おおかみこどもの雨と雪のレビュー・感想・評価
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ハーフの子も過酷なのかな
設定的にありえないと思ってそんなに乗り気でなかったのに、泣いて映画館から出てきました。私自身が姉弟の兄弟構成なので、感情移入して共感でき、雪の我慢にもたくさん気付きながら見ました。
ハーフの子がよく、アイデンティティがどこにも見つからないと言うけれど、こんな感じなのかな?2つの文化や価値観を受け継ぐと、雪が獣臭を隠しながら人間として過ごすように、自分がどちらでどうやって馴染めば良いのか、どちらの国籍を取って属すのか、とても悩むのだろうと思いました。雨はニホンオオカミの血を、人間が半分入っている身で守り山を治める覚悟をしました。それも相当大変そうです。
母親は父親なしで必死にワケありな子供達2人が将来を決断できるまで育て上げ、当初否定的だった村人が驚くほどの根性。ただ、もう少し父親が子供の頃の成長過程など、聞いてよく考えてから子供を産んで欲しかったなと思いましたが、愛の力があったからこそ2人産め、2人いたからそれぞれの血を繋げる存在ができて、結果オーライです。
前作とは違う「家族」のかたちや絆 見事に表現できていると思います ...
前作とは違う「家族」のかたちや絆
見事に表現できていると思います
ただ、ハナと旦那のあのシーンは獣になる必要あったのか?というのが引っかかる部分ではあります。
しかし、そこを含めて良い作品です。
子どものときの雨と雪がかわいい! きっとこの映画のテーマは、家族愛...
子どものときの雨と雪がかわいい!
きっとこの映画のテーマは、家族愛とかよりも自立とか自由とかだと思うけど、片親の子育てとか、普通と違うということに対する世間の冷たさや差別とか、潜在的に訴えているものもあるのかなぁと思った。
もっと大人になって子育てとかも経験してからまた観たら、もっといろいろなことに気付けたり、感想も違ってくるんだろうなと思った。今はまだ感動とか共感ができなくて、今の自分にはあまり響かなかった。
単純に物語が面白くない
「子離れ」と「父親とは」的なテーマが内包されているのは、分からんではないが、すべてのキャラクターの感情の流れの描写も乏しく、共感できるポイントが少ない。 もろもろ良いところも悪いところもあるんだけど、自分内評価を総括すると、流れている「ストーリーライン」がまるで面白くなかった。 別に取り立てて絵にオリジナリティーがあって見応えがあるとか、アニメとして美しいとかも感じなかったし、それは「サマーウォーズ」でも同じだったんだけど、なぜ絶賛されているかが、まるでわからなかった。
一番好きかも
ずっと気になってたけど、「バケモノの子」を鑑賞したのでこれを機に。もしかしたら細田作品では一番いいかもしれない。「バケモノ」が駄作だっただけに反動かもしれないけれど笑 内容は特別新しくもないし展開もベタながら、それが無理につくろってない印象でいい。キャラクターもやっぱり貞本義行の方がいいかな。
色んなレビューを、たくさん読もう。
公開からしばらく経ってからのレビューを、低評価高評価問わずたくさん読んだ。グッと納得できた。 その上で少しコメントするなら 「ファンタジー(狼人間)が現実世界に介入したら…という話なのに現実世界が非現実的」これはアリかナシか… 自分は、アリ。
他の細田守監督の作品と比べると
周囲に勧められましたがそれほどでもなかったです。時かけ、サマーウォーズ、バケモノの子が良すぎたのでしょうかね。
しかし、相変わらず絵はとても素敵です。
残念だったのは後半部分だけです。
後半は、雨のことだけで内容が少々薄いと感じました。雪はどこに行っちゃったの⁉︎という感じですね。
雪は母の迎えを学校で待っているにもかかわらずハナは雨のことばかりで少し悲しくなりました。
ひどい
周囲の人が絶賛するので見てみるとこりゃひどい。勧めた人の神経を少し疑ってしまった。絵はきれいだしキャラクターたちはかわいいが、なんかさめた目でみてしまった。なんか残念な映画 高評価の人が多いのが理解できない
小説版と比較して、語り口があっさりとしていてみやすかった。台詞無し...
