「アクション映画の皮をかぶった儒教映画!」グランド・マスター 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画の皮をかぶった儒教映画!
頭をからっぽにして、何も考えずに観れる
そんなアクション映画だと思ったらとんでもない!
アクションシーンは息を飲み
ただ、ただ、“耽美”の一言に尽きるんですが…
カンフー武術は人生のスパイスに過ぎない!
と言った語り口!
アクション映画をかぶった人生訓映画でした!
人物同士の会話こそ重要で、
後半に行くにつれ、言葉の重みが増していく…
人々に受け継がれる思想として〈武術〉があり
流派といっしょに想いをのせて〈こころ〉を
繋げていくことの象徴が《八卦掌六十四手》なんでしょうね!
アクションシーンは何度観ても飽きないほど、流麗にため息…
ですが、映画全体のバランスとしては…
観るヒトがなにを欲しがるかで意見が分かれ作品だと思いますが
完成度だけで言ったら名作だと、わたしは断言します!
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