「お母さんが健気すぎる…」おおかみこどもの雨と雪 サエキさんの映画レビュー(感想・評価)
お母さんが健気すぎる…
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雪ちゃんと雨君が可愛くて無邪気で癒されました。ハナちゃんは健気で頑張り屋さんで、ひたむきに子育てをする姿がとても印象に残りました。作中でハナちゃんが完璧なお母さんのように描かれていたのは、きっと雪ちゃんから見て本当にすごい立派なお母さんだったんだなあって思いました。母は強し。
ただ、見終わったあとに胸がモヤモヤ…現実味がないとか田舎暮らし母子家庭を甘く見すぎてるとかではなく、ラストの雨君の言動に少し引っ掛かりを感じました。最終的には雨君は山へ旅立ってしまうのですが、家族の絆ってそういうものなんでしょうか…10年間一緒にいた唯一のおおかみこどもが雪ちゃんと雨君なのに、雪ちゃんが家に帰ったら自分の知らない間に雨君は狼として生きることを選び山へ旅立ちましたって悲しすぎやしませんか( ;ᵕ; )そんな別れ方で本当にいいの??
あと、ハナちゃんが雨君をズタズタになってまで探し回るところが本当に心が痛みました…雨君いくら山で生きたいからってお母さんに心配かけさせちゃだめだよ( ;ᵕ; )
作品を見ている中で、(お父さんも雨君も行方不明者扱いだよな…ハナちゃんお父さんは元々いないからともかく、雨君がいなくなった件については御近所さんになんて説明するんだろう…)なんて現実的な問題が頭の中をちらちら。笑
長々と書きましたが、ハナちゃんもおおかみこどもたちも成長していく姿は本当に素敵でした。御近所さんのおじいちゃんズもいい人すぎる…草平くんいい子すぎる…でもきっとしばらくこの作品は見ないです。悲しくなるので。
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