「ベビーシッター“ハチャメチャ”アドベンチャー」ピンチ・シッター 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ベビーシッター“ハチャメチャ”アドベンチャー

2015年6月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

大学も仕事も辞め、家でグータラ過ごすニート青年ノア。ある日、母の友人から三人の子の子守を頼まれ、仕方なく引き受けるが、揃いも揃って問題児。ガールフレンドの誘いで子供たちを連れてヤクを買いに行った事から、トラブルに巻き込まれるハメに…!

「マネーボール」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でまさかの(失礼!)オスカー2度ノミネートされたジョナ・ヒルが、その合間に出演した本来のコメディアンの本領発揮した日本未公開コメディ。

ベビーシッター、子供、ハチャメチャトラブル…と、アメリカン・コメディの定番中の定番。
冒頭いきなり下ネタで始まるも、ドタバタコメディとして何も考えずに気軽に見れる。

“何も考えずに”が、長所であり欠点。
結局、何が言いたかったのか。
一応、子供たちとのハートフルな交流もあるが、そんなに仲良しになるほど描き込まれていない気が…。
子供たちもそれぞれ個性あるが、魅力的ではない。あのテロリストみたいな養子は何者!?
一見ファミリームービーのようでありながら、ヤクとかギャングに追われるアクション要素もあったりで、ターゲットはどの層?
最後は勿論、主人公の成長と新たな出会い…って、人生そんなに甘くないって!

劇中のちょっといい台詞で締め括り。
「夜と愛し合いな!」

近大