ジェーン・エアのレビュー・感想・評価
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名作劇場
有名な小説だけど、読んでない。映画観て読んだ気になってはいけないが、でもどんな話か、よくわかった。感謝。
荒野…ほんっとにだだっ広くて、木も生えとらん。こんなところを一人っきりで、トボトボ歩くのは辛い。しかし、ジェーンは負けない。逆境にあってもくじけない強さを持っているから。目がほんとに物を言う。
衣装がすごい。めっちゃ凝っている。髪型、衣装、ロケ地、これらのパワーで19世紀に入り込めた。自分の人生を自分で切り開くジェーン、あっぱれ。
BS松竹東急の放送を鑑賞。
静かだが魅力的
静かなんだけど、雰囲気が良くて思わずジェーンの歩む道の先が気になってしまうドラマ作品。
原作の小説は未読だが、何度も映画化されたのも納得の作品。主人公ジェーンエアが送った、時にツラく、時に平和で、時に想い揺れる中でも、彼女が自身の心に正直に生きる様を繊細且つ丁寧な演技とカメラで追ったドラマ作品。
今見るとかなり豪華なキャスティングと彼らの静かな名演、一人一人の感情をつぶさに伝えるカットとその表情に引き込まれる。あまり古典文学作品には触れてこなかったが、これを機会に新たな作品群にも触れてみたいと思った。
ジェーンエアは震えるような寒さの中、教会に助けを求める。そんな彼女が歩んできた人生が静かに紐解かれていく…
過去と現在が少しばかり交互しながら進んでいくストーリーではあるものの、見易く作られている。
どこからか逃げるように彷徨い教会に助けを求めるジェーン。そこから彼女の過去が明かされていく物語だ。
幼少期、自らを嫌う叔母に対するジェーンの強い気持ちがこの時点から漂うし、寄宿舎での仕打ちや友との悲しい別れを乗り越えて彼女は家庭教師として働くことになる。
そこで出会うのが家の主人ロチェスターだ。出会いからなんとも言えないこの2人の静かに言葉を交わしながら惹かれあう様が繊細かつ文学的と言えば良いのか、淡くじんわり思いあっていく様子が儚く美しい。
しかし、ロチェスターが隠していた秘密にジェーンの心は揺れる。彼には妻がいたのだ。しかも妻は精神的に病んでおり…そこから逃げ出してきた処から冒頭へとリンクしていく。
助けてもらった牧師から求婚されるジェーンだが、自らを呼ぶ愛する人の元へと改めて向かうジェーン。そして、妻が起こした火事で盲目となったロチェスターと再び愛を確認するのであった
ザックリまとめればこんな話なのだが、前述の通り、役者陣の細やかな演技や表情、会話の流れなどが魅力的だし、その表情を捉えるカメラも丹念な感じで好感が持てる。時代設定ゆえの火の灯りもこれまた良い。
丁寧な演技や繊細な表情など、全体的に静かに進む物語の中に登場人物たちの人間模様がフワリと詰め込まれた美しい作品。
何度も映画化されるだけあって、普段この手の作品を見ない自分も引き込まれた作品だ。
物語の背景
高校生の頃に大好きだったジェーンエア。映画は初めてだけど、こんなハッピーエンドだったかな?
ジェーンエアがまさにその通り。当時はその時代のことや歴史、英国特有の身分制度などほとんど分かっていなかったのに何で好きだったのかな。物語のもつ普遍性で面白い。ハドンホールが想像ついて、そこにいるかのような息づかいが感じられた。
あれ?映画の詳細みたら、みたのはこの人たちの映画じゃない!私がみたのは、シャーロットゲンズブルグとウィリアムハートのものだ!
ほんのちょっと ハンマースホイかと思ってびっくりした いいハッピー...
ほんのちょっと
ハンマースホイかと思ってびっくりした
いいハッピーエンドだった
マイケル・ファスペンダー目当てです(きっぱり)
マイケル・ファスペンダー目当てだったからいいや。
原作が実家にあって、昔読んだけど。
ジェーンがエドワードに惹かれる理由が、いまいち不明。
性格がねじ曲がってる上に自分勝手な男:エドワードなイメージだったけど、マイケルが演じたらやっぱ違う!
予告編
何度も映画化されている為か、予告編がストーリーを隠したりミスリードさせるような内容になっておらず、予告編から予想できた内容そのまんまの本編でした。
結婚式の時に明かされる衝撃が意外とアッサリ進むんですよね。映画化回数が多いから今更丁寧に描く必要が無いと判断されたのでしょうか?
ラストのエドワードの感情も、私の様な知識無しの者には何を思っているのか分かりにくかったように思います。
しっとり鑑賞
女性が社会的地位も身分も男性よりも劣るとみなされ、存在価値が一族繁栄のための道具であったり、裕福な家に嫁ぐのが最良の幸せであるとされていたような時代の中で、色々な弊害を脆ともせずに、自分の夢や愛に正直に生きる芯ある女性が描かれている文芸作品(特に英国)が、わりと好きです。
「プライドと偏見」「いつか晴れた日に」「ジェーン・オーステンの秘められた恋」等好みでが、今作品も例外ではありません。原作は一度だけ読んだことがありましたが、かなり昔でしたのでとても新鮮な気持ちで鑑賞しました。
前置きはこれぐらいにして、こちらの魅力のひとつはキャストです。主人公ジェーンにミア・ワシコウスカ。相手役のロチェスターにマイケル・ファスベンダー。そして、ジェーンを助け密かに思いをよせる若き牧師は「リトル・ダンサー」のあの男の子!面影残るジェイミー・ベルがこんな青年になったのね~と感慨深かったです。3人の魅力がこの古典文芸作品に結集して、新しい伊吹を運んでくれたように感じました。
芸術的にもアカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート作品だけあって、色使いが地味目なのですが細部までこだわって作り込んだ衣装というのが分かりましたし、荒涼とした風景や建物も趣がありました。
何よりも極端に微笑みがなかったミア・ワシコウスカ、彼女はこの役を監督に自ら志願したそうで、当に主人公に乗り移っていたかのような渾身の演技でした。
愛されるよりも愛するほうを。
悩んで苦しんで、人知れず涙を枯らした後に、心を決めた女性は強いのです。「幸せは待っていてもこない。」ですね!
