劇場公開日 2012年2月18日

  • 予告編を見る

おとなのけんかのレビュー・感想・評価

全52件中、41~52件目を表示

4.0終わり方………素晴らしい。

2014年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

この作品は面白い。かなりブラックだけど。
自分は平静心を保って4人を観察しているつもりでも、いつの間にか 酒に酔ったように 彼らの言動の面白さに気づき、アハアハと笑ってしまう。多分この時点で、4人のキャストや製作者諸共の映画の魔法にかかってしまっているように感じました。
私情ですが「おとなのけんか」っていう邦題は なんか気に食わないです。
PS.クリストフ・ヴァルツ万歳!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
かんだい

4.5映画史に残るゲロ!

2013年12月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

知的

あの方の見事な吐きっぷりが堪能出来ました。登場人物が四人しかいないので、誰に感情移入するかで性格が分かりそうです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
担々麺

4.0小品ではあるけれど傑作

2013年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

子供の喧嘩に大人が入るというのがあるけれど、
これはまさにそれ。
こんなに大人が喧嘩しているところが面白かった映画はないのかもしれない。
すごい役者を4人も揃えて、それがたった四人でお芝居をつづけてゆくというまるで舞台のような密室劇だ。
日本なら三谷幸喜あたりが好きそうな話だが、三谷作品よりもずっとシュールでブラックでシニカルである。
アメリカ人の好きそうな皮肉が全体的に見え隠れする。監督の目というのだろうか、それが実に的確で小気味いい。
真剣に大人が子供っぽい喧嘩をしてゆくというこの話は、劇場も限られあまり大騒ぎにならなかったと思うのだが、かなり素晴らしい作品になっていると思う。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
lotis1040

4.0“おとなのけんか”とは、親としての立場の喧嘩、夫婦の喧嘩、男と女の喧嘩

2013年9月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

子供同士の喧嘩で、双方の親が会う事に。穏やかな話し合いの筈…だったのだが!?

巨匠ロマン・ポランスキー監督によるブラック・コメディ。
穏やかな話し合いが修羅場へ。
まるで「バージニア・ウルフなんかこわくない」のように、本音が露わになる様を、シニカルな笑いと共にじわじわとあぶり出す。

舞台は一室、当時人物は4人だけながら、巧みな演出と脚本、演技派4人のアンサンブルで一気に見せきる。
インテリぶるジョディ・フォスター。
豪快にゲロゲロするケイト・ウィンスレット。
いけ好かないけど存在感抜群のクリストフ・ヴァルツ。
穏やかに見えて実は最低夫だったジョン・C・ライリー。
4人の演技バトルは贅沢に尽きる!

大人の本音と建て前はこうも違う。
大人社会に生きている以上、分かっている事だけど、こうも見せ付けられると胸にチクチク。
夫婦喧嘩は犬も食わぬと言うが、この喧嘩はゴミを漁る動物だって食わない。
それなのに、映画として見ると面白いのだから、困ったものだ(笑)

生きていたハムスター。
親の喧嘩、子知らず。
ラストもまた皮肉たっぷり。

話の腰を何度も折るヴァルツの携帯は確かにイラッ(笑)

コメントする (0件)
共感した! 4件)
近大

4.0意外と大人の喧嘩っぽくない

2013年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

喧嘩した子供の始末をつけるため双方の両親が話し合い
最初こそ和やかに進んだが徐々に…というコメディ映画

俳優が豪華なので舞台変化はないけど面白い
4人ともすっげーいい演技している、これだけでも見る価値あり。

やり取りが面白いがゆえにあまり語るべきことはない。

まぁオチは…こんなものかな

コメントする (0件)
共感した! 1件)
tabletap

4.0面白いかも?

