サニー 永遠の仲間たちのレビュー・感想・評価
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女による女のための映画
すごいよかった
ジョークもちゃんと笑えたし、過去と現在の繋がりに無理がなかった。というかあの繋がりが上手くて、引き込まれる。
ノリと勢いだけかと思いきや、ストーリーもきちんとしてて良かった。時の流れは怖いなあと思ったり、友達っていいなあって思えた。大切にしたいとも思う。ただ、ああいうビデオはとっておくべきではない(笑)絶対今との差を痛感するだけ。その痛みや、やるせなさがこの映画にはあっていいなと思った。
韓国の学生時代ってこんななの!って新鮮だった。あと高校時代役を演じてた子が上手かったなー。怪しい彼女の子だろうけど、本当に上手い。現代とソックリだし。日本でリメイクして欲しいなあ。
ラスト、あれで終わりかい、と思いきやのエンドロール。曲も良くて最高だった。
イタくてかわいくて懐かしい映画でした。
人生の主人公
「人生の主人公を取り戻した気がする」
ふたたび仲間を集めようとしている時のナミの言葉だ。
20数年まえの学生時代。
あの時は、青春を謳歌していたな!
それに比べて今は!
そんな感覚を持っていないだろうか?
学生時代の自分は“ハレ”だった。
なつかしいあの感覚、自分が輝いている世界。
確かに制約も少なく、自由奔放で、ある意味野放図だった。
そんな場面には共有する仲間がいた。
それに比べて、今の自分は“ケ”である。
子供のため、夫のため、お金のため、生きていくため、
自分を制約し、周りに気を使い、日常に埋没している。
いまはなんとなく孤立しているような感じである。
でも、それは人間が生きていくなかでの宿命でもあるのだ。
なにかを選び、なにかを諦めていくのが人間だから。
原節子さんが亡くなったとき、その演技を通して語った映画評論家の言葉
「ひとは様々な喪失感を経験しながらも、慎ましい生活のなかに幸福を見いだす。にも関わらず未来への不安を内面では抱えて持っていて、それでも何かを期待している生き物だ」
懐かしい音楽とユーモアにまぶしながら、その「喪失感」をたどり、「いま」を見つめ直し、待ち受ける「未来」をも予感させてくれる映画であったと言えるだろう。
水道橋博士がいいといったから
何が面白いのかよくわからないんだけど面白かった、、、、
韓国映画初体験
笑い45% 涙15% 驚き15% 音楽ファッション15% 文化10%
てかんじかな~
久しぶりに自分も傷だらけの青春(高校時代)だったことを思い出し
そのころの自分を愛おしく思うことが出来た…本当はイヤだけど…
感動のサブイボが出た
素晴らし過ぎた。
正直女子が群れてるの嫌いだったけど、友情に男も女もなかった。
友情はやはり美しい。
過去と現在がクロスする演出、それぞれ違う人生みんながみんな幸せな人生を歩んで来てないところ、ラストの落とし前の付け方に感動してサブイボが出た。
全てをさらけ出してぶつかり繋がった友情って大事にしないといけない。学生の頃の友だちが何故特別なのか、自分の青春時代と重なってセンチメンタルになった。
メンバーみんなが幸せな人生を歩んでないところもリアルで感情移入出来たけど、退学してシンナー中毒になった女の子が一番リアルで、この映画を特別な物にした感があった。
友情だけじゃなく、初恋の淡い思い出とそこからの再会も良かった。
きっちり落とし前をつけるし、ウダウダ考えずに行動するところもスカッとするし気分が良い。
一つ言うなら日本映画で観たかった。
漫画の映像化やハリウッド映画のまがい物アクション映画を撮るんじゃなくて、こういう映画を撮ってほしい。
見逃さなくて良かった!
とても面白かったです。
シネパスで観賞しました。
韓国作品は苦手で、正直期待していなかったのですが、あまりのハイクオリティに驚きました。
反省します。
偏見は駄目ですね。
総じて欠点の見当たらない傑作です。
夢見てた学生時代と現在とのギャップ…目新しい題材ではないのですが、とにかく作り手のこだわりが上手い!
誰しもが、一度は経験した学生時代のあの感覚。
楽しくもどこか儚い日常…
淡い色彩の甘酸っぱい光景…
輝いているクラスメイトに憧れを抱いたほろ苦い記憶…
懐かしさと気恥ずかしさに酔いしれますねぇ♪
青春の謳歌を、圧倒的な再現力で描いており、見ているだけで笑みがこぼれます。
国は違えども、ノスタルジアを持つ想いは同じなのですね。
(地味メガネちゃんDJの変貌は、どストライクでツボに入りました)
大人子役の配役が似ていたり、現在過去の切り替わりがシームレスであったり、悩みが巡り合わせていたり、随所にあるこだわりが、作品の魅力を一層引き立てます。
劇中、大規模な闘争場面はありますが、ソフトなので血生臭い描写が苦手な私でも大丈夫でした。
むしろ、笑いと感動とカッコ良さを兼ね備えたベストシーンだと思っています。
女番長?として、強力なリ―ダーシップを発揮する展開は新鮮でした。
音楽の使い方も良かったです。
映画『ラ・ブ―ム』のオマージュは素晴らしく、少女の可憐な仕草を自然にとらえておりました。
最後の終わり方いいですねぇ♪
『言葉は不要』ってのがピッタリです。
手紙は蛇足かも…
好きな要素をごちゃ混ぜにして、マイベスト映画を作れるとしたら、この作品に近い気がします。
私は、何度見ても楽しめます。
ふと旧友に再会したくなった方にオススメです。
アラフォーならハマる
同世代の主人公、懐かしい音楽80年代の頃を思いだして楽しかったー
自分を主役にした人生を取り戻す。本当に共感してしまう( ^ω^ )
泣けるし、笑えるし、懐かしいし、観ている間、夢中になり国が違うのに全く違和感がなく自分の事のようにハマってしまった!