ミアが美しい!!
兎に角、ミア・ワシコウスカが美しい!僕には、それで十分です(笑)。中盤やや単調ですが、光の使い方や風景が醸す映像が美しく、衣装も素敵。キャリー・ジョージ・フクナガ監督、前作「闇の列車、光の旅」とのギャップに驚き。
世界観完璧!!
まず惹かれるのはミアのバレリーナの様な曲線。
細い首。
まとめた美しい髪。
白くてはっきりとした鎖骨。
細細のウエスト。
そして秘めた情熱。
爆発させる姿も胸をうちます。
ファスベンダー氏の憂いとツンデレで溢れる愛。
エキセントリックで暗い秘密を抱えながら“言って欲しい言葉”を紡ぐ魅力的過ぎてしまう旦那様の役は絶妙!
荒涼とした英国の風景、その中で際立つ威厳あるお城と美しいガーデン。
繰り広げられる貞淑な古典でありながら自立した意志思の強い女性の物語でした。
素晴らしくて目を奪われる衣装の数々……
ジェーンの一番のドレスは本当に美しかった。
今年はロンドン五輪。
映画でひと足先にイギリスの魅力堪能出来ました!!!
一番驚いたのは小学生の時、確かに読んだ原作の内容を少しも覚えていなかった自分、でした。
ミア・ワシコウスカとマイケル・ファスベンダーのコンビは絶妙だが、やや単調
1943年のジョーン・フォンテイン、オーソン・ウェルズ主演作から数えて4度目の映画化である。
不変の愛を描きつつ、女性でもひとりの人間として自由で強くありたいジェーン・エアの人物像を浮き彫りにする作品だ。
キャスティングをみたとき、ミア・ワシコウスカはジェーン・エアの年齢に近いうえ、古い時代がよく似合う女優だ。また、出演作はどれも現実や運命に抗い自分らしく行動する少女を演じており、まさにジェーン・エアにぴったりだといえる。
そのジェーンが初めて愛するロチェスターは荘厳な風格はあるが、誰にも話せない秘密を持ち陰鬱で暗いものを背負っている。鬱屈したものを抱える男を演らせたら今もっとも上手いのがマイケル・ファスベンダーだ。
ソーンフィールド館での初対面のシーン。ぶっきらぼうな会話ながら互いの感性に惹かれていく様子は、まさにゴールデン・コンビの成せる一番の見どころといえる。
家政婦役のジュディ・デンチも相変わらず脇をしっかり固めている。
余談だが、少女時代のジェーンとロチェスターの被後見人(ジェーンの生徒)アデル、それに館の若い家政婦リアを加えた3人の顔がどことなく似ていること。たまたまそうなったのだろうが、この作品は、それでなくても従兄弟(従姉妹)だの兄妹が絡むので、つい親戚関係に見えてしまった。
描写で気になるのは、現在と少女時代を行き来する話の進め方はいいのだが、ジェーンがローウッド学院を出ていくカットがあまりに唐突で、一瞬、どういうシーンなのか理解できない。
原作を知っていれば、ジェーンが学院で数年教師を務め、教え子と別れを惜しんでいるのだと分かるだろうが、原作を知らない者にとっては頭のなかで端折られた部分を補完する必要があり、たとえ一瞬であれ、話の進行から離脱して現実に引き戻されてしまう。
もう一点、主要人物の台詞の抑揚が、皆、同じように聞こえるため中盤がやや単調でダレる。
映像は綺麗だ。鑑賞した映画館が最近、デジタル上映を採用し、色彩、フォーカスともにクリアになって、今作では霧や雨の一粒一粒が見えるようでソンフィールド館の佇まいや森が美しく、とても楽しめた。
元祖ハーレクイン???
ラストがやっぱり泣けました。。
そこまでは、正直を言うと、
重苦しさだけがあって、ロマンがない という、
ちょっと残念なつくりでした。
ブロンテ作品は女性目線だし、嵐が丘に比べると、
もともと、ややおとなしい作品だけれど、
感情に訴えてくる情熱がないのですよね。。
まあ、でも、「文芸作品」とはかくあるべき!
と、いうタイプの方(逆に激しいのは好まない方)
には、良い作品かな??と、思います。
と、いうことで、4点です♪
感動。
主役二人の演技が尋常じゃありません。引き付ける。
何を考えているのか?どう感じているのか?ものすごく考えてしまいます。
絵も音楽も美しく、シーンの切り替わり方がさすが!と拍手をしたくなります。
(うまく言えなくてすみません、、見たら納得してもらえると思います!)
見てよかったと、心から思う映画です。
素敵な映画に出会えました!
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