劇場公開日 2013年1月25日

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「まるで記録映画のような美しい映像と奇想天外なストーリー」ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0まるで記録映画のような美しい映像と奇想天外なストーリー

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

3D字幕で観た。ブッカー賞受賞作だと聞いていたので、もっとおカタい内容かと思ったら、波乱万丈なストーリー展開で楽しませてもらった。ブッカー賞というと、「日の名残り」とか「イングリッシュ・ペイシェント」を思い出してしまうので・・・ リー監督は、漂流する映画を2Dで撮ったら、観客が飽きてしまうのではと思って、3Dで撮ったそうだが、とにかく印象深いシーンがたくさんあった。月光の中クジラがジャンプするシーン、クラゲが浮かんでいるシーン、トビウオが集団で飛んでいるシーン、ミーアキャットが島を覆い尽くしているシーンなどなど。そして、何といってもベンガルトラ。ほとんどCGだということだが、まるで本物のような迫力だった。海の上のトラってちょっと想像できないから、やっぱりCGだったんだろうなぁ。パイは知恵と勇気と工夫で長い月日の間トラとの漂流を乗り切ったのだ。すごいよね。残念なことがひとつ。パイ役が子ども、青年、大人と変わるけど、あんまり似ていなかったこと。子ども役と大人役はまだ許せるけど、肝心の青年役が似ていなかったと思う。もう少し輪郭とか眼とか似た人を選んでほしかった。

瑞