「“宮澤賢治って素晴らしい”がそもそも胡散臭い」グスコーブドリの伝記 水晶薔薇さんの映画レビュー(感想・評価)
“宮澤賢治って素晴らしい”がそもそも胡散臭い
中盤以降、劇場のそこかしこからイビキが聞こえてきてたわ。
たぶん、コレがこの映画の本質だと思う。
そもそも宮澤賢治を有難がる風潮が日本にはあって、それがあたくし嫌いなんだよね。
“雨ニモ負ケズ”で、「デクノボウ」で「褒メラレモセズ」、「苦ニモサレナイ」って
現代の無縁社会の構図まんまじゃん? 全員死後、白骨死体で見つかるとかなん?
「褒メラレモセズ」、ラストは「自己犠牲推奨」なん?
実質誰にも褒められんと、がんばって汗流してきたお父ちゃん達に、さらに犠牲を
強いるんか、東電みたいに?
「そらァ泣けェ!!」とばかりに小田和正の楽曲を起用し、映画の教訓からは誰ひとりと
幸せになれない… どんなうつ病映画だよ
それと、正蔵師匠が「タッチ」の頃より声優ヘタになってて、どんだけぇ~~!!!!!!
海老名家の“デクノボウ”を出すべきじゃなかった。
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