小説版と比較して、語り口があっさりとしていてみやすかった。台詞無しでイッキに見せる場面は涙もの。後半、子供達が親離れしていく姿は自分の子に置き換えてみられ、とても感情移入してしまいました。やっぱり細田守監督は面白い!!宮崎あおいの声はイイね!
たーのしかった!
すごい設定のストーリーでびっくりしたけど 大切に愛を育むって素敵だと思った あたしは雪ちゃんが最高に好きっ! 自由で元気でほんとに素直! お母さんは大変だろうと思ったけど きっとめちゃくちゃ幸せな人だなぁとも思った! 大切なことを大切に ゆっくりじっくり生きていけたら幸せだなぁ
アイデンティティ 自己とは
とても、メッセージ性、社会の問題について描いている映画だと感じた。 現代の社会に存在する、グローバル化や多様性からくる、人間性の多様化によって生まれる人種間の問題や自己のアイデンティティの表現、そしてそれを囲む周囲の人間間にあるコミュニケーションの取り方や関わる人の意思決定の難しさなどが、おおかみこどもである雨と雪、その母を通じて表現されている。 おおかみとして成長していく雨と、人間で ありたい雪には互いに悩みがあり、もしかしたら、ハーフの人や人との違い、コンプレックスなどを持っている人などは似た悩みなどを持ち合わせているのではないか、また、おおかみでいたい雨は自分の意思決定で周りが悲しみそうでも、それを貫き通したいという思いが強いのも確かで、それを否定してはいけないことは母も頭では分かっているが、どこか無意識に引きとめようと、自分の願いを押し付けてしまおうとしている… 人との関わり方に正解などないことは事実で、人の考え方や思いは多様で他者のことを完全に理解することは難しい。後悔がある日もあれば、幸せになる日もある。相手を傷つけてしまうこともあれば、幸せにする日もあるだろう。大事なのは理解してあげようとすることかな。 自分の立場に置き換えても、この映画を通して私は何があっても笑顔をつくって乗り切ろうと考えた。切り替えようと。 それが、どんな結果、影響を与えても笑っていれば幸せになれる気がするからだ!! そして、自分が、大切にしなきゃいけないことは必ず優先したい。常に人のためにを考えていたいと思えた作品である。
お母さんの気持ちが痛い程分かる。
話題になっていたのに、前作のサマーウォーズも観たのに、今頃テレビで観ました。
始めから、一緒になって雨と雪の子育てをしている気分でした。
お母さんの気持ちや行動は、あたしも感じた事のある経験で、すごく共感出来ました。
人間の子育てをしていても、周囲の目や口は時に、親を苦しめる事があります。
山奥にお引っ越しする気持ちがよくわかります。
最後、10歳の雨が自分の道を決め自立しようとしているのを、必死に止めようとしているお母さんの気持ちが分かり、泣いてしまいました。
家の子供も私達から、自立しようともがいています。
でも、私もお母さんのように嵐の中、山中を探し回り引き止め、自分の子供として、手の中に置いておきたいです。
でも、自立の時…。
ちゃんと、見送ってやりたいと思えるようになりました。
切ないけど、しあわせをいっぱいもらえる映画でした。
見終わった後、切なく悲しくなった
ごめんなさい。まずは先に謝っておきます。
感動した、考えさせられた方には申し訳ないですが…
オオカミ男とハナの出会いなどはシンプルで良かったし、その後子供達を育てる大変さも良かったです。
が、ラストに向けて加速する雨の行動が、あまりにも母親をないがしろにしすぎて、もうウンザリしました。
山に残りたいと思う気持ちはいいのです。
でも、その考えを突き通すにあたって、家族にあんな振る舞いしなくても
最後なんて母親に「なにもしてあげられなくてゴメン」なんて言葉を言わせるなんて
自立や巣立ちは大切ですが、家族だからって、何をしてもどんな振る舞いをしてもOKなわけではなく
そこは動物視点で見て下さいと言われればそこまでですが
子供の為に今まで頑張って来たハナを、結果変なお別れ(ハナに後悔が残ってしまった)をしたために、山の麓にしばることになってしまったと考えてしまう
キレイにお別れする事が出来たら、違うところでの生活も、また別な男性との恋も出来ただろうに
母親であり続けるという宿命を押し付けられたら感がハンパない
遠吠えではなく、雨が定期的に会いに来る設定だったら、私はこの作品に☆5をつけてたと思う。
この監督の作品は、なんだか切なさ悲しさがほんのり残る終わり方が多いので、スパッと爽快に終わるラストの作品が今度は見たい
おおかみこどもの雨と雪
おおかみのこどもを育てる難しさかなり大変だったけど めげずに2人の子供育て上げた母、花は忍耐力があって素晴らしい人だと思った!それにしても雨がおおかみになるとは意外だった!w((´ω`))wワオッ!!
