「サイレント映画への憧憬」アーティスト よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
サイレント映画への憧憬
サイレントからトーキーへと移り変わる時代の、落ちぶれていくスターと新進女優の邂逅。
作っている当事者たちは楽しかっただろう。ベレニス・ベジョらの時代がかった演技からもそれが伝わってくる。しかし、サイレント映画をその時代に楽しんでいた者の目にはどう映っただろうか。
画で何かを訴えかけるものが見えてこない。映画の中で製作されている、いわば劇中劇ならぬ映画中映画は面白そうだったのだが、地の部分の映画に平板な印象を受けた。
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