「娯楽作品とは対極にあるような最低限のストーリテリング。一つ一つのセ...」裏切りのサーカス supersilentさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽作品とは対極にあるような最低限のストーリテリング。一つ一つのセ...
娯楽作品とは対極にあるような最低限のストーリテリング。一つ一つのセリフやカットすべてに意味があり、と同時にすべては抑制的で何一つ無駄がない。
また俳優の演技、衣装、小物や風景、音楽に至るすべてに品があり、その品が緊張感をさらに高めていて極上のスパイ映画となっている。
たった一つのセリフ、ほんの数秒のカットを見逃しただけでたちまち置いてけぼりを食らうほど難解な映画だが、まさにその難解さ自体に美しさがあるということを教えてくれた。
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