劇場公開日 2012年7月7日

「現実と変わらないあの世は好奇心を掻き立てられ、冒険してみたくなります。」スープ 生まれ変わりの物語 keiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0現実と変わらないあの世は好奇心を掻き立てられ、冒険してみたくなります。

2012年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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幸せ

映画館に入る時、上を見上げるとハリウッド映画の宣伝文句が印象的です。
『なぜ人類誕生の瞬間は空白のままのなか・・・』
さすがアメリカ、スケールがデカいと思いました。
私は人の誕生の瞬間すら解っていないのに人類誕生の瞬間はわかるわけないと思いました。
あの世と言えば過去の作品によくあるファンタジー作品かなと思うところがあります映画雑誌の俳優のコメント記事を読むとそんな印象をうけましたが・・・タイトルの近くに原作本があると書いてるではありませんか、しかもノンフィクションと書いてあります。本を読むと人の誕生の瞬間が証言者の口から語られています。人類誕生の神秘も魅力的ですが、人の誕生の神秘の方が身近なのでこちらの方に関心が大いにあります。
また、今回の映画は死後の世界を扱った映画です。私は以前、深夜番組で丹波哲郎の大霊界を見て大変衝撃を受けました。
現実離れした演出に怖いなと感じました。
しかしスープでは、現実と殆ど変わらない世界には恐怖を感じず、むしろあそこはどうなっているのかと好奇心をかきたてられました。
いろいろと冒険してみたいなと思いました。
映画のワンカットにおやと思わせるところがありました。
映画『神との対話』のパッケージ写真と同じだと思うところがありました。
あとダースベーダーの息遣いが聞こえるシーンにニヤリと思いました。
深刻になりがちな、あの世のシーンですが、松方弘樹さんの演技に和まされます。
松方弘樹さんが来世に行くシーンがお気に入りです。
たしかに原作通りのあの世だったと思いました。
上手くまとまっていて良い映画だと思いました。

kei