「『汚れなきスポーツマンシップ』が今、『殺意』に変わる」名探偵コナン 11人目のストライカー Kumagaiさんの映画レビュー(感想・評価)
『汚れなきスポーツマンシップ』が今、『殺意』に変わる
今作は、近年では珍しく犯人の気持ちが分かるコナン映画でした。
ただ“気持ちが理解できる”というだけで
“同情してしまう”というのとはまた異なるのですが、
「純粋にサッカーを愛する“ある人物”を襲った悲劇によって
その人物と犯人との『強い絆』が、犯人に『狂気』を芽生えさせ
また悲劇を繰り返そうとするまでの、犯人の心情描写」
が、今までのコナン映画にはない演出で、丁寧に描かれていました。
映画の内容自体は110分という時間の中で
「アクション4割、謎解き6割」という割合で非常にバランスが良かったのですが、
相変わらずコナン君はスケボーといい、
少年探偵団(灰原含む)との連係サッカープレーといい、
アクションが冴えてますねー(笑)。
あと、Jリーガーやその他のサッカー選手たちの活躍も
ふんだんに盛り込まれており
サッカー好きにも楽しめる内容でした。
【一言】遠藤選手にはセリフでも
もう少し頑張ってほしかったなー。
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