セルビアン・フィルムのレビュー・感想・評価
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“精神”にしっかりと作用する劇物映画
鑑賞した者の“精神”にしっかりと作用する劇物ムービー。描写のヤバさが際立っていますが、序盤~中盤における日常パートも印象的。特筆すべきポイントだと思います。中盤以降ですか? 丁寧に積み上げた「日常」を、完全に破壊し尽くします。跡形も残りません。しかも「ハングオーバー!」的な構成で! 主人公は、一体何をしてしまったのか……ひとつひとつの真実がドギツイ。最後の最後(=ラスト1秒!)まで、地獄を見せつけてくれます。「必見!」とは、口がさけても言えません……(タフな方は、是非挑戦してみてください)
Outstanding Achievement in Pushing the Envelope
Even after twelve years, A Serbian Film leads in going where other extreme horror hasn't imagined. A disturbing predicament with deranged bad guys; the shock factor is culminated from realistically hypothesized criminal underworld. It's like something Eli Roth would have imagined after a PornHub browsing session. Unwholesome for anybody. Its story and character study are of equally high quality.
大人が観るのもアカン映画
各サイトで軒並み「観てはいけない」と謳ってた当作であるが「観るな観るな」は「観てよ観てよ」のフリだと気付き(錯覚にも程がある)マ王も観ましたよ「セルビアン・フィルム」を😁
まぁしかしよくもまぁこんな映画を作ったもんだ💦
スナッフムービーに出演する主人公の物語で見事なバッドエンド(救い無し)
まずお子様視聴厳禁だし(トラウマ必至)大人でもエログロ耐性の無い方は冗談ではなく止めた方がいい😐
百歩譲ってエログロをクリアしてもストーリーがドS過ぎて耐えられない、と思うのよ😅
でもね、グロはモザイク掛かってたから殆ど見れなかった(そういうレベルのグロだからか?)
またエロのモザイクの方が多いと思うけどエロだって鬼畜プレイだから(マ王は耐性あるけどさぁ)普通に欲情なんてしない🥸←してはいけない
正直、評価に値する映画とは思えないんだけど、物語のロジックは実に巧妙に組み立てられてて主人公が堕ちてゆく行程を丁寧に作っている感じがした✨
が、だからと言って「んじゃ観てみっか♪」みたいな軽いノリで観ていい映画ではない🌀
フィクションだから大丈夫、ではなく映画の中の諸々はおそらく世界の何処かで密かに行われているであろう、という事がこの映画の真骨頂😱
「エルム街の悪夢」のフレディや「13日の金曜日」のジェイソンとかのフィクションとはワケが違うエログロ映画であり、それこそ猛毒に匹敵する内容だからして好奇心だけで観るのは本当にお勧めしないから😫
物語が破綻してない分、しっかりとメンタルにダメージが残る映画だよ😬
マ王はU-NEXTで鑑賞したから流石にモザイクが掛けられてたので機会があればモザイク無しを観てみたいが、急ぐ気はサラサラ無い🙃
映画館での鑑賞オススメ度(そもそもオススメ出来ん)
エログロ度★★★★☆(モザイク分だけ★マイナス)
メンタル破壊度★★★★★★★★★★
この作品上映禁止とか言って煽ってるが
たんに倫理的に調子悪いシーンがあるから上映禁止なだけで テンポも良く無いし内容も別に面白く無いし
話題にするほどでもないと思います
胸糞でいうとファニーゲームやマーターズのほうが
内容もちゃんと作られており比較にすらならないとおまいます 胸糞だから悪いとかではなく純粋に飽きずに見れるような内容ではないです。
おメメFU◯K
U-NEXTで本日まで期間限定配信、ので880円でレンタル(高い)。正月三が日も終り、明日から仕事のこの身でコチラの映画を観ましたが、映画としての作り、役者の演技とかフレーム画角、カメラワークなどはとてもしっかりしています。悪玉の監督はキューブリックにとても似てるし。
そして気になるゴア描写ですが、まぁこんなもんでしょう。余りに騒ぎすぎな感じが否めない。自分の中では大分薄味。モザイクが合ったからかもしれないけど、別にモザイクなしでも評価は変わらない。ストーリーも胸糞悪いとは言っても、自分の中ではファニー・ゲームや聖なる鹿殺しの方が後味悪かった。レンタルで880円は高いと言ったけど、中古販売市場などでは数万円〜で取引されてるみたいですね。レビューのタイトルにある描写って、哭悲でもありましたね。アチラが模倣したのかな。
レンタルで充分。それでも高すぎる。
〜劇終〜
目を背けたくなるけどオススメの作品!
