劇場公開日 2012年7月21日

「母」おおかみこどもの雨と雪 Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0

2015年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

狼と人間間に生まれた「おおかみおとこ」と恋に落ちて結婚した花。
子供が二人産まれ、「雨」と「雪」と名付けて慎ましやかに暮らしていたが、ある日おおかみおとこが事故で死んでしまう。
シングルマザーになってしまった花は、おおかみとしてのアイデンティティを完全には隠しきれない二人の子供たちと都会で暮らしていくことに息苦しさを感じ、人里離れた田舎の街に引っ越すことにする。
大自然の中で、他の人間たちとも触れ合いながら、自分は狼なのか人間なのか自問し、大人になっていく雨と雪。
二人を見守る花も母として成長していく。

これはすごいいい話だった!
やっぱ花に一番感情移入して観た。
100%自分が守ってあげなければならない存在だった我が子が成長して、少しずつ手を離していかなければいけない。
そうじゃないよ、と思うときも、自分の意見を押し付けるんじゃなくて、本人の意思を尊重しなければいけないこともある。
一方で「絶対にダメ」って言う必要がある場合もある。
母親だって人間だもんなぁ〜
間違うことだってあるし、完璧じゃない。
なんか子供相手だと自分の間違いとかダメなところとか弱さとかそういうものを認めたくないような強がった気持ちになっちゃうこともあるけど、100%正しくなくて、ダメなところもあってそれでいいんだよなぁ〜と改めて思った。

花みたいに子供たちといい距離を保てる母親になりたいなぁ〜
難しい。

Chisa