「見終わった後、切なく悲しくなった」おおかみこどもの雨と雪 クロジさんの映画レビュー(感想・評価)
見終わった後、切なく悲しくなった
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ごめんなさい。まずは先に謝っておきます。
感動した、考えさせられた方には申し訳ないですが…
オオカミ男とハナの出会いなどはシンプルで良かったし、その後子供達を育てる大変さも良かったです。
が、ラストに向けて加速する雨の行動が、あまりにも母親をないがしろにしすぎて、もうウンザリしました。
山に残りたいと思う気持ちはいいのです。
でも、その考えを突き通すにあたって、家族にあんな振る舞いしなくても
最後なんて母親に「なにもしてあげられなくてゴメン」なんて言葉を言わせるなんて
自立や巣立ちは大切ですが、家族だからって、何をしてもどんな振る舞いをしてもOKなわけではなく
そこは動物視点で見て下さいと言われればそこまでですが
子供の為に今まで頑張って来たハナを、結果変なお別れ(ハナに後悔が残ってしまった)をしたために、山の麓にしばることになってしまったと考えてしまう
キレイにお別れする事が出来たら、違うところでの生活も、また別な男性との恋も出来ただろうに
母親であり続けるという宿命を押し付けられたら感がハンパない
遠吠えではなく、雨が定期的に会いに来る設定だったら、私はこの作品に☆5をつけてたと思う。
この監督の作品は、なんだか切なさ悲しさがほんのり残る終わり方が多いので、スパッと爽快に終わるラストの作品が今度は見たい
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