「リーマンショック前夜の人間ドラマ」マージン・コール トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
リーマンショック前夜の人間ドラマ
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映画マネーショートを観たので
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本作はリーマンショック前夜の大手投資会社を舞台にしている
大規模のリストラを行っている大手投資会社から
リスク管理部門の社員をリストラし
その社員が残したUSBメモリから
このままだとだと会社倒産するくらいリスクがある
証券をもっていることが発覚する
そこから、急遽重役などが集まり
証券をどうするか決めようとする
投資会社はMBS(不動産担保証券)を大量に持っており
それがこのままだと値下がりをして会社資産を超える損失になる
そこでMBSを売るしかないとされるが
「問題のある証券」を顧客に売ることによって
会社の信頼に傷がつき、会社がやっていけなくなるということで
議論が紛糾する
しかし、結局は「問題のある証券」を顧客に売ることを決意し
会社はさらに大きなリストラをやりながらも
結局は生き長らえていく感じになる
サムを含む多くの会社の上司などは
解雇から免れることになる
人間ドラマというよりは
重役は責任を取ろうとしないで一般の社員にリストラで責任を取らせるということに感じる
破綻寸前の会社での悪あがきに見えるが会社が生き残るから無駄ではないのかな?
最初にクビにしたエリックを
強引に連れ戻そうとするが
エリックが戻ってもどうにもできない状況なのは変わらないので
パニックでやっているようにしか思えない
この映画でサムの犬が死にそうだというセリフがあり
ラストに結局は犬は死んでしまうという描写がある
この犬は投資銀行で働くサムの良心のメタファーなのかな?
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