セルビアン・フィルム 4Kリマスター完全版で観てきた。この映画に早く出会いたかったです。この作品を作ってくれて上映してくれてありがとうございます。赤ちゃんのシーンは目を背けたくなるけど…
一番好きな映画です。
誰のための撮影か
不思議な感覚になる非人道的映画。
ジャンル映画の中でも有名かつ登竜門的存在だと認識しているので以前レンタルで観ていたけれど、今回無修正版を大スクリーンで観られるとのことで再鑑賞。
やはり映画においてボカシなんてものは無いに限るなと思った。
女子供がひたすら犯され血を流して死んでいく、容赦ないゴア描写と倫理的にアウトなシーンの連発。
間違いなく恐ろしい映画ではあるけど、観ていてどうも「残酷」とか「残忍」といった言葉がしっくりこない、恐怖に引き込まれてハイテンションで観られる拷問ショー映画とはまた違う感覚になるのが面白い。
空白の数日をミロシュと共に記憶を辿る構成から妙なテンポになり、描き方もどこか俯瞰的。
あのテンションマックスの地獄をリアルタイムで追わない面白さ。
淡々と見せられる行為の数々の凄まじさよ。
全ての暴力に性行為が合わさることで、より嫌悪感が増す。
ただしそこに純粋な性欲や変態性が見られるわけじゃない。
行われる拷問の奥に、「やる側」も「やられる側」も「やらせる側」も特に感情や欲望が見えてこないのが恐ろしい。
監督や製作側の徹底した撮影スタンス、すべて「作品のために」という根本がめちゃくちゃに不気味である。
行為としては比較的地味だけど、マルコのナチュラルな欲望の方がよっぽど純粋で変態的で理解できる。
ミロシュは主人公であり目撃者でもあり、被害者であり加害者である。
彼の思考は常に理性的でポルノ俳優としてプロフェッショナルなところが好き。
出演作から見られるワイルドさと妻子への優しさのギャップも好き。
あまりに無情な結末の潔さが好き。
救いようがない。
食欲と睡眠欲と性欲、三大欲求の中でも性欲ってちょっと異端じゃない?どうしてここまで歪な方向に大きくなれるんだろう。
生きるために絶対不可欠な食や睡眠と違って、快楽や嗜好としても広く発展しているからなんだろうか。
つくづく人間の欲望というものは醜くて気持ち悪くて、だからこそ面白いのかなと思う。
この手の映画はダメージを受ければ受けるほど楽しくなる。シンプルに首切られるのが一番しんどかった。
ああもしかして、楽しく観ている私のために劇中の撮影は行われていたのかもしれない。
芸術的で全く新しいポルノ映画、こんなの誰が観るんだよとか思っていたけれど、私だった。
もし劇中で撮影した作品が単体で公開されたとしたら、絶対観るもんな…。
切ない家族の物語でした
ストーリーは鬼畜残虐だけど
絵はポルノ部分含めクスッと
男優さんが良い感じで
後半はドキドキでよく良く出来てたな
ドライブマイカーじゃないレトロなSAABが素敵
オールドボーイなラストの展開で
音楽も良かった
映画館で観れて良かった
上映禁止、でも名作。
スナッフポルノ(殺人ポルノ)に、まつわる話です。
46の国で上映禁止になったのも納得。
直視できないような映像が時おり出てきて、エログロです。
でも最後まで観ると、この映画が投げかけるメッセージは深いと思うのです。
僕が1番感じたのは、
人間の、どうしようもなさ。
監督のインタビューを読んだけど、
この作品は、矛盾した規制に対しての疑問を投げかけたかったそうで、
それ以上の事は、意図的なのか意図的じゃないのか分かりませんが、深い。
個人的には名作だと思う。
閲覧注意で、胸クソ悪いけど(苦笑)
観る方は気を付けて下さいm(__)m
12年前ってのが凄いな。
世界46ヵ国で上映禁止。
よく聞くキャッチだがこれはマジだな。
ホラーじゃないです。
人道に反する究極鬼畜スリラーです。
今は残酷過ぎて表に出ない映画が多々あるけど
これは2010年作品。
当時なら目も心もトラウマだったろうな。
お勧め度0
満足度95
この映画の面白さを共有する
糞変態映画馬鹿と語りたいな(^_^;)
子供も赤ちゃんも容赦なし。
ラストの終わり方も素晴らしい。
悪趣味全開映画
