「4DXと、貧乏ゆすりと、ネタバレと。」シン・エヴァンゲリオン劇場版 かぷりこのはなさんの映画レビュー(感想・評価)
4DXと、貧乏ゆすりと、ネタバレと。
まず本編とは関係無いが、田舎の市内唯一の映画館、久しぶりの大賑わいでした。売店が列をなすのも、平日ではすごく久しぶりに見ました。エヴァ効果、凄い。
そしてこれも本編と関係ないが、今回初めて4DXで鑑賞。シートが4席1列、これが選んだ席が大ハズレ。ひとつ飛ばして座っていた男性が終始貧乏ゆすり…足置くところとか、すごくダイレクトに伝わってきて、シートが動いていなくても常に4DX状態。あんまり周りの音とか気にしないズボラな私でも終始気になるレベル。貧乏ゆすりって自覚ないんでしょうけど、常にやっちゃう人は4DX向いてないと思いました。
以下、ネタバレあり、そしてほぼ自分の日記
10代で友人に何の気なしについて行って初めて見た序。鑑賞後、数日立ち直れないくらい心がえぐられたのを今でも覚えています。懲りずに見た破も同じく。というか序よりも更に。
そしてQ、母親になりまだ間もなく、映画館に見に行くことが不可能で、もうこのまま自分の中で終わらせちゃえとしばらく見ないままでいたんですが、アマプラで序から配信され、ついついQまで一気見。
10代の頃と、見方もガラッと変わったが、見たあと数日モヤモヤやどよーんとした気分が続くのは変わらず。
そして今回の作品。月曜初日は有難く、子どもを学校に送り出しての鑑賞。
初めて、エヴァを観てすっきりした気分で終わることが出来ました。スッキリしすぎて、本当にエヴァ見た??と思うほど(笑)
ただ、スッキリといっても、最後のあのカップリングは…。アスカの詳細がわかり、相田をケンケンと呼んでたあたりから、そんな予感はしました。しましたけど…ハマったきっかけがアスカだった身としては、なんだかなぁ…。
個人的には、委員長のひとことひとことに感銘受け、そしてミサトの息子へのつぶやきで涙腺崩壊。ああ、これ10代の時ならこんなふうに思わないんだろうなと、余計なこと考えてしまった。現に鑑賞後退店の際のエスカレーターで、若い子たちの感想を言い合う声を聞いていましたが、やっぱり着眼点が違うんですよね。私自身はじめて10代でエヴァを見た頃なら、同じ感想を言ったんだろうなと思いました。
それだけの時を経て完結した今作。
エンドロール後の右下の2文字、あぁ、終わったんだなと、もっと眺めていたかった。
自分の中で再確認と答え合わせをしたい箇所がまだいくつかあるので、あと数回は見る予定。前作までと違って、すぐにもう1回見なくちゃと思える、ほんと不思議なくらいのスッキリ感。やっぱりここだけはエヴァっぽくない気が…悪い意味では無いですが。