2013年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

単純

コメディ映画の新境地?を垣間見た気がします! 一人一人の気持ちに共感できて中々楽しく観賞できました(笑) 私は大好きです! 正直、人にはお勧めしませんが(笑)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
マイケル・コルレオーネ

2.5新しいジョディー・フォスター

2012年12月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

タイトルの通り子どものケンカから親のケンカに発展し、途中からのそれぞれ論点を変え自分を正当化しようとする大人たちが滑稽でなかなか面白かったが少し退屈な印象も受けた。

ケンカで引っ張り過ぎたと思う。あと、2、30分は削って欲しい。

強い女性のイメージが強いジョディー・フォスターだが、『幸せの1ページ』でもコミカルな役を演じていたように以外と合っているのかも。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
hiro

3.0見ててしんどい

2012年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

これ、そもそも映画にする必要があったのか疑問。

笑うところもよく解らず
ってか僕には笑えなかった感じですかね。

最初からラストまで一つの部屋でってのが
かえって窮屈な印象を受けた。
早く次の場面に変わってほしいとさえ思えて、
やっと部屋から出て行くのかって思うと
また帰ってきてケンカ・・・・

4人の感情の抑揚も結構同じタイミングで単調な印象。
(これがもっとバラバラならおもしろかったかも)

三谷幸喜さんが監督なら楽しめたかも・・・

コメントする (0件)
共感した! 0件)
きば

4.0大人げない大人達のトークバトルロイヤル!

2012年6月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

子どものけんかの仲裁に入った二組の夫婦。初めの内こそオトナの対応を見せる夫婦らだったが、
小さな不平不満が積み重なってだんだん険悪なムードになり、
最後には舌と言葉で殴り合うような恐ろしい修羅場に……。

物語のほぼ全編がアパートの一室内のみで進行する本作。
生々し過ぎるトークと狭〜い室内で敵味方や形勢がコロコロ逆転する展開が笑えて笑えて!
両親vs両親でいがみ合ってたはずが、なぜか夫婦どうしで怒鳴り合いが始まったり、
男同士でいつの間にか仲良く酒を呑み交わしてたり……。
何やってんのアンタら(笑)。
辛口過ぎるユーモアに、劇場内でも始終笑いが起こってましたよ。
僕が観た時は、終盤になって遂に笑いが止まらなくなったオジサンもいた(笑)。

共感できる部分もあれば理解できない部分もある主人公4人。
個人的には冷笑主義的なクリストフ・ヴァルツに共感する部分が多かったが、
(けど電話のタイミングはわきまえなきゃダメダメ)
全員の意を汲んで場を和ませようとするジョン・C・ライリーも素敵だと思ったし、
人間かくあるべきと理想論を語るジョディ・フォスターも好き。
酒が入って大暴走するケイト・ウィンスレットにも爆笑。

ま、人間、相手の事を否定し出したらキリがないってことですよね。
寂しいことを言うようだけど、どんなに近しい間柄だとしても、
他人の心を完全に理解するなんてできっこない。
だけど、少しでも歩み寄ろう、理解しようとする努力は出来るし、
嫌いな部分も『まあそんなのもおるよね』くらいな感じでスルーも出来る。
……正直、スルー出来ないほど嫌いなヤツも世の中にはいるけどねっ。

原題『carnage』は、辞書で引くと“大虐殺”という意味。
ユーモアたっぷりの本作品には不釣合な、おっそろしく物騒な単語だが……
本作みたく、自分のエゴや価値観を無理に相手に押し付け合う事こそが、
人が繰り返してきた『carnage』への道なのかも。
いがみ合わないだけの距離というか、均衡みたいものを保つのが肝要。
それが難しいから世の中良くならないんでしょうけど。

ラストで子ども同士が仲直りしてた事には、他の方のレビューを読むまで気付かなかった……。
ヘンなプライドや知恵や偏見を身に付けちゃった大人の方が、けんかの引っ込みは付かないものかも。
う〜ん、大人になんてなるもんじゃないっすね。
あ、しまった、もう遅い。

<2012/5/25鑑賞>

コメントする (0件)
共感した! 2件)
浮遊きびなご

3.5途中で飽きた

2012年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 舞台の映画化とのことで、本当にマンションの一室から出ないまま終わってしまう。帰りそうで戻るのが本当に嫌で、窮屈だった。途中で本当に飽き飽きした。

 そういうものだと割り切って見れれる人には面白いと思います。

 ジョディフォスターの顔がすごかった。

 ケイト・ウィンスレットが派手にゲロを吐くのが面白かったけど、部屋で本にゲロをぶちまけるとは馬鹿かと思った。しかもその後も酒をがぶ飲みしていてイライラした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
吉泉知彦

3.5蒸し返してはヒートアップ!!

