ザ・フィールド(2011)のレビュー・感想・評価
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かなり直球
トウモロコシ畑、田舎の一本道、車が走行不能、畑の中に家発見、という何とも王道かつ直球なホラー。特に目を引くようなシーンがあった訳ではないのだが、どストレートに勝負に出た製作陣には拍手を送りたい。難点としてはオリジナリティが極めて薄いという事だが、三人という少ない登場人物でありながら、唯一の女性が冒頭で殺される展開には驚いた。普通は女性が生き残るように思えるのだが、本作ではあえて冒頭で殺害することで差別化を図ったのだろう。「謎のクリーチャー」の正体は案山子だ。「ジーパーズ・クリーパーズ」や「案山子男」が連想されるが、本作の案山子はとにかく素早い。普通は逃げられないだろう。また、最も好きなのは、案山子によって殺害された人物が新たな案山子となったこと。ここにきてゾンビスタイルとはやられた。このようにかなり低予算感はありありだが、独自のスタイルを築いていることは褒めるべきだ。いまいち演出などにセンスを感じられなかった「案山子男」シリーズとは雲泥の差があるほどクオリティが違う。ホラー好きにはおすすめしたい作品だ。
地味だが悪くない。
本作も毎年開催される「未体験ゾーンの映画たち」の
上映作品。(2012年度上映作品)
話はありがちと言えばありがちでした。
両側にとうもろこし畑が並ぶ一本道を車で走行中、カラスの大群と衝突(攻撃とも考えられる)し、車を大破させてしまう。助けが来ない中、とうもろこし畑の中に家を発見し、そこに向かうのだが…と言うストーリー。
登場人物は男4人、女1人ですが、その女性がすぐさま殺られてしまいます。普通ヒロインは最後まで生き残りますが、本作は違う様です。
畑の中に高速で移動する殺人鬼が居るという事が判明しますが、正体は案山子(かかし)でした。
スプラッタは控えめですが、若干痛い描写があります。設定が面白かったのは、案山子に襲われた人はさながらゾンビの様に同じ案山子となる所です。
ラストは意外な人が生き残り、ハッピーエンドでは無い所もgood!
暇潰しにもってこいのホラーでした。
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