劇場公開日 2013年5月31日

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「アクション映画の皮をかぶった儒教映画!」グランド・マスター 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクション映画の皮をかぶった儒教映画!

2020年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

頭をからっぽにして、何も考えずに観れる
そんなアクション映画だと思ったらとんでもない!

アクションシーンは息を飲み
ただ、ただ、“耽美”の一言に尽きるんですが…

カンフー武術は人生のスパイスに過ぎない!
と言った語り口!
アクション映画をかぶった人生訓映画でした!

人物同士の会話こそ重要で、
後半に行くにつれ、言葉の重みが増していく…

人々に受け継がれる思想として〈武術〉があり
流派といっしょに想いをのせて〈こころ〉を
繋げていくことの象徴が《八卦掌六十四手》なんでしょうね!

アクションシーンは何度観ても飽きないほど、流麗にため息…
ですが、映画全体のバランスとしては…
観るヒトがなにを欲しがるかで意見が分かれ作品だと思いますが
完成度だけで言ったら名作だと、わたしは断言します!

野々原 ポコタ