以前、DVDレンタルで鑑賞したのだが全く記憶に無かったので、4Kリマスターの上映ということで足を劇場に運んだ。内容はゆっくりとした滑り出しに後半は鬼畜、悪趣味、変態のオンパレード。強烈さも通り越すと完全な娯楽と化し、笑いさえも誘う内容。映像のえげつなさの陰で製作者たちがノリノリで楽しんで作っている雰囲気が伝わる。俳優陣も大変ではあったろうが、面白い体験だったと想像に難くない。キワモノ作品の天辺と取るノリで作られた秀作である。しかし、この手の映画にたどり着き、劇場でわざわざ鑑賞する方は怖い物見たさもあるだろうが、やはり、かなり変人だと私は感じる。「私は違う!」と言ったところで、もう遅い。劇場で鑑賞した時点で、同じ穴の狢…感情的には、少々複雑である。自分に嘘付くことなく、小声で言うと…「この手の作品は好きだから仕様がない…」12年近く経っているにもかかわらず、4Kリマスターされて、劇場公開されるのは一定数の私同様の変人がいるからである。自分を知るための踏み絵でもある作品だ。
どこまでも倫理観を破壊する
画面いっぱいに広がるサディズム。
どこまでも追求された残虐性。
本来なら目を背けてしまうような映画だがそれができない。
なぜならこの映画は、(それらの非人道的な行為でもってどこまでも観る側の倫理観を破壊し陵辱するが、)間違いなく一つのアートの形式をとっているからである。
これはどこまでもねじれてしまい、決して元には戻れなくなってしまった一種の芸術だ。
観るな!!(フリじゃねーぞ)
本当に観るな。
一体なぜこの映画が今再上映されてるのか。
世に胸糞映画と言われてるモノは数あれど、この映画に比べればどれもかわいいものだ。
ジャンル的にはトーチャーポルノと云うヤツにあたるのだろうが、この映画の前では「ホステル」も「屋敷女」も「マーターズ」も霞む。
「SAW」なんてディズニー映画だ。
何故ここまで云うのかというと、自分は10年以上前にこの映画を観てしまい、未だに後悔しているからだ。
当時ホラー映画をアホほどレンタルで観ていた自分は、あらすじを見たうえで、20禁!?こいつはエロそうだわい。と好奇心が3割と下心7割で借りて家で観た。
で、激しく後悔した。
こんな非道い映画が有っていいのか?
何故こんな人の倫理感を破壊する様な、映画の倫理観の限界まで破壊する様な映画が作られたのか。
セルビア共和国という国はセルビア王国としてオスマン帝国から独立して以降(以前も)戦争と内戦と紛争を100年以上繰り返してきた国のようだ。
で、この映画が公開される4年前、散々内戦を繰り返してきたセルビア属するユーゴスラビア連邦は崩壊した。
この事で映画制作者たちは相当な制約から開放されたのだろう。作りたくても自分たちの望む映画など作れなかっただろう。きっと作りたくも無いプロパガンダ映画も作らされた事だろう。
この映画はきっと制作者たちの怒りの固まりをフィルムに塗り付ける様に出来た作品なのだ。
"この映画は確かに非道いが所詮作り物だ。"
"けどアンタらもっと非道い物見て来ただろう?"
"もっと非道い事してきただろう?"
だからこの映画には「セルビアの映画」
なんてタイトルが付いているのだ。
この作品は本当にトンデモなく非道いのだが、映画としての完成度はかなり高い。
映像、音楽、編集、役者の演技。
そして極悪極まりない脚本だって、ストーリーの真実が明かされるクライマックスや、救いの全く無いラストのオチもガッチリ練られたものだろう。
けどだからって観るな!
一生観なくていい映画というのは本当に有るのだ。
映画で一生物のトラウマ体験がしたい!
という頭のネジ抜けて締め直す気も無い人にだけ、オススメ。
警棒並みの硬さでも、その使い方はいけません
前半は、マッタリしたテンポだし、情緒もなくやりまくるポルノには興味がわかないので、眠気を催す。
後半から徐々に、胸糞なシーンが登場して気分はどんどん悪くなっていく。それでも、何が起こったのか知りたくなるから、シナリオはよくできていると思う。
鬼畜系ホラーは、自分にはどうも合わない。ただ、サングラスをかけたデブへの報復のシーンだけはよかった。
ホラー…なのか?
ポスターには「ホラー」とありますが、これホラーなのかなぁ…
確かにスプラッター的なシーンもありますが、それよか非倫理的ポルノ要素の方が印象強すぎて。
しかも両方、結局「モロ写し」はほとんどしてないので、あれ?こんなもん?的な肩透かし感は否めず。
よく分からないまま向かったら怖いことに…という怖さ不気味さでは、「ホステル」の方が色んな面で優れてた気がしますし。
しかもなまじストーリーがわりとよくまとまってるもんだから、うっかり「意外とまともな映画」という判断すらしてしまいそうです。
「イカれた映画」なのは間違いないんですが。が!
しかし本作、ヒューマントラストシネマ渋谷は土曜ということもあってかまさかの満員!