もう一度みようかな…
アラフォーのツボを突いた演出の数々
「怪しい彼女」が面白かったので、同じシム・ウンギョン主演のこの作品を借りて観た。
シンディー・ローパー、「ラ・ブーム」、韓国の民主化運動、「ロッキーⅣ」など80年代に青春を過ごした世代には懐かしい思い出が蘇る。
映画は過去と現在を行きつ戻りつする。しかし、そのつなぎ目となる部分の演出が上手く、まったくストレスを感じないまま登場人物の時間旅行に付き合える。登場人物の持ち物、動線、視線、身体の向きを非常に自然に次のシーンへと繋げている。
過去を振り返る話には、その過去を引きずっているものと、忘れかけていた過去へさかのぼっていくものがある。この作品は後者である。たとえ現在の境遇が恵まれていなくても、記憶をたどって会いに行きたくなる人々の思い出があれば、人生は捨てたものではない。逆に何不自由のない生活を送っていても、死を目の前にして求めることは、輝いていた過去をもう一度体験すること。そうした過去を持っていることの幸せが良く伝わってくる。
ちょっと行き過ぎた演出もあるが、笑いでひきつけてほろりとさせる。しかし、消化不良気味の終わり方。結局問題解決の方法がお金だっということ。そして、一番かわいいスジが、事件の後どこでどうしていたのかは映画では明らかにされなかったこと。元気そうな顔を見せに来てくれた。それだけで十分なのはもちろん分かるが、スジのドラマを語って欲しかった。
いくつになってもあの頃の私がいる
学生時代の友達ってこういうものでしょう~!
と、ストレートに共感することの出来る作品。
私は女子高だったのでこの明け透けない感じのノリはわからなくなかったです(笑)
大人になって、苦味も辛味も知って、色んなことと折り合いつけて生きている彼女たちの日常が、ある一つのことをきっかけとし動き出します。そして、忘れていた過去の自分と対話をし、もう一度向き合った時、気づき心に射す陽光が見えてくる。。
年を重ねても 好きなこと(もの)は変わらず、そこにある ということなのだと思いました。遺影の前で、懐かしいポップナンバー♪に乗って、晴れやかに踊る彼女たちが最高にきまっていました!
【 追記 2021.7 】
8年振りの再鑑賞は、中盤から最後まで鼻の奧がツンツンして、涙が込み上げてくること度々。ラスト間際のダンスはやはり最高でした ( ; _ ; )
前回よりも☆⤴︎⤴︎の理由は、やはり自身が歳をとり、8年間の間には母の死や従兄弟の死、身近な人達との別れを経験した事が関係しているのは確かです。
思い出は、より思い出となり、輝きを増し、大切なものが一つ又一つ去っていく、別離の必然を理解したからこそ、わかることもありますね。 私にもSUNNYと呼べるようなキラキラした宝物のような時間があの時や、この時や、確かにあったということを自覚できるのは大概、未来の自分なのかなと。 だったら、今を、大切に生きなければね。
大切に思うことを、大切な人達を、そして素直に自分に向き合うことを。そんな気持ちにさせてくれた、この映画に感謝です。日本版SUNNYを観るにあたっての再鑑賞ではありましたが、予想以上の満足度、おすすめしたいです🎞
良い映画としか言いようが無い
ふと見つけて観てしまったら・・・・
引き込まれてしまったではありませんか!!
いつも思ってしまう。なぜこれが日本でできないのか・・・・
ハリウッドライクではあるが、韓国映画の味も十分。
女性の友情を描いたものは少ないと思いますが、上手くできた映画です。
エンドロールは少し趣味に合いませんでしたが。寂しいです。
何度も見たくなる作品。
学生時代に戻りたくなる映画です。
笑いあり涙あり。劇中歌もとっても良い!
シムウンギョンをはじめ役者さん達の演技もよかった!
