劇場公開日 2013年3月23日

「上白石萌音の演技!」だいじょうぶ3組 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0上白石萌音の演技!

2018年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 原作者の乙武洋匡も主人公として参加。見慣れたせいもあってか、それほど違和感もないのだが、やはり終盤には泣かせるエピソードが・・・

 見る気も起きなかった作品だったが、Egirlsの石井杏奈が出ていることもあって興味を持ってしまった。もちろん彼女も目立つ存在であったが、ストーリーのクライマックスは中西文乃(上白石萌音)が魅せてくれる。

 全体的には赴任してから1年間、赤尾慎之介(乙武)と白石(国分)の二人三脚による教師生活であり、上履き紛失事件に始まり、運動会での徒競走、遠足でのクラスが団結して平坦な場所へ変更するように直談判するシーンなどがちりばめられています。そして中西文乃の不登校事件・・・彼女の姉はダウン症であるが、妹の文乃にいつも美味しいクッキーを焼いてくれるという優しい子。しかし、障害を持つ先生を見るたびに姉のことを思い浮かべて不登校になったようなのだ。演じている姉も実際のダウン症児であるようだが、わずかな演技でも見事にこなしていた。

 クラスがまとまってきたある日、授業で金子みすずの詩を参考に生徒一人一人にダメなところといいところを発表してもらうシーン。文乃の不登校の原因を語るところで大泣き。ちょっと上白石萌音の演技がうますぎ!!このシーンだけでも何回も見たくなること必至です。

kossy