「ついに完結ちゃんと完結」シン・エヴァンゲリオン劇場版 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
ついに完結ちゃんと完結
Qの後の新作ということで、正直観る前は「また旧劇みたいに終わったのか終わってないのかよく分からない感じになるんじゃないの?」と疑っていたんだけど、実際観たらこれ以上ないってくらい見事に完結していた。
逆に、あまりにも綺麗な終わりゆえに「こんなのエヴァじゃない!」っていう批判も、もしかしたら出るかもだけど、個人的には、庵野さんは26年かけて“このエンディングを受け入れられるまで”に成長したんだと思うし、エヴァンゲリオンを庵野秀明の私小説と考えた時、この新劇場版から登場したマリの正体も見えてくる。
コロナ禍の中、久しぶりに見た映画館の大画面で繰り広げられる冒頭の目まぐるしい映像には画面酔いしたし、155分という長尺な物語に腰と膀胱が悲鳴を上げたけど、映画館で観れて本当に良かった。
これで、後顧の憂いなく「シン・ウルトラマン」に向かえる。
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