何度も見たくなる大好きな映画です。
普段韓国映画を見ないような人にもオススメできる作品ですね。
かけがえのない仲間たちへ
平凡だが不自由ない生活を送っていた42歳の主婦ナミは、母が入院している病院で、学生時代の友人チュナと再会するが、彼女は癌で余命2ケ月だった。最後にかつての仲良し7人組に会いたいと願うチュナの為、ナミは各地に散った仲間を捜し、集めようとする…。
韓国発の感動作。本国では大ヒットした。
韓国映画に有りがちなベタなお涙頂戴映画ではなく、笑いと心温まる爽やかな感動に包まれた良心作。
先日見たインド映画「きっと、うまくいく」同様、お国柄は関係ない、普遍的な友情ストーリー。
過去と現在が交互に展開。丁寧で分かり易く、混乱など全くしない。
展開もストーリーも設定も、ありきたりと言ったらありきたりだが、一つ一つのエピソードが魅力的。シンプル・オブ・ザ・ベスト。
過去、学生時代。
ソウルに越してきた田舎娘のナミは、姉御肌のチュナとその仲間たちと仲良しになる。
皆で集まって他愛ないお喋りしたり、ふざけ合ったり、時にはライバル女子グループとタイマン張ったり…。(ライバルグループのリーダーが逃げ足が早くて笑える)
女の子なので恋もしたり、失恋したり、確執もあったりしたけど、何事にも替えられない日々。
現在。
再会した仲間たちは、それぞれ悩みや問題を抱えていた。
夫の浮気、仕事の成績不振、姑問題、生活苦…。ナミも娘との間に擦れ違いが。
あの時、最高に輝いていた日々に突然起きた事件で、それっきりだった。
しかし、かつての仲間が集い始めた時、再び笑顔と輝きを取り戻す。
死を目前にしたチュナの願いが、かけがえのない仲間たちへの贈り物に。
映画はご都合主義もあり、最後の展開なんて出来過ぎてる。
だけども、こんな人生が送れて、こんな仲間たちが居て、この上ない幸せ。
80年代の洋楽が作品を彩り、盛り上げる。
現在パートも過去パートも美人・美少女揃い。(特に、少女時代のスジはクールな超美少女!)
日本だったらどんな女優が揃うかなぁ…と、想像しながらも見た(笑)
いやー、いい映画だった!
素晴らしい友情
この映画の登場人物と恐らくタメ年の現在43歳であるため、尋常ならざる気分で見た。しかし自分にはあのように一緒にケンカしたり踊ったりした友達なんかいなくて、薄く一緒に釣りに行ったり完成したプラモを見せ合ったり、映画を見に行った友達がいたくらいだった。部活の友達ともすっかり疎遠になってしまった。
しかし映画の中の彼女らも、当時ほんの一瞬友情を築いたきり、それ以降は現在まで没交渉であったので、彼女たちが特別熱い友情で結ばれていたわけではなく、誰にでも当てはまる物語を描いていた。友情とは一体なんだろうという問いに対する答えが見つかるような素晴らしい映画だった。
MTV世代直撃の映画ではあるのだが、当時のMTVヒット曲は一切掛からず、タイムアフタータイムも別バージョンで、韓国のヒット曲は馴染みがなく、タイトルのsunnyは当時でも懐メロで、同世代だからと言っても音楽を共有する感覚はなかった。
86年当時のダサすぎる服装が一点の曇りもなくダサく再現されていてすばらしかった。当時の目線になりきって描いているのだろう。86年の描写なのに字幕で「プチ整形」という最近の用語が使われているのは、字幕スタッフもっとちゃんとして欲しかった。
実際、韓国とはいえ女子高生があんな暴力を振るうのはいくらなんでもファンタジーではないかと思うのだが、韓国の動画でいじめの場面が度を越えて激しいのを思い返すとあながちファンタジーとも言い切れないような気もする。
まだ見てない人、この映画は古い友達とぜひ一緒に見に行ってください!
15年後にもう一度観たいです!
学生時代の友達との思い出と
主婦としての現在の生活とのギャップが
ときにはシビアに、ときには笑いを交えつつえがかれています。
韓国の作品っぽい独特のオーバーさや
ファンタジー感(?)があまりないので
自然に話を受け入れられて楽しめました。
主人公は私より15歳くらい年上ですが、
共感できる要素がたくさんあります。
根本的だけど忘れてしまいがちな
友達の大切さに気づかせられる、心が暖まる作品です。
主人公の年齢くらいになったら、
友達と一緒に観てみたいなぁ。。
7人の笑顔が心に残ります
病気がきっかけにはなっていますが、そのことで暗くなるどころか、
80’ポップスの数々&懐かしい仲間&ユーモアに包まれ、
昔と同じように輝きはじめる 彼女たちの笑顔が心に残りました。
高校時代&42歳の現在が交互に描かれていますが、
丁寧に分かり易く創られているため、混乱することもなく、
また、どちらの時代を演じる女優さんも、不思議なくらい違和感を感じません。
冒頭の病室シーン、韓流TVドラマを見ているおばさまたちの反応が、
私たちが感じているのと ほぼ同じ方向性なのに、過激度が若干違います。
全てにおいて、そういったベタでストレートな韓流らしさが散りばめられ、
作り込んだワザとらしさも それなりに見受けられるものの、
割合すんなりと受け入れてしまえる魅力もあり、
クチコミも納得の地味目な作品だとは思うのですが、
コミカルさの中にも しみじみとした懐かしさ&温もりetc.を
笑顔で楽しめる良質な作品だと思います。
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