「絵が美しい、内容が飛びます」グランド・マスター osincoさんの映画レビュー(感想・評価)
絵が美しい、内容が飛びます
絵はいい。美しい映像がいっぱい。
ただ内容は、ブツ切れ。ん、なんか見逃した?というくらい話が唐突。それぞれの心情の揺れ動きがよくわからず、放置。
イップ師匠の
40までは春だった。
40までは世間知らずだった。
そこから一気に冬が来た。
という言葉に、自分と重ねてしまった。
まだ冬は来ないけれど、着実に歳の重なりを感じている。
ドニーイップマンに慣れていると、カンフーシーンは厳しくなってしまうけれど、チャン・ツィイーは4年も八掛拳の特訓をしたらしいし、トニーも腕の骨を骨折したそう。
東北のシーンはマイナス30°の中、3ヶ月もかけて撮影したらしい。何かと過酷だなーー。
完全にマックス・チャンのほうが強いのがわかってしまうけれど、、、野暮だわな。
カミソリの存在がよくわからないけれど、1番格闘シーンがよかったかもしれない。
時代背景の説明的な存在だったのかな?
トニーはインファナル・アフェアの時より丸くなって、西島秀俊+中川家のお兄ちゃんみたいな感じ。
あれだけドニーイップマンが有名になった中で、荷が重かったろうに。本人に顔立ちは近い気がする。
色気があっていいけれど、人格的にもう少し魅力的に描かれていたら良かったな。
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