「一部眠ってしまった…」グランド・マスター トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
一部眠ってしまった…
6月某日、錦糸町TOHOで鑑賞。
1990年代の「恋する惑星」ほか、カーウァイの作品はほとんど未見。
見た記憶があるのは、キムタクが出て話題になった「2046」くらいか。
この人の作品が出す波長とは自分は合わないというのが結論だが、随所にみられる映像美はいいとして、ほかにはまったく感興を覚えない退屈な作品だった。
きれいなチャン・ツィイーをもうちょっとエロチックに描くとかの工夫でもあれば、まだよかったが…。
戦前から戦後の現代中国史が背景にあり、日本の旧軍なども出てくるが、それを特段悪意を持って描くこともなかったのは救いかな。
僕にとっては極めて退屈。優待券で見たので、金返せとは言わないが、時間がもったいなかったね。
この監督の作品が好きな人以外には、見る価値はない、と断じる。
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