「おっさんばかりのスパイ作品」裏切りのサーカス クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
おっさんばかりのスパイ作品
スパイ映画と言えば、「007」とか「M:I」とかで、
最新の特撮技術でドンパチやって終了、という感じですが、
この映画は舞台が少し昔な故、武器使用は少なく、
推理モノになっている分、人物相関が重要になっていて、
それを頭に留めておくのが大変。
推理モノなのは、内部の人間の洗い出しだから当然なんだけど、
冷戦下のヨーロッパ、特に英国諜報部にとっては、
フィクションにせずとも身近な問題だったのが伝わってくる。
そういった歴史的な背景が好きな人にはお勧め。
主要人物はおっさんばっかりで、嫌いじゃないが女っ気が無い。
唯一女っ気があるシーンがそこだけ濃厚。
おっさんばっかりでおまけにホモネタもちらほらとあり、
或る意味大いなるボケな話なのかと勘ぐってしまう。
しかし、ゲイリーオールドマン、コリンファース、トムハーディー、
英国代表の色男達はその存在感は秀逸。
個人的にはティンカー役のトビージョーンズが好き。
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