「本当の腐ったリンゴは別にいる!」裏切りのサーカス jaja100さんの映画レビュー(感想・評価)
本当の腐ったリンゴは別にいる!
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ファナティックなまでの映像美。どこを切っても素晴らしく絵になる。
そしてあまりにも豪華で渋い俳優陣。
しかし、物語は無駄に難解、時系列も複雑で、登場人物も多くストレスが溜まる。その割に犯人探しは割と単調で、これで、二度見させようってのはどうなの?そもそも、なーんで今更、冷戦時代のスパイ映画(苦笑)--などと思っていたのだけど・・・
この映画のモデルとなった、実在の大物二重スパイがいると聞き、ネットでその写真(正しくは、切手の肖像画)をみて、思わず声をあげてしまった。
「アッ!!! この男は・・・!!!」
そう、この男こそ、真の腐ったリンゴだった。
うーーーーん!!! これは分からないだろう、、、いったい何人がこのプロットを見ぬけたのかなあ?
もう少し分かりやすいヒントを映画の中で提示してくれないと・・・。これが分からないと、この映画の価値は半減しちゃうんじゃないの?
逆に、分かると俄然評価が上がる。うんうん、確かにもう一度見たいぞ。そうか、やはりコントロールの読みは間違ってなかったんだ。そういや、あのセリフもあの言動も腑に落ちる。それであのラストシーンか。
封切当初、英国人から「この映画は英国人以外には分からないのではないか」と言われていたらしいが、その意味がようやく理解できた。しかし、分からないなら分からないで、それでいい、というスタンスなんだろうか。いや~~、恐ろしい映画です(笑)
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