盾を抱えた使徒:
定理をシり、このムジョウな円環から
エヴァに関わる全ての存在を掬いたい、
赤色の瞳を持つシ者”渚司令”によって
導かれるイマジナリーインパクト。
どこにいても”必ず”迎えに行くからね。
わんこ君。
シンジ君を”必ず”掬う存在として、
姓名の書(脚本)にその名前が刻まれた
ユイと同じアイを持つ真希波マリ。
真理はあなたを自由にする。
0=在るのに無い 観えるのにない
不思議な数字
レイによってシンジ君は愛をシる。
”左目”を失い、”ノロイ”を受けたアスカ。
ノロイを解くのは名前にeyeをもつ男
相田ケンスケ、相田ケンスケです。
2人の子供:リョウジの母であり、
希望を捨てない
優しく明るい笑顔の女性ミサトさん。
彼女が消えることでシンジ君は哀をシる。
最後のシ者存在:赤色の瞳を持つゲンドウ
(父:擬似シン)との会話(会)を経る(得る)ことで、
”オトナになる”ということ:アイを自覚し(自シンを持ち)、
”両シン”からの自立を果たし、
赤の瞳に藍を以て紫にいたり、
その名の通り、”申し子”になったシンジ君は、
”エヴァの世界”を創造した”シン”と
会話が可能となる。=キセキ。
”シン”は全てのエヴァスタッフ、
エヴァが好きなヒト(ファン)の
”エヴァを好きな気持ち=まごころ”で
ある。
シンジ君はエヴァの全キャラクターの
望みを聴く。
エヴァスタッフ、エヴァファンの望みは、
エヴァキャラクターが幸せになってくれることであった為、
エヴァスタッフは、エヴァキャラクターの望みを汲む形で、
新世界創造のシナリオをその両手で描ききり、
全てのエヴァキャラクターを
掬い(ノロイからの解放)、
”最後”にシンジ君をも掬い、
物語を”完結”させた。
また、物語が”完結する”ことで、
エヴァファンも掬われた。
”すべて”を掬っての、
さらば、エヴァンゲリオン。
アシカケ25年。ずっと"好き”でいられる、スゴイ作品でした。
出会えてありがとう。エヴァンゲリオン。