2012年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

事の発端となる川辺の公園がオープニングとエンディングのクレジットバックに使われるが、本篇の舞台となるのは被害者(殴られた少年)側であるロングストリート家の住まいだけだ。いわゆる一杯飾りと言われる舞台劇といっしょだ。

この限られた空間を狭苦しく感じさせないのは、横長のスコープで撮影されたスクリーンサイズのおかげ。窓や鏡を利用して奥行きも出している。話のサイズに合わせてビスタで撮っていたら、ホントにこぢんまりとした作品になってしまっていたことだろう。

この住居に訪ねてきた加害者の少年の両親・カウワン夫妻を混じえた4人だけの会話によって話が進んでいく。
しょせんは子供のケンカという建て前で穏やかな話し合いのはずなのだが、事のしだいをタイプするロングストリート夫人が、のっけから『相手の子供が木の棒で武装して』とやらかす。

お互いのちょっとした言葉尻にピリピリしながらも、懸命の作り笑いで取り繕う二組の夫婦が可笑しい。
やがて考え方の相違が、普段の生活の問題にまで飛び火して、男同士でまとまってみたり、夫と妻の罵り合いにまで発展してしまう。これほど、傍で見ていて楽しいことはない。なにせ、人ごと、対岸の火事なのだ。

こうして、なんということのない話が二転三転するのは、ある小道具のせいで、コレの使い方が実に上手い。その小道具とは、Mr.カウワンが手放せないアレだ。

帰り支度をしてエレベーターホールまで行きながら、また蒸し返しては部屋に戻る舞台的な可笑しさと、とことんヒートアップする「おとなのけんか」の大人げなさに大笑い。こっちも笑って見てられるうちが華なのだが・・・。

この映画を見て思い出したことがある。むかし、子供のころ、父親に言われた言葉だ。
「さっき喧嘩していたと思ったら、もう仲良くなってやがる」

コメントする (0件)
共感した! 3件)
マスター@だんだん

4.0ポランスキー風のヒッチコック密室劇

2012年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

庶民的だがインテリぶりが鼻に付く夫婦(ジョディ・フォスター、ジョン・C・ライリー)と、スノッブで子育て家庭より仕事という夫婦(ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ワルツ)。最初は、お互いの子供の喧嘩の始末を平和的に決着させようとしていたのだが、次第に夫婦同士のみならず、一人一人の考え方にズレが生じ、しまいにはその仕草にさえも苛立ちを覚え、四人が四様に不満を爆発させる。

「こどものけんかにおとなが何とか」という話が、いつの間にやら本人たちの本音と建前を逆転させ、剥き出ししていく。その過程が面白い。それこそ言葉尻にさえ、キリキリっと神経質になっていく、フォスターとウィンスレットのセリフバトルは、見もの。当然ながら「女優」としての美しさより、次第に怒りで目がつり上がっていくフォスターと、泥酔して夫の不運を心の底から笑い転げるウィンスレットの変貌ぶりには、コメディエンヌとしての二人の意外な一面を見たような気がする。一方で男優陣の役割は、女優陣には引けは取るものの、物語上のスパイス、隠し味になっている。特に終盤、女房たちを尻目に奇妙な連帯感を共有するところなど、男性としてはある種の共感、シンパシーを感じることもできる。

元々が舞台劇(ヤスミナ・レザ作、邦題「大人はかく戦えり」)なので、伏線というか設定やセリフに、如何にもそれらしい「フック」があって、舞台版よりも短い上映時間(79分)にも関わらず物語、会話の密度は濃く、あっさり感は全くない。その上で、リアルタイムで進む物語を、ポランスキーの演出は、ここの登場人物を一人一人のショットを、どちらかというと短く切り貼りする編集(編集はエルベ・ド・ルーズ)でサスペンスを生み出している。善悪ではヒッチコックばりのサスペンスを披露したポランスキーだが、今作では「救命艇」「ロープ」「裏窓」といったヒッチコックの密室劇をお手本に、自身なりの回答を示したといっても可笑しくはないように思う。

特にこの作品で唯一室外へキャメラが移るファーストシーンとラストシーンの長廻しは、もちろん「おとなのけんか」に対する皮肉であると同時に、ヒッチコック的ユーモアのポランスキー的解釈とおもった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
梅薫庵