素敵すぎるお伽話
物語がおおかみこどものそれぞれの成長とともに、おかしくも楽しく、凄く人間らしく描かれてる。
グッとする場面がちりばめられてて、映像の精度にも感心。雪を車の中で抱き締める母親の花を、後部座席から撮る映像とか、シートベルトが両脇から伸びる所とかツボ。アニメーションの豊かさがいい。ジブリの涙とかと違う、リアルに近い映像描写が好みです。細田監督の描きたい家族愛がしっかりと伺える。
やっぱり、花の人柄とか魅力でいっぱい。菅原文太扮するおじいちゃんとか、もう存在が素敵。
10歳と言う人間ではまだまだ子供の2人がおおかみである事情を抱えて、人生の決断を強いられるとてもとても強い愛ある物語。
時をかける少女、サマーウォーズと青春モノの次に来る作品として、一連の流れがあって、細田ワールド素晴らしいなとか1人で唸ってた。
悪者で描かれる事の多いオオカミですが、愛情深い生き物でもあるオオカミ。オオカミである夫の死とか、雨と雪のそれぞれの生きてく道とか、花とはバラバラなのかもしれない。でも、それが自立であり、幸せでもあり、残してもらった大切な気持ちが宝物になる。寂しさや不安との表裏一体。生きてと思う親心。涙腺が熱くなる。
花がどんな苦境でも忘れない笑顔は心温められ、勇気付けられるお話を芯あるものにしてますね。素敵すぎるお伽話
おおかみこどもの雨と雪
異形を愛する人は、古来から文学で絵画で描かれている。
例えば柳田邦夫の「遠野物語」では馬を愛する女性が。
「南総里見八犬伝」では、伏姫と犬の房の怪しい関係が。
高橋留美「犬夜叉」も異形と人間の愛。
こうして人は現代でも怪しい世界の物との関係に関心を持つ。
天蓋孤独の花と、おおかみおとこは急速に惹かれあう。彼には名前が無い。免許証でも読み取れない。そんな彼は一瞬に無残な死を遂げる。「狩猟本能」と花がいうが、安い鶏肉を一緒にスーパーで買えば良かったのだ。狼になって死んだ。本来の姿だからか?狼になって狩猟して人間に戻る狭間の不慮の事故だろうか。納得できない別れ方。ゴミ収集車の人達は疑問に思わなかったのか。「これ、狼じゃね?」「いや、シベリアンハスキーだろ」と思った?ゴミになって処理された愛する夫。悲しい。
最後の雨が狼になって去っていくシーン。10歳からいきなり大人になり、母を抱き上げ家屋へ運ぶ。
10歳まで育ててもう会えない。遠吠えで我が子の生存を知る花。
雪は寮に入り、独り暮らし。花のその後はどうなるのだろうか。又、恋をしていくのかもしれないな。
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