あんたたち好きねぇw
本当に救いようがない内容なのだけど、これが許されるのが日本。
今年214本目(合計490本目/今月(2022年7月度)26本目)。
公式サイトなど「多数の国で上映禁止、修正を余儀なくされ…」をどこまで真実ととるかは微妙ですが、この描写のレベル(アダルト9割、残酷な描写1割、程度)になると、まぁある程度商用のために「脚色」はしているのだと思いますが、表現の自由が発達していない国では、この映画のレベルになるとありうるのかな…という印象です。
本当にもう見るに堪えないし(今日7/22、4Kリマスター版を見てきましたが、リマスター版のために残酷度はアップしている?)、ストーリーというストーリーは存在しても大半アダルトシーンなので(ただし、モザイク表現はないように工夫はされてます)、正直感想を書きましょうというか、書けないというか、この映画、私が見たときも「脱落者」が3~4割いたほどでしたので、やはりちょっと「きついかな」…という印象です。
一応、映倫の基準はR18ですが、日本ではG指定を含めて4指定区分しかないためこうなっているのであり、もう誤解を恐れずにいうとR30ですか?というような状況です。R18だからって18歳の子が見に行くのはちょっとこれはきついです。
で、他の方が書かれている通り、評価サイトその他でもこれは本当に「1」(に相当する評価)を「つけさせる」のを想定しているのだろうと思います。「これがセルビアの文化なんだ」といった発言など含めてです。「その意味で」このような評価サイトでは「まともな評価」がしにくい状態になり(映画作者の意図をくみ取れば、平均1.5などになっても不思議ではない)、正直、こういうサイトの想定する範疇を超えているんだろうな…という印象です。
正直なところ、かなりの部分で「見るに堪えない」部分はあります。正直、これを全部まともに見ると数日は精神に来るんじゃないか…というレベルです。
ただ、日本をはじめとする先進国、特に日本は敗戦の歴史を踏まえ、「表現・言論の自由」「営業の自由」は最大限に尊重され、それは映画にも該当します。「表現・言論の自由」は日本の憲法が要請する諸権利の中でも、もっとも上位に位置づけられるものである一方、それを奇貨として誹謗中傷・極端なわいせつ表現にあたるものは規制されるのであり、日本はその部分は比較的初期の段階で判例や常識論が定まり、今現在にいたります。
すると、「見るに堪えないとんでもない映画」ではあっても、それも含めて映倫が区分分けして、「できるだけ表現の自由を尊重して、映画として見られるものは見せるようにする」というのが今の日本の姿であり、この映画においてはその日本の今の「表現・言論の自由の発達、尊重の重要さ」が強く意識され、要請されることが「ごく当たり前」である中で、ここまで極端な映画が公開され、また視た人も(罵詈雑言にわたらない限りにおいて)評価できるし、そのような評価サイトも存在する、ということにつきます。
換言すると、「ここまで極端に異様で見るに堪えない映画が日本で公開され、何も言われずに見たい人は普通に見られるし、何も言われないし、(罵詈雑言にわたらない限り)評価するのも自由」という日本の今の憲法で見ることができるに過ぎない、という点には注意する必要はあるかな…というところです(その意味で、ごく若干、憲法的な議論もありうるのかな…というのが見方です)。
正直なところ、もうこの映画、評価不可能に近いんじゃないか…というところです。確かに描くもの全てが醜悪であり、それは公式がそう評価してほしいのだろうというところはわかるからです(だから、その意味において何ら作者の思想が感じられない「大怪獣~」などとは異なる)。
間違っても「R18のホラー映画」だから「ちょっと涼しみに行こう」かなというレベルではないし、女性の方には結構きついです(性表現の大半)。また、現在はミニシアター中心のようですが、ポテトだチキンだ食べている状況でもない、ということは強く書いておきます。実際のところ「100分近いこの映画を最後まで見るか見ないか」という作者との「根気比べ」という様相が強いです。
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(減点0.3) とはいえ、やはり「一般的なホラー映画、性描写が強い映画」というカテゴリのR18というのを覚悟してもやはりきついのは事実で、それは元映画がそうである以上仕方がないにせよ、人によっては吐いたりということも考えられるレベルで、もうちょっと公式サイトも「どの程度までグロいのか」という点は書けなかったのか…という気はします。
ただこれも含めて「表現・言論の自由」なのであり、「エログロはそう書かないとダメなんだ」というように強く持っていくと一種の検閲にあたりうる行為であり、正直これだけで1.0も2.0も引けないのは当然のことであり、「「「人を選んで」適正に見てもらう分において」配慮が足りないかな(情報発信不足)」という点にとどまります。
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